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納骨について

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有り難し有り難し 20

長い長い闘病の末、愛する夫を亡くしました。
今、病気から解放され大好きな我が家でのんびりしてくれていると思います。

生前食べることのでかなかった好物や嗜好品をお供えし、よく見ていたテレビ番組をつけてみたり、聞こえるかもと話しかけてみたり、、。
彼を思っては涙が溢れます。そばに居て欲しい、近くに感じていたいと思います。

しかし、親族より納骨を迫られ、建て前は四十九日、本音は相続のため、納骨せざるを得ない状況です。

理不尽で、何より彼の気持ちもわたしの気持ちも全く汲まれていないことが悲しくてなりません。
間も無くその日がやってきますが、辛い気持ちは増すばかりです。その日をどんな気持ちで迎えれば良いのか、その後どう思っていけばいいのか全くわかりません。

分骨は良くない気持ちがありますが、埋葬してしまうべきなのか、一緒に居たいと言う気持ちで手許供養して良いのか、正しくはどうなのか。
分骨は良いことではないのでしょうか?
一片手元に置いておいた場合、その部分のお骨がないことで、彼は困りませんか?
そして、いつかわたしが亡くなったとき、わたしと実家のお墓へ納骨してもらうことは大丈夫でしょうか?

こんな気持ちで納骨日を迎えることは、彼にも申し訳がなく、どうか良いこと・正しいこと、悪いことを教えて下さい。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

あなたを支えるお役目が済むまでは…

納骨のタイミングは、よくある問い合わせのひとつです。

宗派やお手次の方針によっては決まりがあるのかもしれませんが、
私の場合は、とくに自坊の御門徒に期日は指導しません。

基本的に、すでに亡くなってしまった者への<未練を断ち切る>という意味では、できるだけ早いほうが良いのかもしれません。

御仏前で、どれだけ手を合わせてもお経を読んでも、決して生き返ったりはしない。お水やご飯を供えたって、元気だったあの頃のように「おいしい、おいしい」と言って食べてくれるわけでもない。ご遺骨を肌身離さず持ち歩いたとしても、手で直に触れたとしても、そこにはもう旦那様の体温はありません。考えてみれば、じつに虚しいものです。

でも、
あなたは今、愛する旦那様のご遺骨がそばにあるから頑張れるんでしょう?
旦那様のいないこれらかの生活は、寂しくて、悲しくて、たまらなく不安なんでしょう?

じゃあ、親族に内緒で分骨してでも、どうかあなたの手元に置いておいてください。

「ありがとう、もうあなたの遺骨が手元になくても私はがんばれます。」
1年後?
10年後?
30年後?
いつかそんな日が来た時、あらためて土に還して差し上げることを考えてはいかがでしょうか?

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納骨の時期はそれぞれですよ

 御質問頂き有難うございます。納骨の時期は本当に取り決めはございませんが、一応満中陰(四十九日)で納骨されますが、私の教団である浄土真宗は納骨堂やお墓がございましたら、納骨されます。門徒さまには、納骨の時期は言わないですが、納骨されたら命日にお参りされることが大切だと思います。亡くなられた方に対しての供養よりも生きている私たちの為にお参りが大切だという事が大切ですよ。分骨等よりもお墓や納骨堂に納骨されて、御仏壇やお寺に御縁を結ばさせて頂く事が大切ですよ。       合掌     

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おきもち

山寺の住職です。他の仕事と兼務してます。
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「納骨」問答一覧

祖母を火葬しました

先日、祖母が亡くなりました。 火葬場で働く私は、自ら希望して祖母を火葬し、きれいなお骨となって収めることができました。 孫である私に火葬されることについて、親戚や知り合いからは「とても良いことだね、ばあちゃんも喜んでいるよ」、「そこまでしなくても」等、様々な意見がありましたが、お坊さんは身内が身内に火葬されることについて、どうお考えになるかお伺いしたく思います。 祖母については、私が生まれた時からずっと一緒に、一つ屋根の下で暮らしていました。いつも優しく元気で、自分より他人を優先する祖母でした。怒られたことは1度もありません。亡くなる数か月前から入院をしており、私がお見舞いに行った1週間後に亡くなりました。 大変お世話になった祖母を自ら火葬したことについて、後悔はしていませんが、ふとした時に「ばあちゃんは孫に火葬されてどう思ったかな」と考えることがあります。理由は、祖母は認知症が進んでいたこともあり、火葬場で働いていることを私が伝えていなかったからです。認知症は進んでいても、話の受け答えは問題ない時期もありましたので、火葬場で働いていることについて、祖母はどう思ったのか聞いておけばよかったと、今になって少し気になっています。 お手数をおかけしますが、ご回答をいただけると幸いです。

有り難し有り難し 7
回答数回答 1

父の納骨について

昨年、父が80歳で他界しました。 残された母の住む実家から、車で2時間半のところに父の故郷があります。父は長男で2人の姉も嫁いでおり、田舎の家は人手に渡り親族は住んでいません。その田舎に先祖代々のお墓があります。すぐ近くの小さな墓地で町内の方が管理されているようです。 すでに遠方に嫁いでいる私の負担を考えてか、父は生前田舎の墓じまいを考えていましたが、自分のお墓はどうするのか決めかねていたようで、本人の意思は聞けないままでした。結局、母の意向で母方の親族が供養されている都心の大きなお寺の納骨堂へ納骨しました。 月命日に母とそのお寺にお参りに行っていますが、今になって田舎のお墓にも分骨してあげればよかったと後悔しています。物忘れが激しくなり急に頼りなくなってしまった母も、「前にも言ったと思うけど…」と定期的に父のお墓のことで後悔を口にします。 今、私の家には手元供養にと片手の掌に乗るほどの小さな骨壺の中に少しだけ父の遺骨があります。その遺骨を父の田舎のお墓に納めて、墓石に名前を彫ることができないかと今頃になって真剣に悩むようになりました。すでに納骨堂へ納めていること、お骨が少量であることから、納骨式は行わずに石材店に依頼して納骨と彫刻だけお願いできればと考えています。その地域の石材店に電話で問い合わせたところ、最近はお寺さんにお経をお願いしない方もいますよとのことでした。 そのお墓は近くに住む父のいとこが墓守りをして下さっており、私達も毎年お盆にはお参りしています。 自己満足のための非常識な行為にも思えますし、親戚に相談したらどう思われるだろうか…と考える一方で、ほんの少しのお骨でも祖父母の元に帰してあげたら、父も祖父母も喜んでくれるのではないか、と勝手な想像をしてしまいます。 もう納骨を済ませたのだから、このような行為は控えるべきでしょうか? 長々と申し訳ありません。よろしくお願いします。

有り難し有り難し 10
回答数回答 2

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ