娘です。内縁の妻へ分骨すべきでしょうか。
私が10歳の頃、両親は離婚し母と暮らしました。父とは25歳と27歳の時に再会し、その後は比較的頻繁に連絡を取っていました。先日、父が弟の誕生日に亡くなりました。車道の中央線に座ったまま眠り、通りかかった車がわざと轢いたのです。内縁の妻の話によると、これまでも似たような行動を繰り返し死にたがっていたとのことです。殺人とも自死とも言えます。
弟は1歳の頃に父の誕生日に母の不注意により車に轢かれて亡くなり、父の父も自ら道路で寝て轢かれて亡くなりました。また父の祖父は入水自殺をしています。弟が父に命を授け、また迎えに来たのだと思うことにしました。事故現場は内縁の妻の家の前で、その直前に彼女は父と喧嘩して家を出ており直接見ていません。
連絡をうけ、遠方でしたため翌日父のご遺体を確認し、苦悶の表情を見ました。内縁の妻を責めるような顔つきでした。彼女は涙を見せつつも、父からのDVについて話しており単純な悲しみではない様子でした。ここにご遺体を置いておいて欲しくないという雰囲気を察したため、私が引き取ることにしました。
父は酒乱で激しいDVを繰り返していて、彼女もその対象となっていました。亡くなる10日前には夫婦喧嘩の末、彼女の家族のために建てた家の離れ(最近は父が彼女と住んでいた)を放火し全焼させています。
父の父も、父の弟も、父の弟の息子もDVです。(私の友人の恋人で殴られるのを見ました)
他の方はなぜ殴ってまでもその女性と付き合いたいのかわからないというような方だと形容されていました。1年のうち3ヶ月も家にいなかったそうです。
私の母も悪妻であり、貧しい生い立ちだった父は助けたくなるような生い立ちの人間が好きでしたが、最後は互いに利用し合うような関係でした。
父の亡くなった状況から、喧嘩後の当てつけのような意図もあったのではと推測しています。彼女から火葬後に遺骨を分けてほしいと連絡がありましたが、分骨するべきか迷っています。弟のお墓、手元供養と2つに分ける事は決めております。母との生活を思い返すと、彼女にとって遺骨が憎しみや恐怖を呼び起こすのではと考えています。先日の様子ですと大切にしてくれるかも不安です。一方で、男女関係は当事者にしかわからず、私が意見を押し通すべきではない気もします。どうするべきか結論が出せません。
故人の生前の希望は「海にでも捨ててくれ」でした。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
ご自身が納得できるように
小石 様 相談ありがとうございます。
内容から察して、内縁の方への分骨も致し方ないように思います。
その方が、後々文句を言われなくて済むように思いますが如何でしょうか。
とはいえ、あなたが迷っているということは、
お父様が亡くなったことの思いが、
何となく落ち着かない、何となく腑に落ちない
何となく割り切れない、そんな感じではないでしょうか?
もしそうなら、一人で悩まずに、気持ちを聴いてもらうなどして、
心の整理をしてから、分骨を判断しても遅くはないと思います。
お父様への思いのひとつの区切りとして
セラピストなり僧侶なりを頼って
ご自身の方向性を確認して
ご自身が納得できる、納骨と供養をしてください。
あなた自身が納得できるのが一番です。
お父様の「海にでも捨ててくれ」は気にしなくていいと思います。
参考にしてください。
一礼
追伸:お礼メッセージありがとうございました。
そうですか、お父様は海外でしたか。複雑な事情が絡んでいますし、手続きも大変そうですね。遺骨の一部(少量)を粉骨にして、海外におくることも可能でしょう。また小石様がどのような供養ご希望されるのかわかりませんが、先に述べましたように、ご納得いきますようにご供養なさいませ。
決してあなたはわがままではなく、お父様の為になさっていることだと思います。哀しみもあるでしょうし、寂しさもあるかもしれまん。自分の気持ちを大事にしながら、ご供養なさいませ。解らないことがあればどうぞ引き続きご相談ください。再礼
小さなかけらの分骨でも良い
分骨と言っても、小さな欠片をあげるだけでも良いと思います。
遺骨と言っても髪の毛や爪と同じただの物質です。
小さなかけらなら、内縁の妻が要らなくなったらゴミ箱に捨てれば良いのです。
ただし、お釈迦様の説明によると、仏様等の聖者や偉大な王様の遺骨については塔に納め、人々がその塔を拝むならば、拝んだ人々の心が清らかになるそうです。
これは、遺骨や塔(日本の場合は墓石や卒塔婆や位牌)を拝むときに、葬られた偉大な人の素晴らしい人徳を思い出して、それを見習う気持ちになることで、拝む私達の心が清らかになるのではないでしょうか。
そして、日本仏教では、どんな悪人でも来世以降に仏様(悟って煩悩が無くなった聖者)に成れる(いわゆる成仏)と信仰しますので、生前の素行が悪かったお父様もいずれ成仏できると思って、その遺骨を拝むことにも意義はあります。
また、日本の古来の神道的な感覚では、死者は恐ろしいもの(祟ったり、荒ぶる神になる可能性がある)という感覚もありますから、故人が敵や反逆者やA級戦犯であっても、いや、そのような怖くて強い死者だからこそ、鎮魂の思いで拝む人もいるかもしれません。
ですから、夫婦仲が悪かったからこそ「恨まないで、迷わず成仏してください」と供養するという考え方もあるかもしれません。
いずれにせよ、遺骨自体はただの物質であり執着すべきではないので、あまり気にしないで分骨してあげても良いと思います。
質問者からのお礼
ありがとうございます。
父は海外に移住しており(キリスト圏)、内縁の妻は現地の方です。
どのような人もそうだと思いますが、父は良い状態の時はとても良い人でした。現地で結婚式の仲人をした回数は1000回をこえており、地域の日本由来の構造物なども依頼を受け無料で作成しておりました。立派なものでした。現地のテレビにも写っていたようです。
その国を愛しながらも、私と電話で話す時にはいつも現地人を嫌っていて、その対象の中に彼女も入っていました。彼女もお金を目的としていたでしょうし、父も彼女がいなければ外国人のため土地の取得や銀行口座の開設ができず、互いに利用し合っていたと感じています。何度日本へ帰国してほしいと頼んでも「自分は罰を受けるためにこの国にきた、ここで死ぬ」と言って聞いてくれませんでした。殺されたらどうするの、と聞くと「その現地人が捕まる事になるから仕返しになる」と言っていました。
父は座る場所も選んでいて、防犯カメラに映るように計算していたようです。結果的に父の思惑通りになりました。
今回空輸にてご遺体を受け取ることになるのですが、父が愛しながらも憎んでいた国へ再び送る事を含めてすっきりしない気持ちです。
全て私のわがままでありますが…。
ありがとうございます。
父は海外に移住しており(キリスト圏)、内縁の妻は現地の方です。
どのような人もそうだと思いますが、父は良い状態の時はとても良い人でした。現地で結婚式の仲人をした回数は1000回をこえており、地域の日本由来の構造物なども依頼を受け無料で作成しておりました。立派なものでした。現地のテレビにも写っていたようです。
その国を愛しながらも、私と電話で話す時にはいつも現地人を嫌っていて、その対象の中に彼女も入っていました。彼女もお金を目的としていたでしょうし、父も彼女がいなければ外国人のため土地の取得や銀行口座の開設ができず、互いに利用し合っていたと感じています。何度日本へ帰国してほしいと頼んでも「自分は罰を受けるためにこの国にきた、ここで死ぬ」と言って聞いてくれませんでした。殺されたらどうするの、と聞くと「その現地人が捕まる事になるから仕返しになる」と言っていました。
数年前に、父と親しかった現地に住む日本人の方(日本でお会いしたことがある)が失踪してから孤独感からかより現地人への憎しみが深まっていったような気がします。
父は座る場所も選んでいて、防犯カメラに映るように計算していたようです。結果的に父の思惑通りになりました。
今回空輸にてご遺体を受け取ることになるのですが、父が愛しながらも憎んでいた国へ再び送る事を含めてすっきりしない気持ちです。
実母は父の名前を聞くだけで具合が悪くなると言っていたので話せません。
全て私のわがままでありますが…。