勉強からの現実逃避、ネット依存、無気力
初めまして。こんばんは。
私は高校三年生の受験生なのですが、タイトルの三つの理由で勉強が手につきません。受験前なので、このままではいけないと思い、相談します。
勉強からの逃げ癖がついたのは中学三年生の頃です。第一志望に受かる可能性が低くて、つらくて、親の眼を盗んでさぼるようになりました。そんな毎日だったのに、第一志望の高校に合格したためあまり反省はできませんでした。また、入学してからは、授業についていけないのと、厳しい部活の日々によって、勉強からかなり遠ざかってしまいました。いまは受験前なのに、勉強する振りにいそしむ日々です。
信頼できる友人に相談して手助けしてもらった事もありましたが、挫折しました。親には、ずっと勉強していると嘘をついていたので、こわくて話せません。
将来の夢や大学でしたいことは明確にあるのですが、どうしても勉強から逃げてしまいます。
三つの事について詳しく説明すると、
現実逃避:締め切り間近など、余裕がなくなると、逃げてしまうのはもちろん、余裕があるときも、まだ大丈夫、今やらなくていいだろうと、後回しにしてしまいます。時々勉強するときも、現実を見るのが怖いから、とりあえずの、現実逃避的な勉強になってしまいます。またできもしない事、たとえば睡眠時間をなくすとかほかの人の十倍勉強するとか、をできると思い込んでしまったりします。
ネット依存:私はSNSやネトゲではなく、ウェブ小説、漫画、ネットサーフィンに依存しています。一番ひどいときは、見てないとイライラするくらいだったのですが、今はふとしたときに我慢できずに見てしまうくらいです。小説は一回のめり込むと読破まで数時間費やしてやめられなくなってしまいます。
無気力:外面がいい分、気の抜けている休日に多いのですが、なにも、特に勉強はやりたくなくなってしまいます。お風呂にも入らず、ごはんは凍ったままの冷食や生米ですませてしまいます。なかなか抜け出せません。
高校一年生から三年間、何度もこんな自分をかえたいと挑戦してしまいましたがうまくいきません。一日有意義に過ごせても、そのぶんその後の五日間を無駄にしてしまいます。無気力がひどすぎて自殺を考えた事もありました。
今の目標は第一志望に受からなくていいから、毎日まじめに勉強する事です。助けてください。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
せめてネットを縁として
こんにちは。同じ十代の子どもを持つ親として、何か言ってあげられないかと思います。
それは、「手帳の活用」です。最近はビジネス手帳ではなく、学生用のものが幾つかあります。何れも、セルフで時間の管理ができるようになるためのものです。勉強でノートに書く振りして、まずは手帳を埋めてみるのは如何ですか。
坊さんとしては、「暫し自然に学びなされ」という意味で、断食を勧めます。…もちろん、デジタルの断食ですよ。繋がり系でなければ友達に宣言する必要はなし。一泊二日のデジタルデトックスツアーです。ポイントは、目に入らない所にしまうこと。デジタルの替わりに実際の本とかは読み放題にすること。そして、あなたの身体をいたわること。目の周りのマッサージとか、手のひらを揉むとか、ふくらはぎを叩くとか、とにかく自分の体に手で触れる。足の指を引っ張る。あなたの生活を支えてくれている身体に感謝する。やってみると「なくても大丈夫じゃん」になるか「お医者さんに行くべきだな」が分かると思います。そして、やってみたら「やりました!」と、ここhasunohaに報告するといい。できても、できなくてもです。「出来なかった時、できなかった人」を、坊さんがどう扱ってくれるのか、体験してみてください。怖くないです、多分。
健康的な生活をしましょう
あなたはなぜ勉強しなければいけないと思っているのでしょう。やれと言われるからでしょうか、何かに興味を持っていて、学びたいと思っているのでしょうか。私も勉強は好きな方ではなかったですが、大人になって自分の時間が無くなってくると不思議と「学びたい」と思えるようになってきました。昔は嫌々やっていました。しかし、全て自分のためであることは分かっていたので、誰かの目をごまかそうなんてことは思っていませんでした。ただやるしかないのでしょう。
しかし、今は勉強よりも大切なことがあるとも思います。
あなたは生活の乱れから、健康的でなくなっているように感じます。「こうしなければならない」という自分を苦しめる思考から、体調まで崩されているのではないでしょうか。いったん、「ねばならない」という思考は置いておいて、無駄なものをテレビやパソコン、音楽など刺激の少ない環境に身を置いて、五感を頼りに生活してみたらどうでしょうか。目の働き、耳の働き、鼻の働き、舌の働き、体の働きのみを意識し、考えや思いはそっとしておきましょう。
大切なものが見えてくるかもしれません。また、体の不調から来る倦怠感かもしれませんから、病院に行くこともけんとうされてみてください。
受験へのしっかりとした意志を持つことから。
人間はもろい存在です。自分で自分を律しようとしなければ、どんどん楽な方へと流れてしまう存在だと思います。そのような存在である私たちの中において、受験勉強に身が入る人と受験勉強に身が入らない人がいます。どうしてでしょうか。
勉強の目的は様々ですが、受験勉強に限って言えば、まず、「第一志望に受からなくていいから」という姿勢は良くありません。受験は行きたい学校に合格するための勉強です。「どこでもいいから、行けるところに」という姿勢では、勉強に身が入らないのは当然です。
自分が将来なりたい仕事、あるいは勉強したい分野は何でしょうか。そして第一に行きたい学校はどこですか。それらを徹底的に調べることが必要です。
人のやる気スイッチの場所、そしてそのスイッチがオンになる瞬間も、人それぞれです。でも、それを見つけ、それをオンにするのは、特別な修行などは必要とはしません。ただ、“Where there's a will, there's a way.”(意志あるところに道は開ける)です。
仏教においても、菩提心(「悟りと衆生救済」を強く願う心)が無いところに、悟りへの道は開かれません。
以上が私からの回答です。ぽむこさんの悩みへのお役に少しでも立てれば幸いです。
質問者からのお礼
みなさんから真摯なアドバイスを頂いたことで、勉強に対する苦しみがすっとなくなりました。ここしばらくは辛い日々だったので、本当に救われました。ありがとうございます。
まだ、1日ですがインターネットから離れることはうまくいっています。多分これから挫折するでしょうが、そのときはみなさんからのアドバイスを読み返してもう一度挑戦したいと思います。
hasunohaに相談してよかったです。ありがとうございます。