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祖母の事…

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93歳になる祖母の事です。

先月夫に転勤辞令が出まして、地方に転勤になりました。
短い期間での引越準備期間と急な朝晩の冷え込みで、私や子供達が体調崩し風邪をひきました…
それに加え次に住む社宅がオンボロ長屋(築50年以上)で、換気扇が壊れてたり、風呂場や日当たり悪い部屋はカビだらけ…さすがに小さい子もいるので、ある程度手直しか、別な家にしてもらいたく、夫と話し合い、引越ししてもすぐにはついて行かず、単身赴任にして、1ヶ月くらい私と子供達は実家に帰る事にしました。
夫は前住んでる人もいたし、会社の立場もあるからよっぽどの理由がない限り社宅出たいとは言えないし、不都合があるかどうか一度住むべきだ。という意見でした…
体調悪いのもありましたが、一番はその社宅に住むのが本当に嫌だったと思います…毎日泣きながら荷造りしてました。

実家には父、母、祖母がいます。
父、母は仕事をしており日中いません。祖母は93歳にしてはボケもなく、一通り身の回りの事もでき年齢に比べれば元気な方で、日中もほぼ1人で家にいます。
私が子供を連れて帰ると、出来る範囲でひ孫達とも遊んでくれます。
ただ、今回私達が風邪をひいていたせいだと思います。祖母に風邪がうつってしまいました。数日は家で寝込んでいたんですが、咳が止まらず、どんどん弱々しくなっていき、もともと心臓が弱かったらしく、負担が大きくなり過ぎて、初めて入院することになりました。

私の不注意と我が儘で大好きな祖母が大変な事になり、本当に罪悪感と申し訳なさでいっぱいです。
過ぎた事を悔やんでもどうしようもないので、今は入院中なのだから、今私に出来る事するべきだ。とも思うんですが、もし祖母の身に何かあれば私のせいだとずっと思ってしまってます。そんな精神状態なので子供達にも些細な事でキツく当たってしまいます。余裕がありません。
子供達のせいじゃないのに、申し訳ないです。

こんな自分をどう気持ちを切替ていけば良いのでしょうか?


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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

償い方

ご祖母様の体調、気がかりですね。
まずは、ご祖母様の回復をお祈り申し上げます。

急な転勤だったとのことですが、、、
住む環境が、突然変わるだけでも大変な問題です。
さらにご主人の仕事とは言え、条件の悪い住まいに移らなければならないとなると、かなりのストレスがかかります。
それでは体調を崩されても、仕方ありません。

この度、一旦ご実家に移られたとの事ですが、今の状況を考えれば、当然の成り行きでしょう。
その結果、ご祖母様に風邪をうつされた可能性があるとの事ですが・・・
もしそれが事実であったとしても、あなたには何の責任もありません。

普段なら気を配れたことでも、引っ越しのストレスなどで、余裕がなかったのです。
様々な要因が重なったのですから、致し方ありません。

ANさまがお考えの通り、過ぎたことを悔やんでもどうにもなりません。
あなたが今できる事は、何なのでしょうか?

ご祖母様に責任を感じて、なんとか償いたいと強く思われてますね。
そう考えられるならば、一人で悩まれたり、お子様たちにぶつけられたりせず、何が償いなのかを考えて下さい。

ご祖母様は、残念ながら体調を崩されております。
ならば、あなたたちは、ご祖母様の分まで健康でいることが、償いになるのではないかと私は思うのです。

ご祖母様も、できれば体調を回復し、健康を手にしたいでしょう。
その健康な体を持つANさまが、ご祖母様の分まで、しっかりと健康を維持することで、償いは果たせるのではないでしょうか。

これからのANさまは、引っ越しやご祖母様のことなど、問題が山積みです。
ここでどれだけ踏ん張れるかが、あなたの課題ではないでしょうか。
少なくとも私はそう思います。

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時宗の寺院で住職をしています。 今の時代、お寺の在り方とは、僧侶とはいっ...
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 人は生きていくに当たり、思い通りにならない事にぶつかります。
 自分自身が、西暦何年にどのような家庭に生まれどんな顔でどんな体格で生まれてくるかは自分の思い通りにならない。また我が子がどのタイミングでどんな顔で生まれてくるかまた生まれてこないのかも自分の思い通りにならない。病気も老いもそして死も。時や場所・どんな病気になるか、どのように死ぬのかを指定することはできません。またこの生・老・病・死は必ず誰の所にもやってきます。

 お祖母さまの病気、心配ですね。でも、あなたのお子様がそこに住むことになっていなかったとしても、いつかは病気になるでしょう。ですからそれにあなたが責任を感じる必要はないですよ。

 ご質問は一連で起こった問題ですが、いくつかに分けることができると思います。①転勤先のお家がボロく住みたくない。②自分とお子様はどこに住むのが良いのか。③お祖母さまが病気になってしまった。
 まあこうやって書くとやっぱり重なり合う部分もありますが、これらの問題を、ひとつひとつ分解し、具体的な答えを出していくしかないと思います。

 ちなみに私と私の家族もかなりボロい所に住んでいます(事情があり借家住まいなのです)。描写が我が家とそっくりです(笑)。最初からボロいので多少汚れても気にならず、子供達はのびのび過ごしています。まあ私のウチの話なのであまり参考にならないかもしれませんが。

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おきもち

・曹洞宗/静岡県/50代 平成27年鳳林寺住職。平成28年hasunoh...
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そうなるべき「因縁」だったのです・・・。

お祖母さん思いのあなたの優しさが伝わってきます。決してあなたのせいではありません。人は病気になる時は、どんなに注意していても病気になります。お釈迦様が❝病苦(病気になりたくはないけれども、そうなる因縁があれば病気になるという苦)❞は誰にでもある・・・そうおっしゃっています。
また、これが原因で最悪、お亡くなりになる事も考えられます(縁起でもないと怒らないで下さい)。その時も、そういう時期が来ていたのです(お年もお年ですから・・・)。❝死苦❞も自分ではどうすることもできません。昔の人は「人間病気では死なん。寿命で死ぬんや」と言ってました。中々味わいのある鋭い言い方です。
とにかく、今は一日でも早く回復するよう祈って下さい。小生もお祈りいたします。
それよりも〈一番はその社宅に住むのが本当に嫌だった〉という方が心配です。結果的にそれが理由でご主人は「単身赴任」されているのですから・・・。小生はご主人の〈前住んでる人もいたし、会社の立場もあるからよっぽどの理由がない限り社宅出たいとは言えないし、不都合があるかどうか一度住むべきだ〉という意見に賛同します。確かに古くて、修理が必要なのは大変ですが、❝住めば都❞という言い方もあります。あなたやお子さんが「家で待ってくれている」という安心感はお仕事をする上で、何よりも「励み」になります。
「私が明るい住みやすい家に改装する」というくらいの意気込みで、ご主人を支えてあげて下さい。大変でしょうがキットご夫婦仲も良くなり、後々「あの時は大変だったけど楽しかったね」という笑い話になります。確かに世の中には、色々な理由で「単身赴任」を余儀なくされる人が沢山います。しかし、やっぱり「家族で支え合い、助け合う」のが一番「仕合わせ」だと思います。
お祖母さんもあなたや曽孫が「しあわせ」になってくれるのを一番望んでおられると思います。合掌

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おきもち

質問者からのお礼

遅くなりましたが、
貴重なご意見 ありがとうございました。
祖母は今月凄い回復力で無事退院しました。
リハビリも頑張り以前とほぼ変わらない生活を送ってます。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ