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将来のこと、自分の終わりのこと

回答数回答 2
有り難し有り難し 18

こちらのサイトは以前より拝見しておりました。
自殺の是非、死後どうなるかなどの質問も拝見致しました。

その上で、同じような質問をしてしまうことをお許しください。

私は同性愛者の男性です。

将来結婚することも子供を作ることもないと思います。

また、仕事が続かずお金に困ってばかりでした。ついには家族にも迷惑をかけてしまいました。

どんなに頑張っても、勝手に頑張りすぎて、それで勝手に追い込まれて、勝手に辞める。
私はそんな社会人生活を送ってまいりました。

いま、両親のもと衣食住は保証していただいたうえ、社会復帰にむけて役所等のお力も頂きながら生活しています。

しかしながら、全てのことにはお金が必要です。
私は無収入かつ無貯金の状態にあり、僅かな金額さえ払うことはできません。

そのうえ、各福祉サービスを受けるにはお金がかかります。
周りは皆、両親に出してもらうよう言いますが、私にその金を出すほどの価値があるとは思えません。
両親はどのように思っているのか、言葉の裏まで計り知れませんが、全く仕事をせず毎月お金ばかりせびるのはいいことではないと思います。

今はほとんど現金を使うことはありませんが、携帯電話料金や通院費は最低でも毎月かかってしまいます。

そのことで、勝手にイライラしたり酷く落ち込んだりと最近は心も休まりません。

また、ストレス解消のはけ口なのか自己否定の思考を緩めるためなのかわかりませんが性的逸脱行動が激しく、知らない方とお会いするのも疲れるのに、その行動をまた自身で静止できず疲れ果てています。

私は、将来は1人でしょうから、ほかの家族に迷惑がかからないよう施設に入れるだけのお金を残して置きたいと思います。
ですが、今のままでは仕事を続けお金を貯めておくことも出来ないと自信も全く出ません。そもそも自分にそんなことが出来ると信じることもできません。

現代の生活にて最低限必要な自分自身のお金を稼ぎ出す力もないなら
そしてそのことに怯え続けながら生活するなら
周りにまた迷惑をかけるくらいなら
ふしだらな性生活を送り続けるくらいなら

遅かれ早かれくる自分の死を
自分の手で早めに決めた方が良いのではないかと思います。

支離滅裂な文章で大変申し訳ありません。なにか、お言葉を頂戴できれば幸いに存じます。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

多様性が認められる社会になりつつあります

 拝読しました。さぞ、つらいこととお察し申し上げます。
 日本ではまだ性の多様性が受け入れられる状況にはありませんが、少しずつ状況は変わってきています。伊賀市は「アライ」をすすめています。「アライ」とは、同盟や支援を意味する英語allyが語源で、LGBTに代表される性的マイノリティを理解し支援するという考え方やその考えを持つ人のことです。
http://www.city.iga.lg.jp/0000000914.html
 担当者から聞いた話では、性的少数者(LGBT)はなんと20人に1人。決して少数ではありません。
 貴方が本来持っている「らしさ」を保ったまま生きていくことをお勧めします。きっと共感し、理解する人があらわれてくるのではないでしょうか。
 人は顔も性格も身長もみな違います。明治生まれの詩人、金子みすゞさんの「私と小鳥と鈴と」をご紹介します。
 私が両手をひろげても、
 お空はちっとも飛べないが、
 飛べる小鳥は私のように、
 地面(じべた)を速く走れない。

 私が体をゆすっても、
 きれいな音はでないけど、
 あの鳴る鈴は私のように、
 たくさんな唄は知らないよ。

 鈴と、小鳥と、それから私、
 みんなちがって、みんないい。

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有り難し
おきもち

35年ほど地域福祉の仕事をとおして様々な相談に応じてきました。浄土宗教師以...
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LGBTの皆さまの駆け込み寺となるお寺の建立

まさゆき様

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

実際に、まだまだ社会的には、LGBTの皆さまにおかれましての心のケアもできるところがあまり無いのが現状であるのかもしれませんが、このhasunohaにも参加されておられますLGBT当事者でもあられる柴谷宗叔様が、LGBTの皆さまの駆け込み寺となるお寺を建立なさられる準備を進められています。

<性同一性障害の僧>多様な性の「終活」相談 駆け込み寺に
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171028-00000032-mai-soci

当事者の悩み苦しみの思いの真なるところは、やはり、当事者でしか分かり得ないところもあると、実は拙生も思うことがございます。

実際に悩み苦しんでみなければ、やはり真に相手に寄り添うこともできないことがある、と・・時に無力さを感じます。

記事のお寺の建立は来年になるかとは存じますが、建立後に、是非、訪れられて頂けましたらとも存じます。

川口英俊 合掌

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有り難し
おきもち

Eishun Kawaguchi
最新の仏教論考はこちらでご覧頂くことができますが、公開、非公開は随時に判断...
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