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自分だって、と思ってしまう

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有り難し有り難し 11

いつもお世話になっております。
心が苦しくなるときは自分宛にご回答いただいたお言葉や、他の方へのご回答を読み返して心を落ち着かせています。

今回は、過去に上司からうけた扱いについてです。
以前の職場では、契約を切られないようにと必死で仕事をし職場の方に嫌われないようにしていました。
そんな中、ある上司から好意を抱かれたのですがお互い既婚だったため気持ちには答えられないとお伝えました。
しかしその上司は、他の男性社員と話していると私に男性社員の悪口を吹き込んできたり、私を男好きだと罵ったり、しまいには無視、仕事を外すなど行動がエスカレートしていきました。
また、ある上司からも周りから言われ好意を抱かれていることは知っていたのですが、その方も既婚な上、噂好きで評判が悪いことを知っていたので深く関わらないようにしていました。が、退職することが決まっていた私に、社内不倫をしてると噂になっているとわざわざ教えてきました。
上記の2名に共通することは過去不倫経験者で家族や会社に知れ渡っているということです。(本人からききました)

私自身も愚かにも不倫をし、現在後悔の念に苛まれています。これから罪を償っていくことが家族の幸せにつながると信じ、負の感情が押し寄せても自業自得なのだからと表向きは明るく振る舞うよう心がけております。
しかし、私の家族や不倫相手の家族に責められるならわかるが、同じことをしていたあなた達には言われたくなかったと怒りの感情が出てくることがあります。

好意を持たれたのは、契約を切られまいと誰にでもいい顔をしていたせいだと後悔しています。

この2人の上司以外にも会社では、真相はどうであれ様々な男女の噂を耳にすることがありました。
このような考え方ではダメだとわかっていても「他にも不倫や浮気をしてる人はいたのに、なぜ私だけが責められなくてはいけなかったのか。私は罪悪感や後悔に苛まれているのに、過去の不倫を反省せず今でも普通に生活しているであろう上司2人が許せない。」と思ってしまいます。

このようなことを考える私もまだまだ反省が足りないのかもしれません。だから何度もお坊さまに答えを求めてしまうのでしょう。
どうか愚かな私にガツンとお叱りのお言葉をいただけたらと思います。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

男社会においては女性は狡猾な男より上手に立ち回るべきです

まず、男という生物は理性や道徳心より下半身♂でものを考えている人間が8割、9割だと思っておくことです。世の不倫の発端は大体男性から仕掛けてくるものが多いはずでしょう。ご経験上、どうでしたでしょうか?反省なんかする訳がありません。過去の不倫に重ねてあなたにまで好意をもって、自分に気持ちを振り向けないとブーたれて仕事まで与えないというガキんちょぶり。「そういうもん」なのです。あなたが高い理想をその男性たちに持っているだけです。距離を持つよりほかにありません。悪魔は自分の姿を清らかに見せるのです。
「毒牙にかかる」前に、詐欺師に対しては詐欺師の一枚上手をいかないとカモられますようにもっと賢くなることです。
職場の上司が上司という立場を利用して、 女性を意のままにしようとすることはどこの業界でも表沙汰にならないだけであッちこッちの世界で蔓延しています。ハリウッドで声をあげた女性たちのように社内においても女性たちでタッグを組んででも女性たちが弱みに付け込まれないように徒党を組んでバリアを張ることです。一人じゃ弱いからです。
男社会においては男に都合のいいルールしかありません。
男というものがそういう生き物だ方です。
可能であれば、さっさとその上司の上司に伝えることです。
どっちも不倫なのですから、会社にとっては同罪。だから今後さらに魔道を歩むようなことにならないようにするためにも、公平にさばける人から今後を無くしてもらうことです。
そのスケベ上司が上司の立場を利用してあなたにハラスメントをし続けてきたら、上司に対して上の上司に報告すると伝えること。
あなたの「強さ」を見せる、持つことで公平に扱ってもらうようにすることです。
不倫に関してはあなたの言う通りで自分問題は自分の問題。
周りがとやかくいうことではありません。
あなたが反省すべきを反省するのみです。
今回の問題は複数の問題が入り交ざっていますが、根本は全部「私が問題にしている今の一念」だと知ることです。
一つ一つを取り上げて、悪く塗りたくっているのです。
その題材を一つ一つ見てみますと、上司の問題に関してはスキを与えないこと、職場でその上司がらみではない他の輝かしい成績をつくること。
むしろ、その上司と縁が切れることの方がお互いにメリットがあるはずです。向こうもそういうつもりで仕事を外したりしているのかもしれません。

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有り難し
おきもち

お悩み相談08020659278
今月の法話 文殊の剣 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞(本文より) 「大丈夫、慧の剣を取る。」 大いなる菩薩や老師は智慧の剣を取って、人の迷いの見解を断ち切り真実の姿をみせてくださいます。 智慧の剣とは人間の自我、我見の無いこころからなる、無垢で清らかなる「事実の様子」「本来の様相」を見極める力ともいえましょう。 それこそが智慧の剣なのです。 文殊とは自己を鎮め得た者の姿。 人間の内なる思慮分別の猛獣を修め得て、その上に鎮座する姿。 事実を事実のとおりに見るということは、余分なものがないということです。 そこに現れる余分な見解というものを断ち切った姿。 そもそも、もともと一切の事象、事実というものには余分なものはありません。 とは言えども、それでも人は人の習癖・習慣的に物事に思いをつけたす。 いまや「写真で一言」という要らぬ添え物をするバラエティ文化もあるぐらいですから、ものを本当にそのままに受け取るということをしない。 文殊様の持つ剣、智慧の剣というものは、そういう人間の考えを断ち切る働きを象徴したものです。 その文殊の剣とはなにか? お見せしましょう。 いま、そこで、みているもの、きこえていること。 たとえ文字文言を観るにしても、そのものとして映し出されているという姿がありましょう。 文字として見えているだけで意味を持たせてもいない、読み取ってもいないままの、ただの文字の羅列のような景色としてみている時には、文字であっても意味が生じません。 本当にみるということはそこに安住しています。他方に向かわない。蛇足ごとが起こらない。 見届けるという言葉の方が適しているかもしれませんね。 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞それはものの方を見るというよりはそれを見ている己を見つめる姿ともいえましょう。 そういうご自身のハタラキ・功徳に気づく眼を持つことです。 あなたの手にはすでに文殊の剣がありますよ。用いることがないのはもったいないことですね。

質問者からのお礼

丹下様
ご回答いただきありがとうございます。
仰る通りで上司2人、元不倫相手から積極的に話しかけてきて、それに私が100%で対応していました。旦那以外男友達が少なく、異性との接し方が不慣れだったためか上手くあしらうことができなかったのがいけなかったと思います。
上司の上司に相談したこともあったのですが、私の立場の方が弱いため、あまり取り合ってはいただけませんでした。

私は結局、家庭の事情で退職したのですが、辞める直前に私が不倫してると噂になってると上司のひとりからわざわざ教えられました。不倫をした私が悪いのは当然ですが、自分のことは棚に上げて私を責める姿勢が許せませんでした。(本当に誰かと関係があったのか探るために教えてきた感じだったので)

でも、これがきっかけで自分がいかに愚かだったのかを知り、悔い改める機会ができたことには感謝をしたいと思います。
自分の犯した罪は二度と繰り返さないと誓い、以前の職場で関わった男たちとは縁が切れていることを自覚して過去に惑わされて心を乱されないよう、次に仕事をするときは仕事だけを頑張っていきたいと思います。

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