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なんどもすみません。中絶についてです。

回答数回答 2
有り難し有り難し 18

何度も同じ質問をして、本当に申し訳ありません。でも、少しでも救われたくて投稿させて頂きました。

長男が6ヶ月の時に、妊娠してしまい、病気を理由に泣く泣く中絶しました。

それからは病気(産後うつ)もなぜか良くなり、次に産まれてきてくれたら、必死に育てようと思い、毎年供養をしていました。

それから五年経ちました。長女が今年産まれました。

酷く罪悪感に打ちひしがれています。

私がしたことは、人殺しだったのでしょうか。
それが頭から離れません…。

何度も同じ質問をして、本当にすみません…


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

過去は過ぎ去りもう無い

人間の細胞はどんどん入れ替わっています。
中絶したときの「あなた」と今の「あなた」は、別の細胞、別の物体、別の「あなた」です。
ただ、記憶データが相続されているだけで、過去のあなたは、もういないのです。
ですから、悩む必要はありません。
今・ここの「あなた」を幸せにしてあげてください。

中絶が人殺しかどうか、人殺しだったとしても、今さらどうしようもないのです。
戦国武将など、たくさん人殺しをした(あるいは部下にさせた)者でも、歴史上は英雄になっている人もいます。

過去の罪を悔やむ(過去に怒る)のはやめましょう。
これから、同じ過ちを繰り返さないようにすればよいだけです。

思考の堂々巡りはやめましょう。
10分考えて答えがでないことは、何時間考えても同じです。
思考の堂々巡りは、脳の思考回路を無駄に疲れさせ、元気を奪うだけです。
考えても仕方ないことは考えない、と決めましょう。

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有り難し
おきもち

がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四...
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その子と共に

拝読させて頂きました。
あなたのお心は本当に悲しみの中にあるのですね。
あなたのその深い悲しみや苦しみを心よりお察し申し上げます。
その子は病いを背負って生を受けました。そして今はその生を全うなさり仏様の元に旅立たれたのです。
その子が必ず仏様の元に生まれて心から安らかになられますようにと切に仏様に願い、お念仏おとなえさせて頂きます。
南無阿弥陀仏なむあみだぶつ

その子は仏様の元で心安らかに穏やかになられます。そして仏様のお導きにより円満にご成仏なさいます。
あなたもその深い悲しみや苦しみのお気持ちをその子が必ず仏様にお救い頂きますようにと願ってご供養のお気持ちとして捧げてくださいね。
あなたのそのお気持ちは必ずや仏様に届いて参ります。
そしてその子はこれからもあなたをいつ如何なる時も優しくお見守りなさってくださいます。
あなたもこれからも合間合間にはその子を真心を込めてご供養なさって下さい。

いつの日かあなたがその生を全うなさる時が参ります。その時には必ず仏様があなたを救い導いてくださり、その子と再会することになるのです。そして再会を喜び分かち合うのです。

それまではどうかその子にいつも見守っていてね、とお願いなさって下さい。その子はいつもあなたを優しく包んでくださっています。

あなたのこれからの人生もその子や皆さんと共に心から穏やかにお健やかに生き抜いていかれますよう心よりお祈り申し上げております。

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有り難し
おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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質問者からのお礼

こんなにもお礼が遅れてしまったことを、どうかお許しください。気持ちが辛くなると、ついお坊様の温かいお言葉に甘えてしまい、何度も同じ質問をしてしまいました。ようやく私はいま、赤ちゃんと向き合えていると思います。本当にありがとうございました。そして大変失礼致しました。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ