他人の目、評価を気にし過ぎてしまいます
私は他人からの評価にとにかく敏感です。否定されることが怖く、他人の目を気にしています。
それは、母親になってから特に強くなりました。
子どもと買い物に出た時は、子どもを乗せた買い物カートが通路を塞いでいないか、邪魔にならないか必要以上に気にしています。
幼稚園の先生や他の子どもの母親と会話したときは、あとから会話内容をいちいち反芻して「自分がどう見られたか、相手を不快にしてないか」気になってしまいます。
自分でも馬鹿馬鹿しいからやめようと思うのですが、やめられません。
そして先日の出来事です。
息子が数日間体調を崩していたのですが、3日目位に「熱も下がってきているし元気そうだし」と幼稚園に行かせました。
実はこの日、自分の友人と久々に会う約束をしていたんです。それを前から楽しみにしていたのでキャンセルしたくありませんでした。
そこで、いつもなら休ませるところを「今日くらいはいいよね」と自分の事を優先したんです。
しかしお昼過ぎに「熱が38度ある」と幼稚園から連絡がありました。自宅に連れ帰り、病院へ行きました。
医師にここ数日間の息子の症状等を話すと「今日は幼稚園はお休みするべきだったと思うけど」と一言。
何でもない一言ですが、私は「無責任な母親だ」と否定されたようで、とてもショックでとても恥ずかしかったです。
勿論私が悪かったので責められて当然だし「子どもに可哀想なことをした」という気持ちもあります。が、何より自分が否定されたことにひどくプライドが傷つき、落ち込んでいます。
普段、母親として割と真面目にやっているつもりですが、たまにピンと張っている糸がゆるんでしまいます。すると今回の事のように途端に失敗してひどく落ち込んだりします。
どうしてこんなに毎日、他人の目や評価を気にして、「なにか否定されるのでは?」とビクビクしてしまうのか…正直疲れます。
もう少し楽に、ビクビクせずに生活するにはどうしたらいいですか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
子供は仏様からの「預かりもの」です。
あなたは、子供は「自分のもの」と思っているのでは?。
確かに、あなたの子供です。
しかし、そう思っていることに、全ての悩みの現因があるのです。子供は、あなたに仏様が「子育ては大変だけど楽しいのだよ」と「一時預け」したのです。だから、立派に一人前に育てて、社会にお返し(巣立ち)させる「義務・責任」があるのです。
〈私は「無責任な母親だ」と否定されたようで、とてもショックでとても恥ずかしかったです〉・・・こう思っただけで、あなたは「合格」です。
お借りしたものは、大事にしなければいけません。あなたは自分の都合で「無理に」幼稚園へやったのかもしれません。それを、仏様は「ダメだよ」と言って「熱を出させた」のかもしれません。子育ては気を抜くことができません。しんどいですが、そういうものです。でも、あなたは連絡を受けて、充分な対応をしました。仏様は「よくやったね・・・」とほめています。人間の力ではどうにもならない事・予想もできない事が、人生には起こります。それを全力でカバーすることが大事なのです。大丈夫!。そんなに心配しなくでいいです。誰にでもミス(失敗)はあります。取り返しのつかない事でなければ、これからはこんなミスはしない様にしよう、と頑張ればいいのです。
なお、お母さんが近くにいれば、相談したり、子育てのサポートをお願いして下さい。いなければ、市役所などの「子育て支援」に参加して、同じ様な悩みを持っている人と相談して下さい。
繰り返しますが、他所の子供さんと比較してはいけません。どの子も仏様の子供です。優劣をつけるのは仏様に失礼です。但し、あまり「過保護」にならないように・・・。合掌
質問者からのお礼
厳しくも暖かいお言葉をいただき、ありがとうございました。
(あなたは、子供は「自分のもの」と思っているのでは?。 )…そうなのかもしれません。小さくても一人の人間なんですよね。ドキリとしました。これから肝に命じて、子どもと接したいと思います。
(子育ては気を抜くことができません。しんどいですが、そういうものです。)…仰る通りです。 わたしも子どもの時から長い間、特に10代後半に親にとても大変な思いをさせました。その時の私の母を思うと相当にしんどかっただろう…と今になって思います。
今回のご回答で、子育てに対する自覚が改めて出来たように思います。
(人間の力ではどうにもならない事・予想もできない事が、人生には起こります。それを全力でカバーすることが大事なのです。大丈夫!。そんなに心配しなくでいいです)…暖かいお言葉ありがとうございます。少し気持ちが晴れたというか安心しました。
このたびはご回答いただき、本当にありがとうございました。