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DVを受けたら離婚するしかないのですか?

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1ヶ月ほど前ですが私は旦那からDVを受けました。
平手で何回も顔を叩かれたり、首を絞められたり、怒鳴られたりしました。
暴行を受けていたとき自分でも何が起こっているのか分からず、ただされるがままでした。途中から怖くなり気がついたら110番していました。
警察に保護された後刑事さんからは、これは暴行傷害という立派な犯罪だから被害届を出す覚悟をしてください。DVをする人間は普段は大人しくしてても必ずまた暴力を振るうから、あなたの旦那さんもまたあなたに必ず暴力をふるいますよ。と言われました。
でも、私は旦那とは別れたくありません。
旦那が私に暴力をふるったのは今回が初めてでした。
結婚するまで2年つきあいましたが、ケンカはあっても手を上げることはありませんでした。
ネットでDVについて調べましたが、DVは心の病が原因となる場合もあると書いてあり、治療をすれば治ることもあると書いてありました。
旦那は思春期に母親の再婚相手から虐待を受けていて、もしかするとそれが原因なのかもと私は思っています。
刑事さんにはDVをする人は絶対に再発するから別れるしか手段はない、と言われましたが、時間はかかるかもしれませんが、旦那が暴力に頼らなくてもいいように治療して、これからも夫婦として二人で歩んでいきたいと私は思っています。

旦那のDVは治せますか?やっぱり刑事さんの言うように一度でもDVを受けたら別れるしか選択はないのですか?
一度の暴力で別れなきゃいけないくらい、夫婦ってそんな簡単に離れられる関係なんでしょうか?


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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

治らなかったときのことを想定して

警察の人が言うのは、確率論として再発する確率が高いという話であって、あなたの旦那さんも絶対に治らないとは決まっていません。
大切なのは、1つは、旦那さん自身に治そうという決意をしてもらうこと。
もう1つ大切なのは、彼が冷静なときに、もし彼がカッとなってしまってまた暴力をふるったら、なたの身を守るために逃げたり身を隠したりすることをあらかじめ理解しておいてもらうことではないでしょうか。
今回、警察に通報したのは正解でした。
何かあったら必ず警察とか女性相談セーターみたいなところに相談し、また、ケガをしたときは病院にかかるようにしてくださいね。
暴力的な男性には、ワイルドな魅力を感じるかもしれませんが、恋愛感情より身の安全を優先してください。

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がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四十代男。 仏教は、悩み苦しみを制御したり消したりするための教えです。まだまだ未熟者の凡夫ですがよろしくお願いします。

期限付きがおススメです

言葉と実質は別物。
旦那があなたを本当に言葉を超えて愛してくれるかどうか。
ボコボコにぶん殴っといて、後から「ごめんな」では、ぶっちゃけ、いくら病気とはいえ、愛しているとは言えないのです。ここ大事!目を覚ましなさい!(゚д゚)
だって自己愛の上でケルナグールするのですから。
まず、あなたはそこの言葉のウソを見抜く必要がある。
結婚。素敵な響き。
好き。いい響き。
愛している。たまらない響きですね。
でも、いいですか。命があってのこと。
顔面、鼻、骨折しまひたへど愛ひてまふ(T_T)というのも悲しすぎる愛。
アイゆえにDV地獄にハマるケースが多いのです。DVボコボコどんぐり子。ドロ沼ハマってさあ大変。ケーサツ出てきてこんにちは「離婚の面倒みきれない」♪
自分の身は自分で守るしかないという事です。
「愛してるっつってんだろうがぶっ殺すぞ!」←ウン、絶対愛してねえから('Д')それ。
「オメエの為に苦労してんだっつの(責)」←人のせいにしてるねー
あと、3か月、半年様子を見てダメなら即別れましょう。子供が可哀想。
あと、あなたもちゃんと対等にものを言えるようになることですよ。
言いたいことは、家の中では平手打ちがオンパレードしますので、必ず外で言ってください。
男性は、プライドだけ高い人が存在します。
何もないけど、自分をも守るプライドを傷つけられると、襲ってくるのです。
ホメても治りません。
夫婦二人で坐禅に通って、ダンナがコンプレックスを無くすほかありません。
ダンナの問題ですから、ダンナがそれを真剣に直したいと心底思わなきゃ、あなたの事は愛していないという隠れたメッセージです。
まず、親同伴で約束させること。
➀「怒らないでくれる」
②「この前は本当に悲しかった。これから先もしそうなったら別れようと思う。」
③「だから、まず〇〇で治療することを約束してくれる?」
NOなら別れるべき = 治療する気が無い = またDV = 自己正当化 = あなたを愛していない証拠
④「今度DVしたら離婚します。勿論して欲しくないから、ここにサインと印鑑を押してほしい。勿論、私は離婚したくない。だけど、私だってあなたのDVの感情がおさまらなかった時、私がアナタから身を守る方法はこれしかない」
一週間以内に実行してください。

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お悩み相談08020659278
今月の法話 文殊の剣 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞(本文より) 「大丈夫、慧の剣を取る。」 大いなる菩薩や老師は智慧の剣を取って、人の迷いの見解を断ち切り真実の姿をみせてくださいます。 智慧の剣とは人間の自我、我見の無いこころからなる、無垢で清らかなる「事実の様子」「本来の様相」を見極める力ともいえましょう。 それこそが智慧の剣なのです。 文殊とは自己を鎮め得た者の姿。 人間の内なる思慮分別の猛獣を修め得て、その上に鎮座する姿。 事実を事実のとおりに見るということは、余分なものがないということです。 そこに現れる余分な見解というものを断ち切った姿。 そもそも、もともと一切の事象、事実というものには余分なものはありません。 とは言えども、それでも人は人の習癖・習慣的に物事に思いをつけたす。 いまや「写真で一言」という要らぬ添え物をするバラエティ文化もあるぐらいですから、ものを本当にそのままに受け取るということをしない。 文殊様の持つ剣、智慧の剣というものは、そういう人間の考えを断ち切る働きを象徴したものです。 その文殊の剣とはなにか? お見せしましょう。 いま、そこで、みているもの、きこえていること。 たとえ文字文言を観るにしても、そのものとして映し出されているという姿がありましょう。 文字として見えているだけで意味を持たせてもいない、読み取ってもいないままの、ただの文字の羅列のような景色としてみている時には、文字であっても意味が生じません。 本当にみるということはそこに安住しています。他方に向かわない。蛇足ごとが起こらない。 見届けるという言葉の方が適しているかもしれませんね。 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞それはものの方を見るというよりはそれを見ている己を見つめる姿ともいえましょう。 そういうご自身のハタラキ・功徳に気づく眼を持つことです。 あなたの手にはすでに文殊の剣がありますよ。用いることがないのはもったいないことですね。

必ず別れなければいけないということではないでしょう

しかし、旦那様のきちんとした心のケアをしていかなければならないことと同時に、あなた自身もご自分を大切にしなければなりません。よくDVを受けた方は依存状態にあり、離れられなくなるといったことも聞きます。ご自分がそういう状態であるかどうかも、心理カウンセラーなどの第三者に相談する必要があると思います。別れることがすべてではないと思いますが、暴力が日常的になってしまってからでは遅いようにも感じます。的確な答えはできませんが、実際に動いてみる必要はあると思います。

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個別相談可能
禅宗 曹洞宗 僧侶。神奈川県西部円通寺住職。小学校教師。 悩みを吐き出す事で、ちょっと楽になれます。悩みの根本に気づき、明るく爽やかに生きていきたいですよね。 私自身、禅との出会いにより救われた一人です。皆様に少しでもお伝え出来たらと思います。 人は自分の都合を立てて物事に向き合うところがあります。私の回答も期待していたものと違うことがあるかもしれません。その時に素直に聞けるか、回答の内容を否定的に聞くかで救われるかどうかが変わります。疑問は出てくると思います。その時はご相談ください。
ご相談時間は不定期なので、いくつかご都合を教えてください。 ◆小学校教員もしています。子供、家族、ご自身のことお話をお聞きします。 ◆禅のおかげで私も救われました。禅の教えを基に「思い通りにしたい」という自分の都合や価値観から生まれた思い込みをほぐしていくお手伝いをします。 ◆仏教は人生を豊かにしてくれることを感じてくだされば嬉しく思います。

質問者からのお礼

みなさん、お返事ありがとうございます。

アドバイスどおり、二人で話すのではなく、第三者を交えて今後の話をしました。
昨日、旦那も私も休みをとって、とりあえずは役所の相談員の方に相談しに行きました。
そこで相談員の方から旦那に
・どんな理由があっても暴力はふるっちゃいけない。あなたの暴力のせいで奥さんは一生消えない傷を負った。これから先どんなに奥さんに尽くしても、この傷が癒えることはない。
・それでもこれから先、奥さんと一緒に居たいなら病院を紹介しますのでちゃんとカウンセリングを受けて原因を治療すること
・また暴力を振るった場合は、即離婚をするという内容の誓約書を今ここで書きなさい。あなたがこの誓約書をやぶったり捨てたとしても、私の手元にコピーがあることと、私自身が証人なので奥さんは必ず私に連絡してください。

と、説明してもらい旦那もちゃんと治療をすること、二度と暴力は振るわないこと、もし殴ったときは離婚に同意すると約束し、誓約書を書きました。

また、警察にもいき、私の番号から110番が合った場合はDVが再発したと認識し、DVだった場合私の保護と旦那に対しては暴行罪で逮捕するという許可と防犯システムへの登録をしてきました。

事件から今までは、暴力はないですが、これから二人でDV専門のクリニックへ通う予定です。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ