遠方のお墓の今後について悩んでいます
遠方にあるお墓の現状と今後の事で悩んでおります。
先日義父が他界し、ようやく四十九日を終えたところです。
本来であれば先祖代々の墓に納骨すべきだと思うのですが、お墓は遠方かつ廃村になった山の斜面にあり、年に2回お参りに行く際も激しい登山の様相で倒木を乗り越え、藪を鉈で打ちはらいつつ…と気軽にお参りできる場所ではありません。
このような状況ですので数年前、お墓を近所に移そうと試みた事があり、お寺様(菩提寺…ということになるのでしょうか。我々の代でのお付き合いはありませんが)に相談しました。
そこでわかったのは、現在うちのお墓にはご先祖様と身寄りのなかった遠縁の方など数十名入っていらっしゃること、お墓を移すために一体あたり10万円の費用(魂を抜いたり云々…と)プラス墓石の撤去費用が必要との事でした。
転出だけで総額で数百万円と高額な費用がかかり、さらに新しいお墓も近隣の墓地を見学などしましたが、ひとつのお墓に何体までと制限がありひと区画、ひとつの墓石ではダメだとの事でこちらもかなり高額になります。
と、このような事情でこれほど高額な費用は用意できない為、話はたち消えになっていましたが、この度、義父が急逝したことでいよいよ『お墓をどうする?』と考えねばならなくなりました。
ちなみに義父は一人息子の為、この件を相談したりお墓参りに来る親族はいません。
そこで質問なのですが
・あらたにお墓を購入し義父に入ってもらい、遠方のお墓はそのままに、ご先祖様には仏壇に手を合わせる事で我慢していただくのは、やはり駄目な事なのでしょうか。
・義母の希望はご先祖様も含めて立派なお墓を用意してあげたいと言っています。私どもも心の準備なく夫に先立たれた義母の気持ちを落ち着かせる為にも、希望に沿うようにしてあげたいとは思います。
しかし恥ずかしながら、日々の生活で精一杯なのです。義母の希望するお墓を用意するのは予算が厳しいですし、それほどの無理をしてまで(借金までして…という事になります)立派なお墓を建てても、私ども夫婦には子供がなく兄弟もいない為、あと30年もすればお墓を守る人はいなくなってしまいます。そういった事を考えると、無理をしてまで立派なお墓を整えるべきなのか…という点でも判断しかねています。
今後の話し合いの参考として、お知恵をお貸しください。よろしくお願い致します。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
決してあわてずに
拝読させて頂きました。
お父様がお亡くなりなさりさぞお辛い思いお悲しみのこととお察し申し上げます。
そしてお父様が仏様のお導きをお受けなさり仏様のもとで心から安らかになられます様にとご祈念申し上げます。
お父様はこらからも皆様を心からお見守りなさって下さることでしょう。
ご質問については様々じっくりとご意見を頂きながら決して焦らずに皆さんとご相談なさってご判断なさって下さいね。
急いては事を仕損じるですからね。
先ず遠方のお墓についてはご家族皆さんでこれからご供養なさっていかれるかどうかじっくりとご相談なさりそしてその旨正直に菩提寺のご住職様にご相談なさってみて下さい。
当然費用的なお布施の件もお話に出ますが、できる範囲でと嘘偽りなくご相談なさってみて下さいね。
その菩提寺さんも大変な中で今までやってこられたのだと思います。或はご先祖様も含めて永代供養をお願いすることも案としてはあるのではないでしょうか?
転出に何百万円も必要というのはちょっと法外な金額かなとも思います。お布施はお気持ちが原則ですからあなたができる範囲の金額だと思います。
また撤去費用についても現地の位置やさん以外でも対応可能ですからいろいろな業者さんにご相談してみても良いと思います。但し不法投棄するような業者さんには注意なさって下さいね。
そして新たな墓地を得るのにも決して焦らずに皆さんとあちこち回ってみて下さいね。ちなみにお父様のお葬儀をお勤めされたお寺のご住職さんはどうでしたでしょうか?そのご縁はいかがでしょうか?
そう考えると様々な選択肢があります。
決めるのは決して独りで判断せずに皆さんで納得なさって決めて下さいね。ご納骨は落ち着いてからで十分良い良いのですからね。
皆さんがこれからも心を込めてご先祖様をご供養なさっていかれます様にとご祈念申し上げます。
いろんな方法があります。
Tsuyuさん、こんにちは。
お墓の移築で悩んでおられるのですね。
一つは移籍にそんな高額な金額を要求するお寺は、たぶん移して減っていく離檀問題に、間違った対応をしているお寺さんの一つだと思います。そういう問題をたまに聴きます。墓石の撤去費用は仕方ないとしても一体十万円なんてありえません。離檀を前提でその住職と相談する人を探しましょう。檀家総代さんが住職と話す力があれば良いですが、無理であればそのお寺にいえる本山や他の住職、また少し脅しで弁護士という方法もあります。
そして新たなお墓ですが、やはり京都は高いです。これは需要と供給のため仕方がありません。比較的安い合祀墓にするような方法もあります。一区画の墓にこだわりたいのであれば、私のお寺のように遠方でも低予算できちんと管理してくれるお寺を探すという方法もあります。町の高いお墓代で小さなお墓にするぐらいなら、田舎のお寺で管理料も含めて買った方が負担も少なくなります。年に数回のお参り、あるいは月一回のお参りです。自分たちのニーズと予算を考えて決めると良いでしょう。
先の離檀の問題も含め、相談にのりますので、必要であればいつでもご連絡ください。合掌
質問者からのお礼
ご祈念と早速のご回答をいただきありがとうございます。
そうですね…急逝から葬儀屋さんへの連絡、お通夜、葬儀、各種の事務手続きなど悲しむ間もない程、決めねばならぬ事、せねばならぬ事が沢山あり、気が張っているせいか『早く決めなければ!』とお墓の件も気持ちが焦っている気がしています。私だけではなく夫や義母も同じ状態である気がします。
四十九日も無事に終えましたので、ここらでひと息ついてからゆっくり考えても良いんですよね。
ショックから引きこもりがちになっている義母と、お出かけような気持ちで、あちこちのお墓を見てまわったり、先祖のお墓の件も故郷の村の近くに宿をとってゆっくり充電してもらいつつ、菩提寺様にご相談に伺うのも良いですね。
葬儀屋さんからご紹介頂いたお寺様にも一度お伺いしてみようかと思います。
手元に遺骨を置いておく事は良くないような気がしていたので、納骨はゆっくりで良いと言っていただき安心しました。ありがとうございました。
染川様
ご回答ありがとうございます。
やはり高額なのですね。わからない事だらけでお寺様に言われるとそれしか方法がないと思っていました。
廃村になったのちも、近くに住み、今もお寺様と交流のある知り合いに相談してみようかと思います。
わたしも都会よりも環境の良い少しのんびりした場所に探したいと思っています。
大変心強いお言葉、ありがとうございます。