どうしようもない孤独感はどうすれば消えますか。
元から寂しがりやではありましたが、最近それがひどく増してきています。
父が五年前に他界しました。とても尊敬していて大好きな父でした。私にとっての父親はその人だけで、私にとっての本当の家族は父と母と私と弟だけだと思っていました。しかし、二年ほど前に母には大切な人ができました。
ずっとふさぎ込んでいた母に大切な人ができたことはうれしいことだと思います。私と弟に優しくしてくれるいい人だと思っています。しかし、どうしてもその人を受け入れることができずにいます。そしてそれが表に出てしまい、母は私のこの態度に対して憤っていると感じます。弟は母の大切な人によく懐いているため、母とその人と弟で旅行に行くことがよくあります。そのたびに自分の好きだった家族はもういないんだ、と思ってしまいます。
母の大切な人を大切にできない自分が嫌いでどうしようもなく、大切にできないくせに寂しいと思ってしまう自分が嫌です。でも毎晩毎晩どうしようもなく寂しくなって涙がとまりません。
このどうしようもない孤独感はどうすれば消えるのでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
孤独感は孤独感
こんにちは。凪子さんがおいくつなのかは存じあげませんが、そろそろ「子ども」として過ごす人生から切り替える時期になっているのかな、と感じます。
ご主人を亡くされた方が、他の男性を大切にしていくということは、彼女の中で、自分の役割やあり方に変化が起きた、ということでしょう。あなたとの事でいえば、今までは親と子という関係だったものが、人と人という対等な関係に変化しつつあるということです。弟さんは恐らく、「守ってもらえなければ・養ってもらわなければ生きていかれない」現状なので、そうしてくれそうな人に懐くのでしょう。それは、大袈裟に言えば、「今の所、彼の生きる術」なのです。
ちょうど、誰もが高校から卒業して行くように、「子どもとして育った家」から、誰もが卒業していきます。何年いたから、何月になったから、そんな一律なものではありません。しかし、誰もが通るべき道であると思いますよ。
私からの答えとしては、
「取り敢えず今の所はどうしようもない」孤独感でしょう、という事です。今は孤独感を感じている、それは間違いないでしょう。しかし、「生まれてこのかたずっと、一瞬も切れずに」感じているのでなければ、いつだったか「始まった」ものならば、「いつか終わる」ものでもあります。孤独感を振り払え!というのではなく、「取り敢えず、今の所は」であると、レッテルを貼り替えて下さい。「どうしようもない」というのは、あなたなりの自由な評価なのですから。「あああ、今取り敢えず、私は孤独感を感じてるなぁ(私は孤独だなぁ、ではありません。微妙な違いです)」でストップです。すると、ご自分の健気さに気づく事ができると思います。静かに、「私は…を感じている」と、小さな子をあやすように、自分を労わってあげて下さい。
質問者からのお礼
お返事ありがとうございます。
重く考え詰めずに、今の自分の思いをただ受け入れることにします。
あと一年で家を出るので、とにかくそれまでは頑張ってみようと思います。
ほんとうにありがとうございました。