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避妊失敗後の彼氏の態度

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職場で知り合った30代の男性とお付き合いしています。
付き合ったばかりなのに色んなところに連れていってくれたり、何かと尽くしてくれます。
どうやら結婚まで視野に入れてくれているようです。

しかしこの間避妊に失敗したようだったので、念のため二人で急いで病院へ行き緊急避妊ピルを処方してもらいました。
行為から一時間後に服用したので避妊率は約95%だそうです。 
お金は全てその男性がもってくれました。
男性はかなり落ち込んでいるようで、しきりに「申し訳ない」と言っていました。

ところが、それ以来私と距離を置いている感じがするのです。
前は仕事帰りや休日に会ったりすることも多かったのですが、今は誘ってもどことなく消極的な返事しか返ってきません。
今現在二人が立たされている状況が色んな意味でピンチだということはわかっていますが、私と距離を置いているのは本当に申し訳なさからなのでしょうか?
思い切って聞いてみたら「距離は置いているつもりはない」「申し訳ない気持ちでいっぱい」と言っていました。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

男は言葉より態度で見極めるべきです。

「釣った魚に餌やらない」ということは昔から言われておりますが、相手に行動面で誠意がないのであれば、それがメッセージであり答えであり、真実の彼なのです。
相手の本心がチラついたということでしょう。
「今妊娠していたらやばかった・まずかった」ということです。
あとは相手の口のうまさより、相手の本心を見抜いて今後のお付き合いを決めることです。
気を付けてくださいとしか言えません。
彼と結婚したいのであれば、その話を進めること。
そして、具体的な話になっていかないのであれば、結婚を餌に信用させようとしているだけの可能性もありますから言葉ではなく、行動で見抜いてください。
彼のことをどこまで知っていますか?
住んでいる家、家族のあるなし、今までの過去。
お付き合いする人も、信頼する人として選ぶべき人もよく行動を見極めましょう。

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有り難し
おきもち

お悩み相談08020659278
今月の法話 文殊の剣 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞(本文より) 「大丈夫、慧の剣を取る。」 大いなる菩薩や老師は智慧の剣を取って、人の迷いの見解を断ち切り真実の姿をみせてくださいます。 智慧の剣とは人間の自我、我見の無いこころからなる、無垢で清らかなる「事実の様子」「本来の様相」を見極める力ともいえましょう。 それこそが智慧の剣なのです。 文殊とは自己を鎮め得た者の姿。 人間の内なる思慮分別の猛獣を修め得て、その上に鎮座する姿。 事実を事実のとおりに見るということは、余分なものがないということです。 そこに現れる余分な見解というものを断ち切った姿。 そもそも、もともと一切の事象、事実というものには余分なものはありません。 とは言えども、それでも人は人の習癖・習慣的に物事に思いをつけたす。 いまや「写真で一言」という要らぬ添え物をするバラエティ文化もあるぐらいですから、ものを本当にそのままに受け取るということをしない。 文殊様の持つ剣、智慧の剣というものは、そういう人間の考えを断ち切る働きを象徴したものです。 その文殊の剣とはなにか? お見せしましょう。 いま、そこで、みているもの、きこえていること。 たとえ文字文言を観るにしても、そのものとして映し出されているという姿がありましょう。 文字として見えているだけで意味を持たせてもいない、読み取ってもいないままの、ただの文字の羅列のような景色としてみている時には、文字であっても意味が生じません。 本当にみるということはそこに安住しています。他方に向かわない。蛇足ごとが起こらない。 見届けるという言葉の方が適しているかもしれませんね。 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞それはものの方を見るというよりはそれを見ている己を見つめる姿ともいえましょう。 そういうご自身のハタラキ・功徳に気づく眼を持つことです。 あなたの手にはすでに文殊の剣がありますよ。用いることがないのはもったいないことですね。

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