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この先彼と一緒にいられるのか不安です。

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一年付き合っている彼氏がいます。あと一年でうまくいけばお互い一緒に東京に移ります。しかし、東京に住んで、環境が変わったとき自分が捨てられてしまうのではないかと不安です。

もともと女好きな人だったので環境が変わって新しい出会いがあればおそらく心移りをしてしまうと思います。とても不安です。でも好きで好きで仕方ないのでどうしても別れたくないです。

どうすれば彼の浮気心を抑えることができるのでしょうか。


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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

早めに諦めておく

うん。その予感は的中する可能性、大です。
もともと女好きじゃ、ほぼ無理でしょう。そう思っておきましょう。
人は自分のものにはならないのですよ。
結婚するまで何も無けりゃ結果オッケーです。(^<^)
…、というのは、万が一に備えておく保険としてです。
もう少し、マトモなアドバイスを。
まず、10回は浮気されると思っておきましょう。
それが3回でおさまるならば、優等生です。めでたしめでたし。
…、全然、マトモなアドバイスじゃなかったですね。
これだから大人って嫌ですよねー。
そうなのです。
だから、あなたももっと大人にならなきゃいけません。
少なくとも彼よりも大人になって下さい。彼をあなたから捨ててしまうくらいで結果OK。
あなたの方が、もっと素敵な男性と出会えることでしょう。
言わんとすることは、男なんかに頼らず、自分を生きて欲しいという事ですよ。
どうせ頼りにするなら、そんなうつろな、今からすでに浮気するオーラが出ているようなものをよりどころにするなという事です。
そういう意味で、タイトルが生きてきます。
もう一度、読んでみましょう。
あなたが❝早めに諦めておく❞。
この世の真実を。男性のサガを。彼の本当の性格、人間性を。
そして、別れたとしても、別に終わりではないという事を。あなたが自分の人生の本当の主人公であるから、本当によりどころとするべきものが何であるのかを、早めに諦めておいてください。

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お悩み相談08020659278
今月の法話 文殊の剣 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞(本文より) 「大丈夫、慧の剣を取る。」 大いなる菩薩や老師は智慧の剣を取って、人の迷いの見解を断ち切り真実の姿をみせてくださいます。 智慧の剣とは人間の自我、我見の無いこころからなる、無垢で清らかなる「事実の様子」「本来の様相」を見極める力ともいえましょう。 それこそが智慧の剣なのです。 文殊とは自己を鎮め得た者の姿。 人間の内なる思慮分別の猛獣を修め得て、その上に鎮座する姿。 事実を事実のとおりに見るということは、余分なものがないということです。 そこに現れる余分な見解というものを断ち切った姿。 そもそも、もともと一切の事象、事実というものには余分なものはありません。 とは言えども、それでも人は人の習癖・習慣的に物事に思いをつけたす。 いまや「写真で一言」という要らぬ添え物をするバラエティ文化もあるぐらいですから、ものを本当にそのままに受け取るということをしない。 文殊様の持つ剣、智慧の剣というものは、そういう人間の考えを断ち切る働きを象徴したものです。 その文殊の剣とはなにか? お見せしましょう。 いま、そこで、みているもの、きこえていること。 たとえ文字文言を観るにしても、そのものとして映し出されているという姿がありましょう。 文字として見えているだけで意味を持たせてもいない、読み取ってもいないままの、ただの文字の羅列のような景色としてみている時には、文字であっても意味が生じません。 本当にみるということはそこに安住しています。他方に向かわない。蛇足ごとが起こらない。 見届けるという言葉の方が適しているかもしれませんね。 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞それはものの方を見るというよりはそれを見ている己を見つめる姿ともいえましょう。 そういうご自身のハタラキ・功徳に気づく眼を持つことです。 あなたの手にはすでに文殊の剣がありますよ。用いることがないのはもったいないことですね。

まだまだ先のこと

 こんにちは。そうでしたか。それは正しく、いろんな人間関係が変わっていく節目に差し掛かっているのですね。
 東京へ「何をしに?」行くのかは分かりませんが、ふたり力を合わせていけるといいなと思います。その際、必ず身に付けていなければならないのは、「生活力」です。
 お金のこと、はもちろんありますが、部屋を掃除したりトイレットペーパーを補充したり、食べたあとの食器を片付けたり…ということです。
 「片付け」というのは、「これからも続けていく」ために行うことです。「今日で最後」と思ったら、お茶碗を洗う必要はありませんね。
 恐らくあなたは、今の家庭の中で、そういった「自活の力」を溜めている(べき)時期です。生活が乱れていると、大抵は万事うまくいきません。彼と一緒に住むのであれば、「帰りたくなる家」にしなければなりません。
 また、彼が一人暮らし初心者であれば、恐らく「お母さんへ向ける目線」を向けてきます。ある程度は応えてあげつつ、「もう私達、子どもじゃないんでしょ」と、きっちり分担を考えて下さい。「子どもじゃない」といいつつ、子どもでいたいのが男(初心者)です。最初が肝心です。
 「どうしても別れたくない」、それは正直な気持ちだと思いますが、傍から見たら「今のところ」に過ぎません。今は固く思っていても、東京へ出たら、彼以上の人に出会う可能性だって、あるのですよ?もちろん初志貫徹は美しいことですが、そこにしがみついていると、「気がついたら40歳で一人…」とか、あり得ます(他の方の質問をご覧下さい)。
 最後に、生物として、選択権は女性にあります。一生の間に産める子どもの数に、圧倒的な差があるからです。男性は、バラマケば100人だって可能ですが、女性は遥かに少数しか産めません。選択権は女性にある。忘れないで。

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一般大学(一般的でもないが…)から大正大学の史学コースへ。そののちお寺。坊さんに限らず、二足のわらじを履くことで、話に幅が出るはずだと考えて、はき続けています。子育てとか家族論とか考えつつ、でも仏教って個人のものだなぁと感じたりします。

相手に何かを求めない

今のあなたは相手のことが好きと言いながら、相手の全てを本当に心から受け入れることはできていません。というのは、あなたの理想を相手に押し付けているのです。
理想の通りになりそうにないから、不安なのです。
まず、人生は先に理想を掲げていてその通りに行くことはまずありません。期待してはいけません。
理想を掲げることは苦しみを生みます。

かといって、
自分が我慢していればどうにかなるという考えも危険です。無理が必ず訪れます。我慢ですから。
あなたの人生、あなたをしっかり生きることが大切です。期待もせず、ありのままを受け入れることです。彼が浮気をするような人なら別れた方がいいでしょう。見返りを期待せず、相手もあなたのことを大切にしてくれるそんな関係が築けたらいいですね。

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個別相談可能
禅宗 曹洞宗 僧侶。神奈川県西部円通寺住職。小学校教師。 悩みを吐き出す事で、ちょっと楽になれます。悩みの根本に気づき、明るく爽やかに生きていきたいですよね。 私自身、禅との出会いにより救われた一人です。皆様に少しでもお伝え出来たらと思います。 人は自分の都合を立てて物事に向き合うところがあります。私の回答も期待していたものと違うことがあるかもしれません。その時に素直に聞けるか、回答の内容を否定的に聞くかで救われるかどうかが変わります。疑問は出てくると思います。その時はご相談ください。
ご相談時間は不定期なので、いくつかご都合を教えてください。 ◆小学校教員もしています。子供、家族、ご自身のことお話をお聞きします。 ◆禅のおかげで私も救われました。禅の教えを基に「思い通りにしたい」という自分の都合や価値観から生まれた思い込みをほぐしていくお手伝いをします。 ◆仏教は人生を豊かにしてくれることを感じてくだされば嬉しく思います。

質問者からのお礼

求めすぎず、我慢しすぎず楽にいられるような関係性になれるようにもう一度見つめなおしてみたいと思います。
ありがとうございました!

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