子供を諦め、家も絶えてしまう…前を向いて生きるには?
今年、主人に先天性の染色体異常による無精子症が判明。
悩んだ末、僅かな望みをかけて精巣の手術を受けました。
あれだけ拒否していた手術を受けてくれた主人には、心から感謝をしています。
結果は、精子は見つからず、私達の間に子供はできないことが分かりました。子供をもつには、養子縁組や里親、非配偶者間人工授精になる、と医師に言われました。
私は諦められず、養子縁組も考えましたが…
主人の答えは、血の繋がらない子供を育てる自信がないので、それはしたくないと。
二人で話し合い、子供は諦めることになりました。
病気が判ってから沢山泣いて、沢山悩みました。
そんな中、こちらのサイトで見かけた一言が、私の支えになりました。
『子供も授かりならば、二人の人生もまた授かり』
私達は、二人きりの人生を授かったのだと思いました。そう思って支えてくださる方々にも、主人にも感謝して、生きていこうと思いました。
そんな風にいつも思えたらいいと思っていました。
けれど…ある日、友人に妊娠がわかりました。おめでとう、と言いつつ、羨ましくて仕方なかった…。
またある日、同じような境遇の友人が、精巣の手術をして成功したと知りました。良かったね、と言いつつ、妬ましく思えて苦しくなりました。
それぞれ大変な想いもしてるのだろうに…
主人もその話題になると、顔が曇りました。
おめでたいことのはずなのに、なんでこんな風に思ってしまうのだろう…本当に自分が嫌になる。
いつも笑って前向きに、明るく生きていたい。誰かの光になれるような、暖かい心でありたい。
そう思うのと裏腹に、私の感情は妬みや嫉妬心でいっぱいになる。本当に、こんな自分が嫌いです。
子供は一生持てない。
一人っ子の主人なので、家は絶え、墓も守っていくことができない。
義母にも孫を抱かせてあげられない。
苦しくて仕方なくなります。
今は、不妊治療をきっかけに主婦をしていますが、こんな気持ちのまま、この先仕事に復帰できるかも自信がありません。
この苦しみと向き合い、強くなりたいけれど、どうすればよいかわからなくなります。
こんな自分を好きになるには、妬みや嫉妬の心を消し去るには、どうしたらいいのでしょう。
強く優しく生きていきたい…
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
あなたを彩る縁
小林麻央さんのブログ読んだことありませんか?
「私は、たとえ会ったことのない人でも一人ではないと思えるときとても救われます。」
ブログ本文より抜粋
ここでは抗がん剤を通して彼女は同じくガンとたたかう方々と出会っています。「一人ではない」と実感しています。
たまのっちさんは「不妊」あるいは「無精子症」を通して多くの方々と出会うことが出来ます。そのことを通して世界を見ることができます。
アメブロおすすめですよ。似たような境遇の方がたくさんいらっしゃいます。(私もその一人です。)
人生は平等なのです。それは何において言えるかと言うと
縁によって生まれ、縁によって生き、縁によって死んでいく
ということです。その縁は皆てんでんばらばらです。そう考えると人生は博打のように思えるかもしれません。
与えられたカードでプレイする。
これが共通ルールです。しかしね、それを本当に博打にしてしまうのは私たちの「価値観」「自我」「自分ルール」です。
結婚できたらワンペア
子どもが生まれたらスリーカード
仕事も順調、友人もたくさん、持ち家GETでフルハウス
そんな「勝ち負け」「優劣」「損得」を生み出し、人生を博打にしてしまうのは自分の「ルール」です。
ここでは「ポーカー」ですね。では例えば「ポーカー」のルールを知らない純粋な子どもならどう感じるでしょうか?
あ、今度はこんなカードがきた。こんな色だ。今度はこんな模様だ。今度はこんな数だ。
そうやってカード自体に感動したり楽しんだりできるのではないでしょうか。カードの配列による優劣というルールではなくカード一枚いちまいの魅力を全力で味わう。
それが人生を博打にしないコツです。
くれぐれも不妊様にはならないように。友人の妊娠に嫉妬し、芸能人の妊娠・出産発表のたびに発狂したり…アメブロ仲間にもそういう人はいます。それを責めることはできないのかもしれません。しかし見ていて悲しくは思います。虚しいだろうなとも思います。
いただく縁、授かる縁は人それぞれ。
その縁にしかない魅力があるはずです。縁に優劣があるのではありません。縁を解釈する自分が優劣をつけているだけなのです。
今の瞬間に不幸はない
過去や未来に心が旅すると、不幸という錯覚が生まれます。
不幸は錯覚です。
今・ここの瞬間には、不幸はありません。
心が不幸な旅に出ていないか、常によく気をつけるようにしましょう。
質問者からのお礼
有難うございます。
私は、いつの間にか自分の中のルールに縛られていたんですね。
思い悩むあまり、周りが見えなくなっていたのかもしれません。アメブロ、見てみました。
同じ境遇のかたが、沢山おられるのですね。それぞれの生き方を見て、こんな思いでいきていけばいいのかと生きていけばいいのかととても励みになりました。
そして、1人ではないんだ、と思いました。
今日実は、先日手術に成功したという友人に会う機会がありました。沢山話をするなかで、この先の不妊治療の厳しさを知りました。そして、どのような状況であれ、懸命に今を生きていることを知り、嫉妬してしまった自分が、ちっぽけな自分だったなと思いました。
私のことも大切に思ってくれている友人。大切にしたいと心から思いました。
そして、いま、こうして話をできる友人がいるということは、幸せなことなんだなと思いました。
今のご縁に感謝して、この今の人生を、楽しんで生きていけるような自分になろうと思います。
そして、私だからこそできる生き方を、したいなと思います。
いきることに、優劣なんてないですね。
ここに自分をさらけ出せて良かったです。
お話を聞いてくださり、また、ありがたいお言葉を本当に有難うございました。