回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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お坊さんとして生活していくことを考えているのでしょうか?
う~ん、できればこういう言い方はしたくないのですが、宗教的側面を無視して経済的な面のみを見るならば、
得度して僧籍を得る=免許・資格
であって、当然それだけで収入は得られません。
収入を得るためには就職して雇用されるか(例えば一般寺院や宗派拠点寺院の事務員・法務員など)、自ら企業するか(例えば寺院設立や坊主バーなど)など何らかの方途が必要です。
お坊さんが中々弟子をとらないのは自分の保身ではなく、そのお弟子さんの将来を考えるからでしょう。
僧籍取得後どうやって生きていくか全く見込みもつかないのに得度させることは師僧としては避けたい事でしょう。
なかには得度ビジネスなどという悪徳もいて、(必要以上の)お金をとって得度させてあとは放置…なんてのもいるようですがこうしたケースは問題外です。
しかしお坊さんとして生きていきたい、生活していきたい人にとって
就職するには僧籍がいる・僧籍を取るには就職先の見込みがいる
というジレンマがあることでしょう。だからこそ強い覚悟と明確なビジョンを持って師僧や所属させてくれる寺院を探さなければいけません。
僧籍というのは一般の感覚においてわかりにくい面があるため、それだけで悪用される恐れもあるのです。
得度後行方をくらまして葬儀屋さんと結託してビジネス読経僧侶になる人もいるかもしれないし、宗派の教義とは違った怪しい占いやカウンセリングやヒーリングといった活動を僧籍を盾に「宗派公認」としてうたう輩もいるかもしれません。
だからこそ得度を許可するには慎重にならざるを得ない現実があります。
働かざる者食うべからず
前回回答した通りです。
お坊さんになるためには、一定期間ご本山などに行き厳しい修行をしなくてはなりません。ある程度の覚悟がないとつとまりません。中途半端な気持ちではお坊さんになれません。
私の周囲のお坊さんもみなさん積極的に様々な活動をしており、「働かなくてもいいや」的なお坊さんを見たこ事がありません。
ちなみにお坊さんはお金目的では割に合いません。菩提心にておつとめをさせていただいています。