和尚って何？回答受付中
回答 3
有り難し 8インターネットで色々調べてみて、僧侶・和尚・住職の違いくらいは理解できたのですが、どのサイトを見ても和尚は「一人前の僧侶」といった記述しか見当たりませんでした。
何をもって一人前なのか、そう言った資格があり取得できると和尚と呼ばれるのか…教えていただけると嬉しいです。
お坊さんからの回答 3件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
浄土宗ではかしょう、わじょう
WEB版新纂浄土宗大辞典の「和尚」の頁です。
参考になれば幸いです。
https://jodoshuzensho.jp/daijiten/index.php/%E5%92%8C%E5%B0%9A
AIに聞いてみました。
○浄土真宗ではあまり使わないのでAIに聞いてみました。
『和尚の語源は？』
「和尚」の語源は、古代インドの言葉で「先生」や「師匠」を意味する「**ウパージャーヤー（upādhyāya）**」であると考えられています。
この「ウパージャーヤー」という言葉が、中央アジア方面での俗語「khosha（師の意）」に変化し、それを中国で漢字に音訳したものが「和尚」になったとされています。
「和尚」という言葉には、本来「戒律を授ける者」という意味も含まれており、修行を積んだ高僧や、地位の高い僧侶への敬称として用いられます。
なお、宗派によって読み方が異なり、浄土宗や臨済宗、曹洞宗では「おしょう」、天台宗は「かしょう」、真言宗では「わじょう」と読むのが一般的です。浄土真宗では戒律の考え方がないため、「和尚」という言葉は使われません。
○次に肩書か通称か聞いてみました
『通称ですか？』
はい、「**和尚**」は、僧侶への敬称や役職名として用いられる「**通称**」と言えます。
### 和尚の通称性について
厳密に言えば、僧侶には法的な名前である「法名（ほうみょう）」や「戒名（かいみょう）」があり、僧籍に登録される正式な名称が存在します。しかし、一般的に人々が日常会話で僧侶を呼ぶ際に、「〇〇和尚」と呼んだり、寺院の住職を指して「和尚さん」と言ったりするように、「和尚」という言葉は広く認知され、使われています。
これは、特定の役職や地位を持つ僧侶に対して、尊敬の念を込めて使われることが多いため、「通称」としての側面が強いと言えます。例えば、寺院の住職は「住職」という正式な役職名がありますが、同時に「和尚」と呼ばれることも少なくありません。
したがって、「和尚」は、その僧侶の役割や地位、あるいは単に敬意を表す言葉として、広く使われている通称であると理解していただいて問題ありません。
だそうです。
一人前については、自分でどう思うかでなく、お布施払う側からすると半人前、0.7人前、1人前だからといって区別しないので仏門に入り、得度した時点で1人前の意識を持つべきと思っています。
個別相談可能
『ここから先のお相談はあなた様が自由にしていい時間です。事前のメールでは書ききれなかったことの補足、その時から少し気持ちの変化があったこと、あるいは言葉が浮かんでくるまで頭の中の思考に委ねるなど、誰からも束縛されないあなた様の時間です。では、お話しください』
という導入から個別の相談は始めています。
社会福祉士、公認心理師として社会では働いてます。事業や組織という役割を背負うと言えないこともあるけど、仏教を背負うと立場も変わります。正解よりあいづち（そうだね）が欲しいときでも大丈夫です。
ご利用ください。
修行を経て伝法・瑞世をすませた僧侶
こんにちは。
「和尚」とはどのような人を呼ぶのか疑問に思ったのですね。
他の呼び方も含め、以前私の寺の寺報で紹介したことがあったので、ここにその部分を載せておきますね。
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お坊さんの呼び方については地方や宗派によって違いがありますが、ここでは曹洞宗・静岡市でのお坊さんの呼び方について紹介していきます。
○「和尚（おしょう）さん」「和尚さま」
「和尚」というのは、もともと、梵語の「ウパージャーヤー」を訳したもので、別に「和上（※曹洞宗では用いません）」などとも表記します。
古来のインドでは、和尚になった僧は弟子を取ることができるとされ、曹洞宗では修行を経て、師匠から法を嗣ぎ（伝法）、両大本山で瑞世（ずいせ）という儀式をすませた段階で、「和尚」の呼称を用いるようになります。住職、副住職は「和尚」の資格がなければできません。
○「おっさん」「おっさま」 （※「お」にアクセント）
静岡では「和尚さん」「和尚さま」が変化した「おっさん」「おっさま」という呼び方をする事が多いです。
○「住職（じゅうしょく）さん」「住職さま」「ご住職」
「住職」とは、「住持職」の略で、古来はただ「住持」と呼んでいました。
一寺の主となる僧は、仏の教え（仏法）を伝え、世に広めることで、仏法を護
持することから、「住持」と呼ばれるのです。
○「方丈（ほうじょう）さん」「方丈さま」
禅宗では、住職の居室として「一丈四方」（一辺が約３メートル。いわゆる四畳半）が好まれたため、その一丈四方の部屋に住む人ということで、「方丈」とお呼びします。禅宗では、この呼称を用いることが多いようです。
×「坊主（ぼうず）」「坊（ぼう）さん」などは乱暴な印象になりますので、対面での使用は避けましょう。（「お坊さん」は可）
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曹洞宗では、両本山（曹洞宗は永平寺・總持寺が本山で、ふたつで「両本山」と呼ぶ）で「瑞世」という式をしたことで「和尚」と呼ぶことができるということになります。
一方で「和尚さん」と呼ぶ事について、厳密に「呼ぶべき」「呼んではいけない」などということはないと思うので、お坊さんを見たら「和尚さん」「和尚さま」などと声をかければいいと思いますよ。（浄土宗・浄土真宗では「おしょうさん」とは呼ばないようですね）
話すのが苦手なので、原則不可とさせていただいています。どうしても！という場合は運営さんに問い合わせてみてね。
