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知人からの借金について

回答数回答 4
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親の借金のことが気にかかっています。

両親で会社を経営していましたが、
数年前から行き詰まり、両親は金融機関、親戚、知人いろいろなところから借金をしました。
最終的に会社は倒産。父も亡くなりました。

残された母親は、借金をした知人数人からかなり厳しく返済を迫られているようです。
返済しないといけないのはもちろんなのですが、お金はなく、競売で自宅も失いそうです。
母は娘である私にも返済の手助けをしてほしいと言ってくるのですが、
到底返せる金額ではありません。

私も過去家にお金をいれる為、多額のクレジット等をして自己破産しました。
貯金もなく、自分自身の借金はリセットできたという気持ちがあるので、母の借金を肩代わりしてあげることはできません。
でも、高齢の母がつらそうで、どうしたらいいか悩んでいます。


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お坊さんからの回答 4件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

返せなくても生きている

最初から踏み倒そうという悪意があった訳ではないでしょうし、連帯責任として借金の責任を背負わされている状況なのでしょうね。
(ノД`)私どもはお金のことに関する専門家ではありませんので、そちらのことは専門家にご相談なさって頂きたいと思いますが、心理面に関してだけ申し上げます。
問題の根本は、私情を交えずに申し上げれば、借りたもんは返す❝べき❞であることは、間違いありません。辛いでしょうが、それはこの世の習い。余程の高利貸しの悪徳業者でもないのならば、相手の誠意には誠意で対応するべきであろうと思います。
あくまでも❝借りた❞訳ですから。
(´▽`*)まず、問題をいくつかに分けましょう。
➀借金は返せるか?→実質的に返せない。でも、返し続けては行く。
②お母さんが悩んでいる、可哀想に、とあなたが悩んでいる。→ここ自覚。混同しない。
③あなたがお母さんの借金まで支払うべきだろうか。→負担の無い程度に。あなたにも生活があるはず。
④お母さんに何と伝えるべきか→どうせ払いきれないから、気持ちだけでもあきらめようよ。
いざという時はわたしが何とかするから、とウソでもいいから負担を軽くしてあげる。
⑤あなたはどう考えるべきか。→親の借金は親の借金。
仮にお母さんが亡くなったとして、あなたに親の友人の借金返せコールが来たならば、あなたは、あなたの意志で決めればいい。
借金は事実の上では負債ですが、精神面で負い目を持たないことです。
私もお寺の借金・ローンが残っていますが、持っていながら、それを忘れている時がほとんどです。世間の人もみんな家や車のローンがあるはずです。
先を観ると気が滅入りますから、ハシゴの階段のように、一歩一歩、今歩んでいる所にだけ目を向けるようにしましょう。一緒にご飯を食べに行ってください。それだけでもお母さんの気が楽になるはずです。❝居て❞くれることが何よりなのですから。また、ご相談ください。

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おきもち

お悩み相談08020659278
💕禅ママ説法💗 禅ママの超簡単!不安消しテクニック! (*´ 艸`) 人生って、ちょっぴり不安がいっぱいよね? でも大丈夫! 「現実」と「頭の中だけ」をちゃんと見分けられるようになれば、不安なんてちっぽけなものよ! だって、みんな「もしも~」「もしかして~」って、頭の中で勝手にドラマ作っちゃってるだけなんだもん。 (˘ω˘) 「あれが起きたらどうしよう」とか「こんなことになったらどうしよう」って、まだ何も起きてないのに、勝手に心配しちゃうのよね。 だから、今この瞬間、目の前にあるものに意識を集中してみよう! ✨ 見えるもの、聞こえるもの、感じてること… そうすれば、どんなに不安なことがあっても、"今ここ" に戻ってこれるわよ! 心配事って、まるで映画の予告編みたいなのよ。 まだ何も始まってないのに、ドキドキハラハラしちゃうでしょ? でも、実際は、今この瞬間、目の前で起きていることだけをちゃんと見ればいいのよ。 そうすれば、心はもっと穏やかになるわよ。 不安を感じたら、ちょっと立ち止まって考えてみてね。 「この不安、本当に今の私に必要?」 「今、目の前で起きていることは、一体何?」 そうやって、現実と想像の違いに気づけば、不安に振り回されることも減っていくわよ。 だから、今日一日も、"今" をしっかり感じて、笑顔で過ごしてね! (*´ 艸`) じゃ、行ってらっしゃい!

丹下さん、いいこと言うな~。

確かに、ローンも借金です。そうすると、私もかなりの借金を抱えた身になります。

それなのに、私が精神面で負い目を感じていないのは、返済のプランがきちんと決められており、
なんとか返済のめどがたっているからです。

「厳しく返済を迫られている」とのことなので、なかなか難しいかもしれませんが、
「時はいま、ところ足もと」から、一歩一歩進んでいくしかありません。
自分にできる範囲を超えてしまうと、長続きしなくなってしまうので、
くれぐれも無理だけはせぬよう、お母様にお伝えください。

私もがんばって返済していきます。トホホ。

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おきもち

浄土宗の佐山と申します。 浄土宗教師の資格を得たあと、10年間のサラリーマン生活ののちに、この羅漢寺にお世話になり、2014年に住職として晋山いたしました。 現在は、「ここより」というサイトの編集長を務めています。 まだまだ悩める道の途中ですが、少しでも皆さまの力となれるよう、がんばります。

法的責任と道義的責任を明確にして、お母様もリセットをすれば

Mikaさんご自身も御両親のためにお金を工面し、その結果として自己破産。そして、お母様から更なる借金の肩代わりを求められている。つらいですよね。ご質問の内容だけでは、不明の点があります。もう少し事実関係を明確にする必要があります。

ご質問からすると
 1、お父様が経営していた会社の経営が悪化。
 2、お父様は会社の借金の保証人になっていた
 3、金融機関からの追加融資を受けられないから、親族知合いからも借りた。
 4、あなたも両親の生活費や借金返済を手伝ってあげたが、無理を重ねたので、自己破産せざるを得なかった。
 5、父の会社は倒産し、父が亡くなった。
 6、会社の借金は保証人である父に請求され、父の死後は母に請求が来ている。

ご質問ではよくわからないのは、知人からの借金のことです。
借主は、会社だったのでしょうか?お父さん個人だったのでしょうか?
また、誰がその借金の保証人になっていたのでしょうか?

素人考えで申し訳ございませんが、今後の方向性としては
①、家を売却し、少しでも借金を減らす。
 (競売に掛けられると、実勢価格より低く落札される場合が多いと聞いてます。不動産 屋に「家の売却可能か?」「可能だとしたら、いくらで売れそうか?」聞いて調べて見ましょう。
②、それでも借金が残るなら、お母様も自己破産の手続きをとる。
③、知人たちには、あなたもお母様も自己破産したことを説明して、現状を理解してもらう。

いずれにしても、法的責任の処理については専門家に相談するしかないと思います。
①、市町村の無料法律相談に相談するか、法テラス(日本司法支援センターhttp://www.houterasu.or.jp/index.html)に相談してみて下さい。
②、その場合、借金の貸主、借主、保証人、担保、残債額を一覧表にして事実関係を整理して下さい。
③、自宅が担保物件になっており、競売に抱えられようとしていることを説明し、任意に売却した方が良いかどうか相談しましょう。
④、mikaさん自身は既に自己破産をしていることを説明し、お母さんの自己破産手続きと債権者への対応について相談して下さい。
⑤、法的責任について整理した上で、知人等への道義的責任を通常はどのように果たしているか、弁護士に相談しましょう。

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有り難し
おきもち

個別相談可能
 目の前の方の悩みや気持ちをしっかりと受け留め、心を開いてもらうように努めております。決して容易いことでは有りませんが、一期一会の気持ちで相談に、葬儀法事に励みたいと思います。    最初法学部部にで学び、4年間ほど公務員をしていました。(税務署勤務)その当時の学びと経験を終活相談に活かしたいと思います。                                              昭和63年5月に住職となってから、30年が過ぎてしまいました。仏教学・禅学もそこそこ真面目に学んだつもりですが、宗教学・宗教民俗学に力を入れて学びました。そういう分野については丁寧な回答が出来るかも。
一人一人の気持ちに寄り添い、傾聴に徹して、心をほぐしてあげられるよう、努めたいと思います。 それと同時に、完璧に出来るとは限りませんが、其の人が歩むべき方向を一緒に考えてあげたり、次の一歩を踏み出せるよう背中をおしてあげられるよう、努めたいと思っております。

賃借人と今後付き合うつもりがないなら

破産免責申立するから個人民事再生を利用するのが望ましいです。
破産財産がありますから債権に応じて分配しますがその後は自然債務となります。
払いたければ払うことを妨げない。
相手は払えとは言えないが、こちらからは払いますと言える状態になります。

払わなくなって申し訳ないという人は
自ら払ってもかまわないということです。

今はそのようなことではないかもしれませんが裁判所を舞台に闘う方が解決が早いです。
司法書士を利用するのも手です。
ちなみに私は司法書士事務所に16年勤務していました。

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有り難し
おきもち

「平等」という嘘を信じるな。 仏はこの世が不平等であり辛苦から絶対に逃れることの出来ない世界であるという。絶対に逃れることが出来ないにも関わらず、「平等」によって或いは「楽」によって人間が救われるというのは矛盾である。 不平等で辛苦極まりないこの世をあきらめ死後に救いを求めるのも人間否定そのものでお話にならない。 平等というのは自分が助かりたいという思いから生まれた自己優先の魔界の教えである。仏教はそうではない。 人を助けることを優先にすれば自分も救われるという考えだ。 人のために活きることで不平等が不平等でなくなり、辛苦が辛苦とも感じなくなるのである。 世のため人のために働いてみる。 「有り難う」 その言葉で、人はそれまでの苦労が苦でなくなるのである。 これが仏教の真の教えである。 生温い癒やしなどまったく意味がない。 積極的に人生を切り開くための教えに耳を傾けるべきである。 お寺やこのようなサイトの利用は一回にとどめなければならない。何度も相談するということは、まったく良くない傾向である。 お坊さんから聴く「仏の教え」によって生きる力を得て、二度とお寺に相談する必要がない幸せな人生を手に入れて欲しい。 本来ならば実際にお寺に足を運び相談すべきである。ここでご縁のあったお寺さんに必ず足を運ぶべき。それが億劫ならばその程度の悩みだということ。本当に切羽詰まっている人は必ずお寺に足を運ぶ。 その観点からご自身の悩みがどの程度のものなのかを推し量ってみることも有効であろう。 それと仏の教えが必要のない質問は無視する。なんでも応えてくれると思ったら大間違いだ。

質問者からのお礼

丹下様
ありがとうございます。
ひとことひとこと、響きました。
親の借金にできれば向き合いたくない私の弱い心に「借りたもんは返すべき」とびしっと言ってくれました。
母はきちんと道理を通そうとしているのに、母から話を聞くことさえ苦しく、私自身が逃げようとしていたと自覚しました。
「ウソでもいいから負担を軽くする」という方法があるということ、なるほどと思いました。
私が向き合うのは借金ではなく、母なのかもしれません。
借金を返済しようとする母から逃げず、支えたいと思います。
感謝です。

佐山様
ありがとうございます。
お金を借りるときには会社が立ち直れば返済できると信じてしまいました。
現状では返済のプランはまったく目途がたちません。
母は自分にできる範囲(年金)、ほとんどを相手に返してしまうので援助をしないと生活ができない状態です。
まず生活をしてから、返済・・・という考えになってほしいのですがなかなか難しいみたい。

吉田さま
ありがとうございます。
知人からの借金は、会社のため借りましたが実際に借りに行ったのは父と母です。
証書等あるものではなく、ご厚意でお金を貸してくれました。
無理して用立ててくれた方もいました。
自己破産してチャラにできたらいいのですが、返済する義務がなくなったとしても気持ち的にはなくならないものだと思います。

任意売却のことや会社の清算のことも弁護士さんや不動産業者の方にいろいろ相談させていただいたのですが、調べて難しいことがわかっています。
真剣にいろいろ考えてくれてありがとうございます。
他の方は「道義的責任を通常はどのように果たしているか」というのは聞いたことがなかったので伺ってみます。

四次元 法華塔様
ありがとうございます。
私は全部の付き合いをなくしてでもリセットできれば・・・と思っているのですが
70代の母はそういう気持ちにはなれないそうです。
法で免責となってもなかなか心情的には難しく、だから悩んでおります。
司法書士さんには相談したことはなかったです。
検討してみます。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ