他宗派について
先日、パートナーに連れられて念佛宗という宗派のお寺の無量寿寺という所へ一般参詣で参加してきました。
広大な敷地に煌びやからな装飾に圧倒され、更にはこの建造物は韓国の人間国宝が制作した、今まで各国の要人が訪問して仏像を奉納したなど自慢とも取れる内容の説明が多く、これまでの仏教に対するイメージが良くない方向に傾きました。
これまでの物を建築するのにいくらかかってそのお金の出所は。
調べてみると入信するのにも40万近い御布施をし、毎月二千円ほどの支払いをしなければならないが他の宗派もそうなのか。
私のこれまでの考えによるものでは金額は御布施する側によってその多寡が決められるものであるし、決して宗派から金額を明示されるものではないと思ってまいりました。
そして念佛宗こそ仏教の総本山であり、幸せの答えはここにある、極楽浄土にも行けると断言されておりました。
上記の事から私の不信感は強くなり、帰宅後パートナーと話し合い今後どうすれば良いのかわからなくなりました。
近い将来、結婚も真剣に考えていただけに一晩中話し合っても答えは出ず。
私としては確信がないもののこういった布教活動をする宗派は信用するに値しない、パートナーにやめてほしいがそれは強制するものではないし出来ることではないと思います。
そしてパートナー自身(両親に連れられて小学校低学年から入信)やめる気もないし、完全に信じていると言っていました。ただ私の言う事も理解が出来るし、説得はしたいが教えの内容は伝えられない。だから入信して話を聞いてもらいたいと。その結果、信じられなくてやめてもいいと言っていました。
しかし念佛宗にはもう関わりたくないというところが本音です。
ちなみに私の実家は浄土真宗で幼い頃に何度か話を聞いた経験があり、仏教自体に偏見もなく、その教えや歴史に興味はありました。
また、これまでに高野山のあるお寺で奉仕させて頂いた経験もありますが、凄く高尚な地で好意的な印象を持っていただけに、今回のことが残念でなりません。
良い宗派だと感じられれば入信も考えておりました。仏教を学ぶに良い機会だと。
念佛宗は仏教の総本山を謳っていますが、日本の他宗派の僧侶の方々はどうお考えでしょうか。
無量寿寺建設の費用はどこからなのでしょうか。
パートナーとの関係について何かアドバイスがあればよろしくお願い致します。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
色々なお寺さんがありますね。
宗派についての云々はひとまず置いておくとして、一般的な感覚からするとお金の事柄についてあまりあからさまに(それも自慢げに)言われるのはあまり品のいいイメージは持ちませんね。
お寺の世界に限らずどの業界にも様々な人がおりますので、今回の事でその宗派全体のイメージとしてとらえたり、仏教全体に対してマイナスな印象を持たれることが無いよう願っております。
パートナー様の件に関しては信仰は個人個人のものでありますし、ご本人がさほど気にしておられないならお互い不可侵の範囲で考えられるのが良いのでは・・・と思います。
あまり強引に事を進められるとお互いの信頼関係にも響きかねません。
今後結婚生活に支障が出るほど頻繁に多額の寄付を要求されたりなどするなら、その際に同じ宗派で別の御寺院に変わるとかお話し合いになられると良いかなと思います。
危険な思想を持ったカルト系団体ならパートナーとして一生懸命止めねばなりませんが、今回の件につきましてはこのお寺の僧侶自身が少し個性的というか、お金に執着のある人なんだな、くらいに留めておけば良いと思います。
お寺(施設)の維持管理にもお金が必要
どこのお寺でも、施設の維持管理や修繕にお金は必要で、檀家さん達が何らかの形でその費用を負担しています。
うちのお寺では、建物の火災保険料や、本山(宗派の本部)に納める年会費的な費用を、毎年檀家で割り勘にして徴収しています。
建物の修繕や改築ともなれば、1件数十万円の寄付を求めることもあります。
建物の維持管理費用を檀家数で割ったら、年間いくら負担すべきか、想像つくでしょう。
マイホームでもマンションでも、維持管理に費用が必要ですからね。
ですから、お金を求められるのはどんな宗教団体でもありえることです。
お寺の檀家は「お客様(消費者)」ではありません。学校の野球部やサッカー部の部員みたいな感じです。
活動の費用や、コーチ(住職)を雇う費用も、部員が負担するのです。
野球が好きな部員や、サッカーが好きな部員は、それだけの負担をしてでも活動を続けたい。宗教活動もそのような熱意ある人々によって支えられています。
その念佛宗というのがどんな団体かはわかりませんが、寄付を求められることだけで「悪」とは思わないでください。
教えの内容が納得いくものかどうかを調べてください。