大学受験 志望校選択
一浪です。センター試験の結果を踏まえて、出願する国立大学を決めることになったのですが、お知恵をお貸しください。
センター試験の結果は第一志望の合格者平均とほぼ同じくらいでした。
しかし、秋の模試の結果にバラツキがあり、第一志望にこのまま出すかどうか決め兼ねています。
担任からは、一段階落とした某大学(そこでも平均点ぐらい)にするか、もう一段階落としたところにするか(上位層に入ることができていました。)という提案をされ、自分がどうするべきか悩んでいます。
個人的には、後期にそれなりの大学の安全圏に入れているので、ずっと目指していた大学を受けたい という気持ちもありますが、後期の大学よりも前期で検討している大学の方が名実共に上でありますし、志望校を変えて対策が間に合うのかというような迷いもあります。
ただ、一番の懸念は、本当の志望校を受けなかったことをずっと後悔してしまうのではないか というものです。
どうか経験豊富な人生の先輩方からアドバイスをいただきたいです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
大学選択の後悔だけでなく、どんな人になりたいか、も大事。
どんな人になりたいの?
まずは、合格することが大事かもしれない。
今まで、そのために、頑張ってきたのだから。
ただ、大学を卒業して、社会人になり、大人を生きていると、その中で、いろんな経験をし、いろんな人に出会いました。学歴や知識は、その人の一部にしか過ぎません。
社会的評価や肩書きがついてきても、それは、会社の中で生きるためのもの だけであり、一生を決めるものではありません。
社会的評価と、人間の価値は、また違います。
どの大学か、を考える中に、どんな人になるのだろうと、考えてみてほしいなと思います。
大学選択の後悔だけでなく、どんな人になりたいのか、も考えてみましょう。
自分を信じて。
あなたの選択は、決して間違いじゃない。
人生の後悔で最も大きいものは、「やらなかったこと」
たかひろさん、はじめまして。質問を拝読しました。
たかひろさんはセンター試験の自己採点結果を見て、秋の模試の結果も考え合わせて第一志望に出願するかどうかを悩んでいるのですね。
合格ラインなどの検討は予備校に任せて、人生においてどのような選択をすればよいかということについて書いていきます。
高野山を開いた空海は、意外なことに破天荒な人生を送っています。
空海は18歳で日本に1つしかなかった大学に入学し、卒業後は官僚として道が開けていました。今でいうところの東大文Ⅰのようなところに空海は入学し、将来を嘱望されていたわけです。
しかし、空海はどうしても仏教の道を究めたかったのです。
大学を勝手に中退し、山岳修行をして7年間も行方知れずとなりました。
常識的に考えれば、「何とバカな選択をしたのだ!」と言われることでしょう。
しかし、空海は仏教を究めて人々を救いたいという思いに駆られ、「やらないこと」で人生を後悔したくなかったのです。
たかひろさんが、いまやらなければ後悔することは何でしょうか。
心の声に耳を傾けてください。
質問者からのお礼
お礼が遅くなり、誠に申し訳ありません。
国立大学出願を終え、第一志望に出すことにしました。
中田 三恵様
やはり浪人という身分であるため、目先の受験に目が行きがちでしたが、もっと先を見据えて決断する力が欠けていたなと再確認できました。 最後まで自分を信じて、第一志望に出すことにしました。ありがとうございました。
中村 太釈様
わかりやすい例えを提示してくださったおかげで、アドバイスが、深く私の心に沁みました。やって後悔とやらないでする後悔の両方を照らし合わせて、第一志望に出すことにしました。
最後まで自分を信じて一点でも多くとれるように邁進します。
ありがとうございました。