父親を看取れず、葬式もできなかったことを悔やんでます
昨年の6月に父親が亡くなりました。そのことを知ったのは9月末でした。
私の実母は若くして亡くなり父は再婚しました。
しかし後妻と私は折り合い悪く実家と疎遠になっていました。
父の死は後妻から手紙で知りました。後妻の話によると葬儀は行わず直葬しただけとのことでした。相続は家は後妻で預金等は私が相続することを決めました。
後妻と父の仲はすでに冷めており後妻は家が相続できればよかったみたいです。実家には父のお骨が仏壇の前にぽつんと置かれていました。お骨は私が父の生家の近くのお寺に納骨しました。
納骨のときにお寺のお坊さんに法名を決めていただきやっとお経をあげていただくことができました。
葬式すらしてくれず家も父親も奪った後妻に深い憎しみを抱いてます。殺したいとすら思います。もちろん実際にそんなことしたら犯罪者になるのでできませんが。もう相続手続きは済んでいるので家は戻りません。
後妻に家を相続することを許したのは父の遺志通りだったのか悩んでいます。もしかしたら私に相続して欲しかったのか、どちらにしたらよいか決めかねていたのか遺書もなく遺志はわかりません。
もしかすると相続は死んで尚父に酷いことをしたのではないかと後悔が消えません。
私は父の見舞も行きませんでした、お通夜も葬式できませんでした。
法事の49日も100日もしてません。
せめて親族で一回忌はしたいと思うのですが、父の兄弟はほとんど亡くなり近い身内は思い当たりません。お金もあまりないので大きな式はできません。
相続手続きも落ち着き、父の死を知ってから3ヶ月くらい経ちました。最近父を普通に看取れず葬式も出せていないこと、相続の後悔の重いが苦しくてつらいです。
気持ちを整理をするためどうしたらいいでしょうか。
今のこんな状態で父に対して何ができるのでしょうか。
よきアドバイスがあれば教えてください。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
前に進む姿を亡きご両親に見せて生きましょう
亡きご両親のために心込めて香を手向け、手を合わせてあげましょう。その時その時の出来る範囲で、一周忌、三回忌等の年回供養をしてあげましょう。御親戚や友人等一緒に故人を偲んでくれる方が居た方がいいでしょうが、現状を考えますと「まくろ」さん御一人での御供養も止むを得ない方と思います。
お父様との没交渉、最期の見取り、葬儀のこと、相続のこと等、心残りとなることは確かに多々あります。でも、過ぎ去ったことです。過去のこととして受け止めるしかありません。相続だって、「あれも欲しかった」「本来なら、自分の取り分は・・・」・・・と考えたくなることは確かにあるでしょう。でも、そういう気持ちをいつまでも引きずっていたって、苦しみの原因にしかなりません。この世に命をいただいたこと、育ててもらい、相応の教育を受けさせてもらったこと、そのことに感謝する方が、ずうっとすっきりすると思いますよ。
過去のことよりも未来に目を向けて、自分の人生の前に進んでいくことが大事です。生きている限りこの先もいろんな悩みや苦しみは経験するでしょう。そうであっても、「生きてきて良かった。私を生んでくれてありがとう。」と亡きご両親に感謝できるような人生を歩んで行きましょう。それが、一番の御供養です。
心を込めてご供養なさって下さい
拝読させて頂きました。
お父様がお亡くなりになられてあなたは今までのこともあり悲しみや後悔の念にかられているのでしょう。
そして今までも辛い思いをなさってこられたことでしょう。
あなたのお気持ちをお察し申し上げます。
先ずはお父様が正しく仏様に導かれて仏様の元で心から安らかになられますようにと仏様にお願いさせて頂き、お念仏おとなえさせて頂きます。
南無阿弥陀仏なむあみだぶつ
あなたもどうかお父様が速やかに仏様に導かれて仏様の元で安らかになられますようにと仏様にお願いなさり、心を込めて手を合わせてご供養なさって下さいね。
お父様は必ず仏様の元で心から安心なさって下さいます、そして先立たれた方々やお母様に巡り会えて心からお喜びなさることでしょう。
そしてこれからお母様やご先祖様と共にあなたをお見守りなさって下さることでしょう。
どうぞこれからお父様やお母様を思い心からご供養なさって下さいね。
ご法要についてはあなたのできる範囲にて無理なくお勤めなさって下さいね。ご親族の方々とも可能な範囲でご法要やお墓参りなさって下さいね。
あなたや皆さんのご供養の思いは必ずやお父様に届いて参りますからね。
後妻さんとのことについては今までの経緯もあるでしょうけれどもできるだけ感情的にならずに落ち着いてご対応なさることが望ましいのではないでしょうか?
様々に思いがあるでしょうけれども怒り恨みのようなお気持ちは決してあなたを幸せには致しません。
私もよく骨肉の争いを目にしますけれどもお互い決して幸せにもなれませんし、周りの人の感情も害してしまいますし、何より亡くなられた方々やご先祖様がどう思うでしょうか?きっと悲しい思いをなさると思います。
どうか冷静にご対応なさって下さいね。
お母様もお父様もこれからもずっとあなたを見守っていてくださいますし、必ずあなたの人生を支えてくださいます。そしてあなたの幸せを必ずや願っていてくださいますからね。
質問者からのお礼
夜分に返答いただきどうもありがとうございました。
納骨のとき、やっと法名もつけて頂いたので仏弟子として旅立つことができたかもしれません。
お浄土から見守ってくれてると思うことで少しは落ち着けるかもしれません。
まだ感情の整理はついてないですが、後妻との話しも進めて残された遺品整理も進めます。
ありがとうございました。