こんにちは。お久しぶりです。お仕事、続けているのですね。それはご苦労様です。まさしく「楽なことばかりじゃない」ですよね。私も今の仕事に入って２５年くらいですけれど、やっぱり楽じゃないです。毎年、手を変え品を変え、いろんな「楽じゃないこと」が押し寄せてきます。
　さて、その中で「人前で話す」については、少し言えますよ。
「一人を相手にするのも、１００人を相手にするのも、同じこと」です。
　そして、「あなたにしか話せないこと」があるのです。それは、「入社の時に貴女が感じていたこと」です。どんな思いで仕事についたか。どんな経験をしてきたか。
１）私は人前で話すのはとっても苦手です。でも、会社には今までの学生時代と違った出会いがあるだろう、そんな今まで経験しなかった新しい人間関係が、きっと私の器を広げてくれるだろうと、漠然と思っていました
　的なのは如何でしょうか。ちょっと自己開示し、「同じような思いの人」に向けて喋る。１人でも１００人でも他人であることは変わりなく、相手がどんな気持ちでいるかは分かりません。まず自分の気持ちを開示することで、「分かる分かる」と感じてくれる人がいるかも知れません。見つけたら、のちはその人に向かって喋ります。
２）失敗談。失敗談というのは、「学びのストーリー」なのですよ。「今まで通りにやったら失敗した。結果どうなった、何に気づいたか」をお話しできたらいいですね。会社だって、最初から「できた人間」を求めていません。しかし必ず言えるのは「素直な人間が欲しい」ということです。この２つを足すと、「失敗することもある。が、素直に対応して学びにつながった」なのですが、新入社員の方にも「失敗自体は恐れない。その後の始末をきちっとやれば学びと成長になるんだ」と感じてもらえるのではないでしょうか。
３）昨年度、あなたが入社した時にも同じようなことが会ったはずです。その時の先輩の話で、何か印象に残っていることはありませんか？
「あります」ならば類似のことを、貴女自身の経験を交えてお話しする。「ありません」ならば…何を話しても相手は覚えていないんだから、と気楽になる。
　１００人も新入社員がいる会社ということは、入るのも大変だったんでしょう？それなりに待遇も良いのではありませんか？一年間そこで気づいた何かを、後輩に渡してあげてくださいよ。

佐藤良文

光圓寺

一般大学（一般的でもないが…）から大正大学の史学コースへ。そののちお寺。坊...

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