恐怖を乗り越えたい
こんにちは。
お忙しいところ私の悩みをお読み下さること、心から感謝申し上げます。
私は8月に子供を産みました。
男の子です。
子供が4ヶ月になった頃、突然パニック発作のようなものに襲われました。
死ぬのではないかと恐怖でいっぱいになりました。
病院では血液検査をしましたが異常なしでした。
西洋医学的に異常は見当たらないと言われましたがそれをにわか信じきれずにいた数日後に今度は首から背中にかけて激痛が走りました。
たまらなく怖くなり病院へ受診、甲状腺の検査をしましたが異常なしでした。
西洋医学的に異常が無いということだったので、今は鍼灸治療を受けています。
受け始めて1ヶ月後、体調が徐々に良くなってきました。
ですがその頃に夫側の叔父さんが膵臓癌でお亡くなりになりました。
息子を産む前に余命宣告をされている話を聞き、産んだ後2ヶ月半くらいでお見舞いにも行ってその方とお話もしていました。
お話しできていた人が半年で亡くなってしまうことに恐怖を覚えました。
お亡くなりになった後、その方の闘病中の話とかを聞かされて更に恐怖で怯えました。
もし私も何か大病だったらどうしようと恐怖でいっぱいになり、また体調不良がぶり返しました。
今自分の体の痛みや体調不良が=大病なんじゃないかと思って不安で仕方ないです。
この恐怖にどう打ち勝てばいいかわかりません。
どうしたらいいでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
あなたの感じているる苦痛は「異常なし」ではありません
パニック発作に襲われたとの事ですが、とてつもない恐怖を感じられたでしょう。
怖かったですね。
自分自身で体の不調を感じているのに。
それも死を意識するまでに・・・
検査しても何もないのがパニック障害の特徴です。
まずは何もなくてよかったですねと言いたいところですが、そのような言葉は気休めにしかならないでしょう。
なぜなら、yuyuさんの体そのものは、恐らく健康なのでしょうが、心は健康とは言い難いのです。
ご自身の不調に感じた事が、あなたのすべてです。
ですので、異常が見当たらないといって、何もすべてが大丈夫なわけではありません。
この度ご身内の方が亡くなられ、お悔やみ申し上げます。
身近なところで死を間近に感じ、衝撃を受けられたのですね。
しかし、それは当然の感情です。
パニック発作が起これば自分自身、死の恐怖を体験します。
そこには、体に異常があるなしは関係ありません。
あなたの心の中では、突然「死」が目の前にやってきているのです。
叔父様の死、闘病中の出来事など聞かされれば、悲しみよりもまず、死の恐怖のほうが先に来てしまいます。
「半年前までお元気だったのに・・・」
「自分も半年後にはそうなるかも知れない。」
そう感じておられるのではないでしょうか。
すべてが心の問題と書きましたが、「心」は非常に重要であり、簡単なものではありません。
体の不調を感じれば、まずは体を心配する。
しかし、ご自身の心の中にも目を向けてあげて下さい。
「疲れてるんだね」と問いかけるのです。
今まで意識しなかった死と向き合う。
これは辛いけど、苦しいけど、ある意味別の価値観も生まれてきます。
この世の時間は有限なのだから、家族をもっと大切にしよう、人に優しく生きようなど。
恐怖に打ち勝とうとは考えず、今も自分の中の頑張っている「心」と向き合って下さい。