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長男の進路について

回答数回答 2
有り難し有り難し 14

こんにちは!私は今人生最大の困難に陥っています。逃げてしまいたいですが2人の子供の為に乗り越えなければと必死に頑張っているところです。
1週間前に日蓮宗のお寺住職の主人が倒れてしまい昏睡状態です。
早速、次期住職は誰が継ぐかという心配を周囲のお上人様より頂き、現在高三の長男が継ぐと宣言し、大学から仏教系の某大学に入り、修行も始めないとお寺を追い出されてしまうのでなんとか決心するようにとのお話にみえました。
長男が継ぐと言ったならどんな事でも協力を惜しまないとまで言って下さいました。
有り難く涙が出てしまいました。
しかしながら長男は以前より、住職にはなりたくないと申しており、外語大学を目指し自主勉強を進めて参りました。
私は、大学は希望通りに進ませてやり、卒業後に再入学や、修行を重ねいずれ継がせようにすればいいのではないかと思っていたのですが、父親がこんな事態にはなり、今、遠回りはできないようになってしまいました。
それでも長男はどうしても大学は外語大学に入りたく気持ちを変える事は出来ないようです。
お寺を出るとなると生活も厳しくなるとおもいますが、子供を生活の為の犠牲にはしたくないです。
外語大学に入りながら住職になる為の準備をし、仏教系大学に行ったのと同じくらいの期間で資格を取れる道、方向はないのでしょうか?


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

まずは宗に確認です。

こんばんは。我が浄土宗の場合は、資格を取るには最低3年かかります。しかし、大学に通いながら「律師」という住職資格がいただける途は用意されています。
ですので本人が決意すれば何らかの方途はあると想像するのですが、まずは宗の事務所へご確認を。
資格を得るまでは、近くのご住職に兼務していただくことも可能と存じます。
ご住職の快復をお祈りすると共に、ご子息の決断を促したいところです。
坊さんというのは、意外と「なってみてから広い道」ですよ。外国語を活かした住職、というのも素敵です。

追記
こんにちは。ご住職、その後いかがでしょうか。
「周りのお坊さんたちは、なりたくてなった訳云々」とありますが、当のご本人は如何だったのでしょう。貴女との夫婦の会話の中で、それについて触れたことはなかったのでしょうか。実際、我々の仲間には、「父の話を聞いて決意した」という者もおりますよ。

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有り難し
おきもち

一般大学(一般的でもないが…)から大正大学の史学コースへ。そののちお寺。坊...
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他者がどうこう言える問題ではないかもしれませんが

何よりご住職が快方に向かわれることを願ってやみません。

さて、ご長男の問題ですが、ご長男はお坊さんになりたいとは思っておられないということですね。その方に継いでもらわないと家族が困るからご本人のお考えと関係なく継いでもらいたい、というのよいことでしょうか。

私自身はお坊さんをやっているから、お坊さんになってよかったと思えているのだけど、みながそうなのではありません。仕方なくやっているとか、深く考えずに継いでいるとか、そんな人もたくさんいます。人それぞれなのに、継がざるを得ないから継いだとなると、本人もつらいし周囲もつらいことになると思います。

そちらは私とは御宗旨が違いますから、言葉を選んでいるつもりですが、ご本人が「お坊さんをやりたい」とお思いなるような方向付けはできませんか。偉そうなことを言ってすみません。

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有り難し
おきもち

私はお坊さんといっても、ひと様に何か答えらしいものを提示できるような立派な...
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質問者からのお礼

早速の回答をありがとうございます

ありがとうございます。私もその通りだと思います。でも周りのお上人はお坊さんなんてなりたくてなった人なんて少ないです。今は嫌でもいつかは良かったと思えるようになる。と、おっしゃる方が多く、私が子供に最終判断を任せていると言うと、親が厳しくその道しかないと言えばその道を行くようになると言われます。
本当に難しい問題です。

佐藤上人
ありがとうございます。
息子はまだ自身でかなら考え悩んでいるようですが、本当の気持ちはお坊さんにはなりたくないようです。
一方、父親は眠ったままで少しも動きません
お医者様のお話しでは意識が戻るか戻らないかはわからないどの事です。
このまま眠り続けるかもわかりません。
元気な頃は息子にお寺を継がせるつもりでいたと思います。幼い頃からお経を教えたり法事の席につかせたり、昨年夏は棚経を担当させていました。
具合の悪い夫の悪口は言わない方がいいと思いますが、外では面倒見がよく温和なよい人と思われていますが、うちではわがままで短気でいつも私と子供に当たり散らし、大きな音、声、で威嚇し、脅し、物を投げられたり、叩いたりと、とても怖い人でした。でも自分が機嫌の良い時は馴れ馴れしく話しかけてきて、いつも振り回されていたんです。そのせいか息子は父親を尊敬できませんでした。そしてお坊さんのお仕事に魅力を持たなくなったのかと思います。
今は息子の気持ちが決まるまで待ってあげようかと思っています。

追記
父親はお坊さんになるしか考えた事がなかったそうです。4歳から父親についてお経周りや法事を手伝っていたそうです。
そのため、幼稚園には行かず小中高は仕事の日は学校を休み大学の時も試験以外は全て法務を優先したようです

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ