死を受け入れられない。わからない。感じない。
今月、無事に女の子を出産しました。
そして、出産当日。
私は以前から余命宣告されていた
恩師のことが気になり、身近な人に
容態を聞くと、 会ってる方がいい
と言われました。
でも、その日に急遽入院が決まりました。
私は先生にお願いして恩師に会いに
行かせてもらうことにしました。
恩師は痩せ細り、寝ていましたが
私が行くと目を開けて、出産するために
入院することを伝えると拳を作って
頑張ってと言いました。私が答えると
いつものように微笑みながら
頷いてくれました。
私の顔を焼き付けるかのように
じっと顔を見つめました。
そしてその日に出産。
身内の人に伝えてもらうと、
よかったと言ってくれました。
次の日、恩師にボイスメッセージ
を送りました。それを聞かせて
もらうと電話だと思って
はーい!こんにちはと言ったそうです。
その日は痛みで辛そうだったみたいで、
身内の方も驚いたそうです。
私はなんとなく、退院の日を1日早めて
赤ちゃんが帰ってくる準備をしようと思い、
1日早く退院しました。それを身内の方に
報告すると、会えるなら会ってほしいと
言われました。あなたを待ってる気がすると。
私はすぐに向かいました。恩師は寝ていて
声かけしても応じてくれませんでしたが、
帰る間際に、わかりますか!きましたよと
伝えると目を開いて頷いてくれました。
そしてまた寝てしまいました。
その日の夜、恩師は亡くなりました。
出産から3日後でした。自分の人生に
悔いなしと言っていました。私はそれから
元気だった頃から亡くなるまでの恩師の
変わり様が頭から離れず、受け入れられず、
怖ささえ感じています。実は出産の3日前に
祖母も亡くしました。大往生でした。
重なりましたが縁起が悪いとは思いませんし
祖母の死は受け入れています。
恩師の死が受け入れられないというより
わからないです。またご飯に行こう、
相談しよう、早く会いたいと思ってしまいます。
写真やラインのやりとりを見返す日々です。
悲しいよりも、最期に会った人は誰?と
いう感じです。恩師はどこへ行ったのですか。
私のことを待ってくれていたのですか。
そして私が死ぬまでもう会えないのですか。
本当にわからないのです。今もどこかで
生きていて落ち着いたら生まれてきた子を
見せたいのです。おかしいけど、頭では
わかっているけどわからないです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
全てそれでよかったのですよ
そうですか、それは善いことをして差し上げましたね。人にとって、人と人との繋がりの中にいることはとても心地よいものです。特にご年輩の方々にとっては、若い人やあるいは子供をちょっと見るだけでも、時にはあそこにいるんだなって存在を感じられるだけでも元気が湧き出てくるんです。
きっと先生もあなたが最期に会いにきてくれたことがとても嬉しくて、とても活力になっただろうと思います。ご遺族にとってもとても嬉しいことですしね。
そしてあなた自身も、先生から最後の最後に生命を教えていただいたんです。
生命のことって、どんなに本を読んでも、どんなにドラマや映画を観ても、本当の意味では絶対に学ぶことが出来ないんです。実際に目の当たりにして、自分の頭ではなく生命が生命を学ばないと絶対に学ぶことができません。
そういうものを先生は最期にあなたに残して下さったんです。最後の御教えですよ。尊いことです。本当に善い恩師に恵まれましたね。
といっても、当分はやはり「分からない」が続くでしょう。それでいいんです。強烈な体験としてあなたの中にくすぶり続け、20年30年40年かけて咀嚼してゆく。あっ、こういうことかな?と思っても、時間と共にまた見え方が変わってくるでしょう。
そしていつか、然るべき時が来たら、次はあなたがお子さんに教えてあげる番です。
ご両親、お子さんからすればお爺ちゃんお婆ちゃんのその時、おじさんおばさんのその時、地域の方々のその時、そしてやがてはあなた自身のその時…あなたが教わったように、いつかお子さんに教えてあげるんですよ。
最近の世の中はお葬式も家族葬家族葬って、共有しないことばかりしたり、御遺影もちょっと若い頃の写真にしたりして老いや死を隠そう隠そうとしますが、あんなモン本当はダメなんですよね…
さて、老いも死も理解しがたく、時に恐ろしく、時に哀しことです。でも、誰もが通る道です。決して間違ったことではありませんし、悪いことでもありません。自然なこと。先生のことも、あのようで善かったんですよ。
生命の世界観は宗派によって表現が違います。一応私なりのものも貼っておきますが、参考程度です。時間をかけて咀嚼なさってください。
https://hasunoha.jp/questions/11839
宿縁として受け止めていきましょう。
御質問有難うございます。この度恩師の先生やおばあさまには、本当に心からお悔やみを申し上げますが、自分も続いて亡くなられる方の葬儀の御縁に会わせて頂きましたが、この事は生まれさせて頂いたら、必ず受ける苦しみでございますし、私たちにはわからない事でございます。恩師とおばあさまの死を通してお参りさせて頂く事は、亡くなられた方に対してよりも、亡くなられた方への考える場ではないかと思います。合掌
これからも
拝読させて頂きました。大切な方々がお亡くなりになられてあなたは大変悲しく辛い思いをなさっておられるのですね。あなたのお気持ちを心からお察しします。
あなたとお祖母様や恩師の方とのご縁はこれからも続きます。
あなたはお祖母様や恩師の方が仏様に導かれて仏様の元で心から安らかになられますようにと真心込めて仏様にお願いなさり心から手を合わせてご供養なさって下さい。仏様はお祖母様や恩師の方を必ず正しくお導きなさって下さいます。そしてお祖母様も恩師の方も仏様の元で親しい方々と再会なさり円満にご成仏なさって下さいます。そしてこれからもあなたやあなたの生まれたばかりのお子様をずっとずっと見守り続けて下さいます。
死は決して人を分かつものではありません、あなたやお子様やお祖母様や恩師の方とのご縁は永遠に続いていくのです。
悲しみは尽きないでしょうけれどもあなたの思いをそのままお祖母様や恩師の方に手を合わせながら心からお伝えなさって下さいね。
あなたのお気持ちは必ずお祖母様や恩師の方に届き、お二人はあなたのお気持ちをありのままに受け入れて下さいます。
どうぞそのままお伝え下さい。
これからあなたはしっかりとお子様を誠心誠意かけてお育てなさっていくことが先ず第一です。お二人もそのことを先ず望んでいらっしゃることでしょう。そしてこれからもあなたを支えて下さることでしょう。
どうぞ先ずはあなた自身しっかりと睡眠をとって心身ともに休んで英気を養って下さいね。そして疲れを癒して下さいね。
それから皆さんと力を合わせてしっかりとお子様をお育てなさって下さい。
あなたがこれからもご家族の皆さんと共に仲良くお子様を育てながら心から豊かに皆さんと幸せに生きていかれますようにと心から仏様やご先祖様やお祖母様や恩師の方にお祈りさせて頂きますね。
いつでも皆さんがあなたと一緒にいて支えて下さいますからね。
質問者からのお礼
ありがとうございます。
今はまだ受け入れられません。
でも、時間をかけて理解できればいいかなと
思いました。
それまでは、どこかにいるけど会えないだけ。と思っておくことにします。
なんとなくでも、手を合わせて、
理解できなくても、お墓参りに行って、
感謝を伝えたいと思います。
ありがとうございました。