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ケガの意味

回答数回答 1
有り難し有り難し 25

スポーツをしている息子なので、ケガをするのは仕方ないというのは、人からも言われるし、頭でも理解はしているつもりです。
ただ、高3の1日でも大事なこの時期に、またケガをしてしまい、ネットで検索していると、スピリチュアルな意味があると。
自分の先に不安があるとか、自信がないとか。
そんな時にケガをするとも記載されているのですが、今までのケガは、むしろ自信がもてたり、頑張ろうと、前向きな時のが多いので、あてはまらないかなと。
毎朝、神棚に手を合わせて、息子は出掛けますし、私も息子がケガをしないように、神棚に手を合わせています。
試合の時は、以前何かでみたので、実行していて、玄関の掃き掃除をして、トイレ掃除もします。
早朝の場合も、行っています。
なんだか、いろんな事が無意味なのかとすら思ってしまうし、神様は聞き届けてくれないのかとも思ってしまいます。
大きな望みでもなく、『ケガをしないように、痛みがでないように、努力した分だけ結果がでますように』と、それだけなのですが。
ケガをしないで、活躍も出来ている子の親と話しても何が悪いか、よくは分かりません。
なにが、よくないのでしょうか。
また、どう考えたらいいのでしょうか。
またこの先、ケガ完治まで辛い日々を考えると。
親がしっかりしなければ、息子はもっと辛いと。
それも頭ではわかります。
ただ、それでそうですねと、切り替えられる強さもなく、ケガの頻度も少ない訳ではなく、時間もないのです。
1、2週間で完治の怪我であれば、なにも思いませんが、今回もそれでは済まないだろうと。
高校生活まだ終わっていませんが、ケガでの中断時期を合わせると、半年になるのではと。
ふまえて、どう考えたら、前向きになれるのか、ご教示ください。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

事実に解釈の上書きをする時、人は魔に犯される

これまでのご相談をずっと拝見するとどうもLaLa様の考え方の前提として、スピリチュアル的なというか、何か大いなる存在が運命をコントールしている的な解釈に囚われ続けているようにお見受けします。
私も含めて、回答僧はおおむね「そういうことではない」と説き続けております。是非とももう一度過去の問答を読み返してみましょう。自分の前提の考えを一度脇に置いといて回答僧の説くところを読み取ってみてください。

人はわからないことをわからないままにしておけない弱さをもっています。その弱さに付け込むのが「魔(ま)」です。スピリチュアル的な解釈もその一種です。

「神様は乗り越えられる試練しか与えない」とか「人生はプラスマイナス0になるようになっている」とかそういうやつです。

けっこう人間ってこういうのが大好きなのです。でもそれって自分の都合に合わせた空想物語であって事実ではありません。

息子さんのケガは親としても本当に残念で悔しいことだと思います。何よりも本人がそれを感じていらっしゃることでしょう。

しかしそのケガは神などの存在が意味をもってそのケガという運命を与えたわけではありません。神の宗教においてはわかりませんが少なくとも仏教においてはそう考えます。

言ってしまえば、

「ケガをする原因があったからケガをした」

ということなのです。例えば石につまずいて転んでケガをしたとしたとします。その原因は石がそこにあったことや、石に気がつかなかった不注意や、つまづいた後に体制を立て直せるボディバランスがなかったことなど様々な要因があります。でも間違いなく言えるのはそれらの要因がととのったからケガをしたということです。それだけです。

それ以上を求めると人間が魔に犯されます。

「なぜそこに石があったのか」とか「この石には神の意志がはたらいている」とか考えるのは全部後付けの人間の解釈であって「事実」ではないのです。

息子さんには「何事も思い通りにはならない」「努力をしても努力しただけの結果がでるとは限らない」「それでも努力をすること自体に意味を見出せるからこそ取り組む」「結果はご縁のお陰様である」など、大事な事を親として伝えていただけたら息子さんの今後にとって生きる力となるのではないでしょうか。そしてあなた自身の生きる力ともなるでしょう。

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有り難し
おきもち

はじめまして。北海道の片田舎の農村のお寺で住職をしております。 人生...
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質問者からのお礼

吉武様
ご回答感謝します。
私が、スピリチュアル的に考えがちなのは事実で、だからでしょうか。やはり過去にケガの事で、他の方からの回答でしたが、『スポーツを続ける事に対して疑問を持っている、辞めたい、向かないことを続けているとケガをする』が頭から離れないままでした。
でも、息子自体は大学でも続けたい、その為に5時起きして、自主連に出掛けているし、人から言われるほど、見ていても楽しそうにスポーツしています。大学でスポーツもしたいからと、眠いだろうに勉強しているくらいなので、本人が辞めたいはまずないなと。
それで、でも向かないこと、他にやるべきこと、勉強に時間をもっと使うべきで、何かわからない力で、ケガをするのかしらと。
その考えは止めた方がいいですね。
今回は捻ったぶつけたでは、なく普通に走っているときに急な痛みで疲労骨折でした。骨密度からも弱いわけではないのですが、夫からは栄養が大事と、普通の食生活じゃ、足りないと。それをもっと本格的にやるべきなのかもしれないですね、親としては。

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