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歴史上の人物の墓地を訪問するときの心構え

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有り難し有り難し 10

来週、旅行で、関西の、ある歴史の深い土地に観光旅行に行きます。
その土地は観光地ではあるのですが、色々といわくつきな土地といわれており(心霊スポットというわけではありませんが)、軽々しい気持ちで訪問するべきではない、と一緒に行く友人に言われ、すこし緊張しております。

訪問予定地のなかには、ある歴史上の有名な人物のお墓(塚)も含まれています。その人物は、私がむかし歴史を勉強した時は、どちらかというと悪役として扱われていたのですが、近年その人物の歴史上の評価は上がっていると聞いています。

そのような場所では、私のような無知な人間が、その人物の歴史的な評価などを考えるのは恐れ多く、失礼な感じがします。でもつい頭によぎってしまうかもしれません。

歴史上の人物のお墓や廟を訪れるときは、どのような思考や感情で訪問するのが良いでしょうか? また、気をつけなければならないことや、タブーなどはあるでしょうか? 


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

善の心と慈悲で

一般的には仏教は輪廻転生を前提にしますので、亡くなった人はすでに別の生き物になって、別のどこかにいるはずです。
従って、お墓参りは、亡くなった人に対している自分の心、の問題です。
亡くなった人自身がそこにいるとは、考える必要がありません。
心の法則としては、善いことを考えれば考えるほど心に善い癖がつき、悪いことを考えれば考えるほど心に悪い癖がつきます。
善い癖がつくと、煩悩が弱まり幸せ感が増して悟りに近づきます。悪い癖がつくと、煩悩が強まり幸せ感が減って悟りも遠ざかります。
お墓参りの際に、亡くなった人が立派な人格者の場合はその人の善を見習う気持ちで拝めば、善いことを考えたわけだから、心に善い癖(功徳)が積もります。
亡くなった人が悪人でも、それをバカにしたり恨んだりすると悪い考えだから、悪い癖(罪業)が積もります。
亡くなった人が悪い人でも、それに怒らない慈悲の心があれば、罪業を防げるかも。
お墓参りに限らず、日常生活で、善いことを考え悪いことを考えないのが功徳につながります。

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質問者からのお礼

願誉浄史 さま
いつもありがとうございます。 おかげさまで無事に旅行から戻ってまいりました。 
おっしゃって下さった通り、できるだけ心を善い状態にもっていくように心がけながら、
いろいろな寺社や神社を参拝させていただきました。 

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