理不尽な世界
先日、東海道新幹線の車内で勇敢な男性が亡くなりました。
私は全くの他人ですが、とても悲しくなりました。
逃げれば恐らく助かったでしょう。でもそうすれば、目の前の女性は亡くなってしまうという状況のなかで、咄嗟に犯人に立ち向かっていける強さは崇高なものだと思います。
それと同時にこのような気高い人物が命を奪われてしまうという現実の恐ろしさに打ちのめされています。
しっかりとまじめに生きてきて、楽しみもやりたいこともたくさんあったはずなのに、死ななくちゃいけなかった理由はなんですか。
自分の命より人の命を守ることは素晴らしいことですか。
私の夫が被害者の方と同世代なので、奥様の気持ちを考えてしまって苦しいです。
情けなくても、みっともなくても生きて帰ってほしかったと思ってしまうのは、身勝手なのでしょうか。
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生まれさせて頂く時の御縁でしょうか
御質問有難うございます。自分も本当に先日の新幹線の事件については、亡くなられた方やケガをされた親族の方には心からお悔やみを申し上げます。私たちはこの世界に生まれさせて頂いていずれ亡くなる身である事を受け止めさせて頂くのですが、必ず避けたい思いですし、また考えたくも無いのが本当の気持ちだと思いますが、亡くなられた方やケガをされた方は恐らく自分が亡くなる事やケガをする御縁に遭う事は思われなかったと思います。もし1つ前か1つ後の新幹線やその他で乗車されていなかったらあのような事には出会わなかったと思います。たまたま乗車した新幹線であのような事に出会ったという縁でございます。しかし女性を助けた男性は亡くなられてかわいそうですが、勇気ある行動には驚きました。今後私たちが生きる上で多くの苦しみや悲しみ等多くの御縁に出会わせて頂きますが、日々精進させて頂くべきであると思います。 合掌
質問者からのお礼
ありがとうございます。
あれから時間は流れ、日々悲しい出来事に溢れ、ただそれを眺め続けることしかできない毎日です。
納得はできないし、納得できないことばかり起こるのが、この世界の理なのでしょうか。
だからこそ命は大切なものなのですね。
悼み続けること、目に見えない何かに感謝して、いつか死が訪れるまで命の限りに生きたいと思います。
ありがとうございました。