今後どうするべきか
結婚して2年弱になります。
結婚が決まった時に夫が警察のお世話になりました。そのことは両親には伝えましたが、兄弟には直接伝えておらず、知っているかはわかりません。両親と相談し、本人を信じて結婚しようと決めました。結婚する時や直後は未来に希望があったのですが、最近は将来について不安を感じます。特に子供が生まれた時のことなど。考えすぎとよく言われますが、最近は将来のことを考えたり昔の事件のことを思い出し、勝手に不安になって夫に言わなくていいことまで言ったりして喧嘩になってしまいます。逆に喧嘩しないようにと我慢するのもとてもしんどいです。時が経つと、昔のことは忘れるのではと結婚した時は思っていたのですが、何かあるたびにそのことが頭から離れません。このように忘れなければ、ずっとしんどい思いをしなければならないのかとか、喧嘩が絶えないのではと思い将来が不安です。今は夫との喧嘩などでストレスが溜まったら、両親に相談し励ましてくれるおかげで落ち着いたりはするのですが、それも何十年もできることではありませんし、ある意味でプレッシャーに感じる時もあります。
最近、心が疲れ両親と夫に離婚の話もしました。
夫は、自分の事でずっと私が悩み続けるのは申し訳ないから、離婚はあまりいい事ではないけど、お互いに負担が減るという意味ではいいかもしれないと言っていました。両親は今が一番しんどいけど、辛抱したらいいこともあると思うよと励ましてくれましたが、結局は夫婦の問題だから口出しはできないと言う感じでした。
夫は、怒ると理不尽なことも言いますが、基本的には仕事は真面目、ギャンブルやお酒やタバコもせず、私を喜ばせようと休日は食事や行きたいところへも連れて行ってくれ、家庭を省みるような人です。だから私も好きです。でも、過去のことを思い出すたびに、好きだけではどうにもならないことなのかと落胆してしまいます。
喧嘩もあるかもしれませんが、もう少し希望を持ち頑張って2人で生きていくか、別れてお互い心の負担のないように行きていくか悩んでます。
何かいいアドバイスなどがあれば教えていただきたいです。よろしくお願いします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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頑張る姿
質問読ませていただきました。
忘れたいのに忘れられない、意識に心が付いて行かない・・・とても苦しんでおられることと思います。
さて、私たち人間は、なぜ人間に生まれて苦しい人生を送らなければならないのでしょうか?
簡潔に申しますと、前世において悪いことをしたからです。
仏教では十界というものを説きます。人間の世界はさぞかし上かと思われるかもしれませんが、なんと下から5番目の境界なのです。
また三世というものも説きます。これは前世があって、現世(今の命)があって、来世(死んだ後の世界)の3つです。これらは密接に繋がっていて前世したことが原因で今の命を受け、現世でしたことが来世の命に繋がっていくのです。
つまり、上の2つのお話を組み合わせるなら、我々は、悪いことをしてきたから人間に生まれてるんです。
どんな悪いことか?それはわかりません。嘘をついたのかもしれません。盗みを働いたのかもしれません。生き物を殺したのかもしれません。
しかし、何かをしたのです。
そんな「人間」という生き物を、私は「悪い生き物だ」とは思いません。
なぜなら、前世の罪を負いながら、今の命を一生懸命に頑張って生きているからです。
こういう言い方をすると上から目線かもしれませんが、私自身も、罪を背負いながら一生懸命生きている1人です。
そんな、前世からの罪を負ったご主人は、現世でも罪を犯されたようです。
しかし、ご主人はその罪を悔いて一生懸命に頑張って生きているのではありませんか?
そして、「自分の事でずっと私が悩み続けるのは申し訳ない」という発言からも分かりますように、ティンキーさんのことをとても大切にされておられるのではないですか?
なかなかいませんよ、そんな良い旦那さん!
覚えているご主人の罪を責めるのではなく、「私も覚えてないけど罪を背負ってるんだよ。でも2人で一緒に支え合いながら頑張って生きていこう」と思えるようになれば、少しは心も楽になるのではないのでしょうか。
何か参考にしていただければ、ありがたく思います。
質問者からのお礼
天王院 誠海様
私のお話を聞いてくださり、アドバイスを頂きまして、とても感謝しております。
なかなか周囲に相談することもできず、自分の中で孤独を感じていたのかもしれません。おっしゃったように、みんな完璧な人間ではありませんし、もちろん私も完璧な人間ではないなと気づかされました。その考え方が、とても心救われました。これからは、愛してくれている夫がいるからこそ、お互い助け合ったり、補い合って共に一生過ごしていけたらと思います。
本当にありがとうございました。