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相手に決心を固めてもらうにはどうしたら良いでしょうか?

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以前に、外国人夫との離婚を決心した者です。今、半年間、別居しています。

子供が産まれ、初めての育児、普段通りの家事、数ヶ月後の仕事への復帰で忙しく過ごす様子を見て、旦那は、自分のことを無視している、夫婦だけでのんびりする時間がない、などを理由に疲れて授乳しながら一緒に寝てしまった私を起こし、数ヶ月の子供が寝ている前で怒り、暴言を吐いたり、激怒して授乳中の私の背中を3発グーで殴るなどの暴力をしました。
それ以外にも、ヨチヨチ歩きの子供の前で、物に当たったり、わめいたり、色々なDV(これに値するのかどうか分かりませんが)を受けました。

その度に実家に逃げ、一週間ほど離れ、泣きながら謝罪され、許してあげて戻るを何度も繰り返しました。
私の両親にも2度しないと直接謝罪をし、注意を受けました。

自分が気に入らないことがあると、不機嫌になり、後先考えずに、その場を何も言わず、去ったり、怒りをあわらにすることがよくありました。仕事先でもあり、私が上司と話をして、謝罪することも数回ありました。

本人はPTSDを患っているから、それが原因なんだと言います。( 母国で診断されました)

最近は、性同一性障害であることに気づいたと言われ、女性が着るような服や下着が洗濯物に干してあったりします。

どちらもわざとしている訳ではないので、病と言われると、言葉がありません。

私はやはり、一緒に住むには抱えるものが大きすぎるのと、生理的に精神的に受け入れられない、子供には両方とも、良い影響とは思えないのです。

不安や恐怖、心配や疑いを持って、それに耐える生活は、お互いに苦しいだけだし、またストレスの原因になると考えています。

毎日のように、謝罪のメッセージ、家族が恋しい、泣きながら帰ってきて欲しいと言われ、気分的に聞いているだけで、本当に辛いです。

私はできるだけ早く、リセットして子供と前に進みたいのですが、なかなか、決心をしてくれません。

自分のやってしまったことには後悔して、私の気持ちも理解してくれているというのですが、自分の人生はどうしたら良いのか?1人になる人生が考えられない、起きてしまったことが信じられないとグズグズ泣きごとを言ってきます。

どうしたら、気持ちをリセットしてくれるのでしょうか?

ご教示、よろしくお願い致します。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

相手の親御さんにも働きかける あなたの両親からも手紙を送る

離婚の為には、彼をもっとオフィシャルなステージに引き上げないといけません。
あなたと彼の間だけならどんどん感情的になります。
「愛している」の名のもとに人を蹴る殴る、最低の行為です。
それは自己愛。
「キミのことムカついたらぶん殴るけど愛してはいるよ」ナンダコリャ、です。
そういう理論もちゃんと冷静に伝えた方がいいと思います。
自分が何をしているかを彼の頭の中で自分の事に置き換えて考えさせるとイイと思います。
世界に自分しか人間がいなかった時、人間は自分中心になります。
彼は育ってきた環境が王様だったのでしょう。
世界の人間が共通して入っている宗教があります。
それがエゴ、自分勝手、自己中心、わがままという宗教です。
人間には宗教心がないと、そのままなのです。
いくらキリスト教圏でも、本人が敬虔な気持ちが無ければ横暴は変わりません。
それを病気を理由にしてはいけないと思います。
彼にとっても相続面などでデメリットを伝えるとよいのではないでしょうか。
こちらは金銭的な要求を極力最小限にすることで、条件次第ですぐに離婚してくれると思います。
あなたも離婚したい気持ちが強くあるでしょうが、子供を養っていけるだけの費用を相手側からある程度は頂かないと、子供とご両親も今後辛い思いをします。
誰かのためなら頑張れるものです。子供のために、と意識チェンジしてみてください。
安全な離婚を御祈念いたします。

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有り難し
おきもち

お悩み相談08020659278
今月の法話 文殊の剣 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞(本文より) 「大丈夫、慧の剣を取る。」 大いなる菩薩や老師は智慧の剣を取って、人の迷いの見解を断ち切り真実の姿をみせてくださいます。 智慧の剣とは人間の自我、我見の無いこころからなる、無垢で清らかなる「事実の様子」「本来の様相」を見極める力ともいえましょう。 それこそが智慧の剣なのです。 文殊とは自己を鎮め得た者の姿。 人間の内なる思慮分別の猛獣を修め得て、その上に鎮座する姿。 事実を事実のとおりに見るということは、余分なものがないということです。 そこに現れる余分な見解というものを断ち切った姿。 そもそも、もともと一切の事象、事実というものには余分なものはありません。 とは言えども、それでも人は人の習癖・習慣的に物事に思いをつけたす。 いまや「写真で一言」という要らぬ添え物をするバラエティ文化もあるぐらいですから、ものを本当にそのままに受け取るということをしない。 文殊様の持つ剣、智慧の剣というものは、そういう人間の考えを断ち切る働きを象徴したものです。 その文殊の剣とはなにか? お見せしましょう。 いま、そこで、みているもの、きこえていること。 たとえ文字文言を観るにしても、そのものとして映し出されているという姿がありましょう。 文字として見えているだけで意味を持たせてもいない、読み取ってもいないままの、ただの文字の羅列のような景色としてみている時には、文字であっても意味が生じません。 本当にみるということはそこに安住しています。他方に向かわない。蛇足ごとが起こらない。 見届けるという言葉の方が適しているかもしれませんね。 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞それはものの方を見るというよりはそれを見ている己を見つめる姿ともいえましょう。 そういうご自身のハタラキ・功徳に気づく眼を持つことです。 あなたの手にはすでに文殊の剣がありますよ。用いることがないのはもったいないことですね。

お互いのためだと、前向きに別れたいですね。

別れたほうがお互いにおだやかに過ごせる、お互いの利益のためだとお話してみては。
離婚してもたまに会うだけなら危険性がないようにも思えます。
たまに会ってもよいなど、条件を提示してもよい。逆に、あまりしつこいようなら黙って姿を消していなくなっちゃうよ?と脅してもよいし。

会うは別れの始め。いつか必ず別れるのが人生。人は独り生まれ独り死ぬもの。
悲しむ必要はない、普通のことだとわかってもらいたいですね。
どうせ別れるなら、和やかに「じゃあまたね」と別れたい、「二度と会いたくない」とは思わせないでほしいですよね。

別れたって幸せになる方法は探せる、幸せになる道を変更できないほど人間はバカじゃない、幸せになる道は1つではない。
変わることから逃げないで、変わりましょう。
リセットではなく、上に積み重ねるのだから、別れたって、二人で過ごした過去が無駄にはならない。
そのように励ましてみてはどうでしょうか。

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有り難し
おきもち

がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四十代男。 仏教は、悩み苦しみを制御したり消したりするための教えです。まだまだ未熟者の凡夫ですがよろしくお願いします。

質問者からのお礼

丹下 覚元 様

ご教示ありがとうございます。
まさに自己愛だと私も思っていました。悲劇のヒロインのように周囲の仲間や家族までもを非難することもありました。エゴ、わがまま、自己中心の宗教、なるほど!と思いました。

自分の考え方は器が狭いのかなと思う時もありましたが、自分の決心に間違いないと確信することができました。ありがとうございます。

金銭は要求していないのですが、これから住む新築の家の権利を私に譲ってもらうよう要求し、金銭的な援助をする気持ちがあるのなら、受け入れると伝えました。子供の将来のために家を何とか守っていこうと思います。
がんばります。

願誉浄史 様

ご教示ありがとうございます。
別れることによって、お互いのストレスや我慢を回避できると思えば、新たな前向きなスタートになりますよね。

おっしゃる通り、和やかに、じゃあ、またね!と別れたいと思っています。
時間が経てば、新しい環境で新たな幸せが見つけられますよね。

前向きな考え方を伝えてみたいと思います。
ありがとうございます。

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