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いつかは母を許せる日が来るのか

回答数回答 3
有り難し有り難し 36

お世話になっております。
今まで母のことで2回質問させていただきました。

私は高校受験に失敗してから母と仲が悪くなりました。"母を辞めるから"と言う言葉や"親族全員がお前を迷惑だと思ってる"と何度も言われ続け、殆ど毎日が兄や幼稚園の元同級生と比較されます。

先日中学3年の最後に兄から間接的に渡された私宛の母からの手紙が見つかり5年ぶりに見てしまい中学の卒業式に母がいなかったことを思い出しました。これまでの学校行事には必ずと言っていいほど母は参加していたけど、この時だけは居らず何度も体育館内を卒業式中に探したのを思い出しました。
高校3年まで母と会話する事も嫌で父や兄と会話するときとご飯時以外は毎回イヤホンをして音楽を聞く程で、今でも時々嫌で同じことをします。

私も高校受験はただの過程としか見ていないので、受験失敗はどうでも良いのですが、失敗したときに失敗した本人よりも母は落胆し部屋に引き篭もるほどでした。時々"もうあの人はこうだから諦めよう"と思ったり"あの人にも優しいところはある"と本当に思ってもその数分後、数時間後にはそれを無にするような行いをしてきます。

実際は多分母のことが大好きなんだと思います。大学の行事にも顔を出してくれたり何やかんや気にかけてくれてるのを全てではないけど知ってます。
けど、どこかで母を許せずにいると思います。
きっと母はこの先ずっと変わらないと思うし、何ならどんどん酷くなると思います。

私はいつか母を許せる日が来るのでしょうか。
また、どうしたら母を許せるようになるのでしょうか?


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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

大丈夫。親子なんだから。 いつか、分かり合えるよ(^^)

お母さんはね、
描いている理想に、子どもを置きたいのだと思います。それが幸せ、自分の生きる評価、価値だと思っているところがある。私の人生、子育ては、間違ってなかった ってね。

あなた達の人生、好きにしなさい、と言えたら簡単だけれど。それが出来なくて、(お母さんの理想)道から外れた あなたが許せないのかもね。
もちろん、道から外れてなんてないし、どんな道も、あなたの生きる道。それでいいんだよ◎

ただ、お母さん自身が、受け入れていくのに、時間がかかるかもね。
周りと比べて、うちの子は、思い込んでいるのかも知れない。

ただね、やっぱり、頼るは、わが子よ。
いつか、時間がかかっても、お母さんの気持ちが解ける母が来る。囚われていたものから、解放されるような ね。

だから、あなたは、もう、お母さんに振り回されないように。
自分の生き方をしたらいい。

大丈夫。親子なんだから。
いつか、分かり合えるよ(^^)

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はじめまして(*^^*) 中田みえです。 教善寺 住職として、母親として...
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許さなくていい。

かねまる様こんにちは。拝見させて頂きました。

お母様と関係の事、ご自身で自分の事をよく分析されていてとてもしっかりされていて優しい方なのだなと最初に思いました。本当はお母さんが好きだという気持ち。わかって欲しかったですよね。寂しいですものね。今まで本当によく対応されてきたと思います。かねまるさんは何も間違っていないと思います。

まずお母さんを今すぐ許す必要はありません。許さない気持ちは全て悪い事とは限らないのです。自分の心が傷つけられた時は自然の反応なのです。ですからまずは許せない気持ちを持つ自分を許しましょう。

許さないのゴールは許すではありません。どうでもよくなることなのです。かねまるさんが言うように、今かねまるさんは幸せになる過程を生きています。ちゃんとこの先あなたを必要とする人が現れます。そのためにも出来れば心をどうにかしようとせず物理的距離をとる方向で考えてください。親子の問題は一緒にいるとなかなか解決しません。親子は対等の関係になりにくいからです。お母さんを一人の女性として見られる距離が必要です。今すぐには無理でも別居の方向で動いてみてください。

もう一つ、お母さんはきっとお母さんのお母さんか周りの人に正しい生き方を押し付けられてしまった人です。正しいとはお母さんを都合よく支配するために使われる事です。自分には価値がないんだと思わされる病気のようなものです。ですからかねまるさんはその価値観に引っ張られないようにしてくださいね。

あなたが自分の心を大切にして楽しい思える事見つけ動く事がお母さんを救う道となります。子供が自立すると親も自立します。応援しております。

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おきもち

御縁があって一般人からお坊さんになりました。現在は小さなお寺の住職をさせて...
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いつの日か

拝読させて頂きました。

あなたが社会人として独立して自立して生きていくようになった時に合間合間にお母様とのこと育てられたことをきっと思い返す時が来るでしょう。
その時には今とは違った見方ができるでしょう。

ですから別にあわてることはありません。親子ですからこれからもいろんなことがあるでしょう。

いつかお互いを尊重し合いながら認め合い許し合えることができるでしょう。

あなたがこれから健やかにご成長なさっていかれます様心からお祈りさせて頂きます。

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Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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