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同性への敵対心

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有り難し有り難し 10

私は同性への敵対心がかなり強いです。
恋愛、仕事、容姿、家庭環境、学歴、人望、など全てにおいて同性(特に同年代)と自分を比べてしまいます。特に、恋愛や容姿、人望などでかなり敵対心が湧いてきます。自分よりもチヤホヤされている人に対しては敗北感を感じて嫉妬がとまりません、自分よりも美しい顔とスタイルを持つ人に対しても同様に激しく嫉妬を覚えます。パートナーが自分以外の女性を褒めたり、好意を感じていると怒りと悲しみでいっぱいになります。
自分と他人を比べて、勝てば優越感にひたり、負ければ劣等感や嫉妬で苦しくなります。
こんな自分が嫌だ、変わりたいと心から思っていますが、どうすれば良いのかわかりません。アドバイスいただけると有難いです。よろしくお願いします。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

業と薫習

読まさせていただきました。

いくら他人と自分を比較しても、得られるものは少ないですよ。他人と自分が違うのは
当然なのですから。それで勝った負けたいったところで、五十歩百歩というものです。

それはわかっているけど、やめられなないのはなぜか?精神分析用語でいうコンプレックス
つまり、無意識下への抑圧が出てきているのではないですかね。

人にはなぜかしてしまうという心の癖があり、それなどを仏教では業といいます。
本人が自覚しなくても行動に影響を及ぼすような傾向が深く心に根付いている様子を、
「業が深い」と申します。また、逆に行為が心に癖をつけることを風薫るに習うと書いて、
薫習(くんじゅう)と申します。衣に香を焚きつけて衣に香りが移るように、心も行動で、
変わるのですね。

その心の癖に気づけたことはよかったですね。まずは自分にはこういう傾向があるということ
を知ることです。そして、そのこと自体は責めないで、心の動きを見つめることです。

仏教的な心の見つめ方はいろいろあります。その行動によって心はおのずと変わってくると
思いますよ。

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有り難し
おきもち

浄土宗僧侶です。 寺に生を受け、小学校5年で、得度(お坊さんになる儀式)...
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