hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

その後のこと・人との距離感について

回答数回答 2
有り難し有り難し 24

いつもお世話になっております。
前回の相談から動きがありました。今回はその報告と今後の相談をさせて頂けたらと思います。

<その後>
6月まで仕事を続けていたのですが、心身ともに限界が来て動けなくなり、退職することになりました。

体重が10キロ以上減り、部署内でも「様子がおかしい」という声が上がっていたそうです。退職時に知ったのですが、僕に障害(発達障害・精神疾患)があることは、既に他の社員さん・例の上司も知っていたとのことでした。上司は「即戦力が欲しいのに、何であんな面倒な奴を入れたのか」と苦情を出していたそうです。

その後、1ヶ月ほど自宅療養・通院を続け、今月あたりから少しずつ体調が落ち着いてきました。現在は地元の就労移行支援団体に参加しています。また、ハローワークにも通っています。
今後は障害者雇用での就職を目指し、9月からは本格的にこちらに通う予定です。

<相談>
自分の相談内容を振り返り、自分の最大の問題は人間関係での躓きの多さだと思いました。大抵は「周りの人との距離感が分からず、近づきすぎるか離れすぎる」というものです。

これまでの経緯から、常に誰からも嫌われたくないという恐れを基に行動していました。無理に人間関係を築こうとして近づきすぎる、周囲の言動に過剰反応する…など。

今の就労移行支援団体では、挨拶は欠かさず行い、あまり自分からは話さずに周りの様子を見るようにしています。今の時点ではトラブルなどは起きていませんが、どうしてもぎこちない接し方になってしまい、戸惑うことがあります。

ただ、確かに人との距離感を掴むのは難しいですが、やっぱりできるようになりたい。もちろん再就職が最優先ですが、この部分にもキチンと向き合っていきたい。

人との距離感の取り方・感じ方について、何かコツかヒントを頂けたら、とても有難く思います。


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

人との距離感は、やっぱり確かめることです。

心身の限界では、退職も 無理ないですよねぇ。
いろいろ言われて、悔しいですけれどね。
あなたの状況に理解がされない環境の中で、人間関係を保つのは、しんどかったでしょうね。よく今まで頑張りましたね◎
本当に、お疲れ様でした。
しっかり、療養なさってくださいね。

就職活動も、前向きにいきましょう。
きっと理解してサポートしてくださる職場だって、ありますよ(^^)

人間関係は、難しいですよね。正解って無いからね。互いの雰囲気で、距離をはかったり、居心地の良さも 相手によって変わるからねぇ。
その相手も、人によって様々。だから、難しいし、みんな悩みの種です。

人との距離感は、やっぱり確かめることです。
相手の表情や、言葉のニュアンス(感情)というかね。冷たそうだなと思ったら、相手は そっとしておいてって思っているので、ちょっと距離が近いのだろうと思います。
反対に、ニコニコして 明るく感じたら、イイ距離感なんだと思いますよ。

関わり方を、人によって、場によって変えていく。空気を読む、場を見る、ってことです。
でも、達人みたいな人、いないから、やっぱり難しい。
あまり、落ち込まないで。
私、鈍感なので教えてくださいね、って言っておけば、相手にも伝わるし、分かってもらえると思いますよ◎大丈夫、大丈夫。

{{count}}
有り難し
おきもち

個別相談可能
はじめまして(*^^*) 中田みえです。 教善寺 住職として、母親として、慌ただしく過ごしております。 ◆ゲートキーパー ご相談 駆け込み寺 (訪問は要予約。まずはメールでお問い合わせください) ◆ビハーラ僧、終末期ターミナルケア、看取り、グリーフケア、希死念慮、自死、産前産後うつ、育児、DV、デートDV、トラウマ、PTSD、傾聴、手話、要約筆記、電話相談員、小学校支援員としても、サポートしています。 ◆一般社団法人『グリーフケアともしび』理事長 【ともしび遺族会】運営 毎月 第1金・昼夜2回開催(大阪駅前第3ビル) 14:00〜,18:00〜 お問い合わせ申込⬇️こちらから griefcare.tomoshibi@icloud.com ◆『ビハーラサロン おしゃべりカフェひだまり』 ビハーラ和歌山代表 居場所運営 問い合わせ申込⬇️こちらから griefcare.tomoshibi@icloud.com ◆GEはしもとサピュイエ 所属 (Gender Equality 誰もが自分らしく生きることができる社会をめざして)DV・女性支援 ◆認定NPO京都自死自殺相談センターSotto 元グリーフサポート委員長(2018〜2024) ◆保育士.幼稚園教諭.小学校教諭. レクリエーションインストラクター 10年間 保育 教育の現場で 総主任として勤めた経験も生かしつつ、お話できることがあれば 幸いです。 いつも あなたとともに。南無阿弥陀仏 ここでは、宗旨を問いません。 まずは、ひとりで抱え込まないで。 来寺お問い合わせは⬇️こちらから miehimeyo@gmail.com ※時間を割いて、あなたに向き合っています。 ですので、過去の質問へのお返事がない方には、応えていません。お礼回答がある方を優先しています。 懇志応援も宜しくお願いします。 ※個別相談は、hasunohaオンライン相談より受け付けています。お寺への いきなりの電話相談は受け付けておりません。また夜中や早朝の電話もご遠慮ください。 法務を優先させてください。
午後から夜の時間帯は都合がつけやすいです。特に21:30以降は、たっぷりとした時間が取れます。 ◆こちらから、無理に聞き出すことは致しません。 言いにくいこと、言えない気持ちも大切にします。あなたのお気持ちのままに、ゆっくり待ちながら、その気持ちを大切に受け止めたいと思っています。 ◆自死で大切な人を亡くされたり、死別により 死が受け入れられなかったり、心の整理がつかない方へ。30分ずつでも、オンラインで定期的に気持ちに向き合っていきませんか。吐露したり泣ける時間も、大事なグリーフケア 。 ◆個別電話ってドキドキして勇気のいることだけれど、声が届くから、聞こえてくるから、ちゃんと繋がっているようで、そばにいるように安心出来ることもあります。 ◆ 終末期ターミナルケア、看取り、希死念慮、自死、グリーフケア、トラウマ、PTSD、子育て、産前産後うつ、不妊、傾聴、手話、要約筆記者 としても、サポート ◆出来るだけ希望時間にお応えしたいと思いますが、午前中は毎日 法務があります。 (相談は、hasunohaオンライン相談より受付下さい。お寺へのいきなりの電話相談は受けていません。法務が優先なので) ◆一人で悩まないで。待っていますね(﹡´◡`﹡ )

SSTが良いと思います。

読まさせていただきました。

きちっとした文章で読みやすいですね。人柄が伝わります。
発達障害と精神障害の両方もちとのこと大変ですね。

とくに発達障害はASDにしてもADHDにしても、生きづらさを抱えやすいなか、
よく頑張られていると思います。

私もASD傾向があり、人の気持ちがわからない人だとよく言われますが、なるべく
推し量るように努めています。

人との付き合い方も極端に近いか遠いかで、適度な距離感を取るのがなかなか難しいです。
ヤマアラシのジレンマって知っていますか?ヤマアラシどおしが体を温めようと近づく
話ですが、近づきすぎると痛いし、離れすぎると温かくない。適度な距離を探さなくては、
ならないということです。

そのために、SST(ソーシャルスキルズトレーニング社会生活技能訓練)といって、心理療法士
がリーダーをしての、コミュニケーションの練習の集団心理療法があります。これが一番
良いように思います。どこかで受けられないですか?

{{count}}
有り難し
おきもち

個別相談可能
浄土宗僧侶です。 寺に生を受け、小学校5年で、得度(お坊さんになる儀式)、その後宗門大学(浄土宗の僧侶養成機関)である大正大学佛教学部で学び加行(住職修行)を得るための修行)を受け浄土宗教師(浄土宗の正式なお坊さんとしての、住職資格)を取った後、某寺に入寺、京都の大本山黒谷金戎光明寺内にある浄土宗教師修練道場(浄土宗教師が更に1年間研鑽を務める場)にて1年間修行研鑽、その後も研鑽を続け、教学(浄土宗を中心とした仏教の教え)・法式(お経のあげ方・儀礼)・詠唱(ご詠歌・和讃)・布教(教えの伝え方)・雅楽の研鑽を積んでいます。 がしかし、もともと小学校時代から精神疾患で、大学で精神科初診、20代は通院しながら、学業・修行・僧職を勤めていましたが、30代で仕事と結婚のストレスがさらにかかり、大きく心身の体調を崩して入院して以来、寺は休職しています。そして、今は寺を離れ草庵に暮らしています。 2003年に大きく体調を崩して、入院以来入退院を23回繰り返しています。40代過ぎから、徐々に精神的に安定し、50代手前の最近少しバイトが出来るようになりました。デイケア、障害者職業訓練、B型就労支援事業所とステップアップし、単発派遣から初めて、バイトで、2社に勤めて、体調悪化で入院してこの2社をやめて、今は3社目のアルバイトをしています。その中で得られた人間的成長の気づきもフィードバックしていきたいと思います。 精神障害2級の統合失調症・双極性障害・不眠症持ちです。 こんな私ですが、どうぞよろしくお願いいたします。 連絡先は、blister55.takahiro@gmail.com
対応できる時間は昼間です。音声のみにてお願いいたします。体調などにより対応できない場合もあります。専門分野は精神疾患・恋愛・人生・仕事・浄土教などです。よろしくお願いします。

質問者からのお礼

中田さま

お返事ありがとうございます。
そう言ってもらえて、気が楽になりました。

人間関係において、相手をちゃんと見るって本当に大事ですね。「嫌われたくない」というのは「自分を良く思われたい」と似たような意味で、これは自分勝手な考え方だったな…と思います。

今後はそのような不安や考えは置いといて、まずは相手の様子や話をちゃんと見聞きする、向き合うことから始めようと考えています。

鈍阿さま

お返事ありがとうございます。
人柄が伝わると言ってもらえて、嬉しいです。
「相談に乗ってもらうのだから、話を分かりやすくしなきゃ」という思いで、文章を書きました。

今の所、精神疾患の方は安定しています。
ヤマアラシのジレンマは、言葉は知っていたのですが、意味はよく知りませんでした。
今回初めてそれを知り、勉強になりました。

就労移行支援団体では、SSTかはわかりませんが、コミュニケーションの取り組みを数多く取り入れているそうです。僕もこの取り組みに積極的に参加するつもりです。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ