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お墓の事を教えてくださいませ。

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有り難し有り難し 23

お坊様、いつもお世話になっております。お墓について教えて頂きたいと存じます。私の実家も夫の実家も偶然、浄土真宗お西です。

私の実家は父が長男で両親と同居し、先祖代々のお墓を守ってきました。父も今はそのお墓に眠っております。父の弟たちは各々が自分たちが入るお墓を購入しました。

問題は私の舅の弟です。亡くなった舅の両親と姑が折り合いが悪かったので一年で同居を断念しました。結果、長男である舅の弟の次男が両親と同居しました。相続の際は、舅の弟に全て譲ったそうです。
しかし、公営の墓地を長男である舅の名義で亡くなった舅の母親と父親のお墓があります。現在、舅の両親がその墓地に眠っております。舅の弟は両親が亡くなった時点で仏壇とお位牌、写真等を舅の家に送りつけてきたそうです。その後、舅が両親の法事を行って参りました。
舅の弟はご仏前は一度も持ってきた事がありません。ただ飲みして帰ります。
しかし、最近、舅の弟が両親が眠る公営墓地に自分が死んだら埋葬されたいと言い出しました。
私は舅の弟は非常識だとおもいます。

長男家族、次男家族が同じカロウトウに入るなんて聞いた事がありません。

お坊様、このような場合、どのようにすれば良いのでしょうか?ちなみに私の夫は長男ですが、我が家には子どもはおりません。舅の弟には長男と男子の孫がおります。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

お墓も、お骨のしまい場所の話では、ないのですけれどね(泣)

そぅ、、、自分の希望は言うのに、周りへの配慮がない人なのかしらね。勝手な振る舞いで、あなたも また振り回されてきたのですね。
なかなか、お付き合いが難しいですよね〜。

舅の弟さんには、お子さんがいらっしゃるのだから。そちらの家族で考えることでありますから。聞き流しておいたらどうでしょうか。

お墓も 名義主がいたり、管理したりと、財産ではありますが。信仰心もないのに、形ばかり整えても。本当は何の意味もないですからね。

そんなことを見てきた あなた方としては、とても納得がいかないでしょうね。
(もう、いっそのこと、本山 西本願寺へ納骨なさってもいいかと思いますが。この件に関しては、個別に相談に応じます。)

するも、しないも、なんの約束もせずに、ただ勝手だなと思いながら聞き流しましょう。

手を合わせることは、亡き方を偲びながら、私たちが 阿弥陀さまの法を聞かせていただくこと、これが一番大事なのです。
だから、お墓も、お骨のしまい場所の話では、ないのですけれどね(泣)

よくよく、その点も、お手次のお寺の住職さまに、ご相談なさったらいいですよ。
あなた一人で、考えこまないでね。

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はじめまして(*^^*) 中田みえです。 教善寺 住職として、母親として...
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非常識だとまでは言えないと思いますが

戦後の家制度の廃止と核家族化でお墓も核家族化してきていますので、そのようにお考えになる方が増えていることは承知しておりますが、昔の家制度的な時代のお墓「一族墓」となっている地域もありますし、お寺にある古い代々からのお墓を見ても必ずしもお墓を引き継いだ方の家族だけが入っているわけではなく、いとこもはとこも一処というように、祖父の弟たち夫婦とか曾祖父の兄弟の家族などが一緒に同じお墓に入っていることはございます。
もっとも昔の家制度の時代では「その家の墓」ですから、次男夫婦も三男夫婦もその子らもその家の戸主(家長)となっている父親や長男の戸籍に入っていて「同じ家」ですので、お墓もその家の墓であったわけでおかしくないのです。(分家は自由にはできませんでしたので)
現代ではお墓の承継者が途絶えないように、弟、いとこ、甥っ子さんとか近い親族に承継者になってもらうべく手立てを行う方たちもいます。その結果、自分たち夫婦と弟夫婦が将来的に一緒のお墓に入るというケースは現代でもあります。
現代では、公営墓地や霊園などの規則で使用者名義人から見た一定範囲の親族しか納骨できないという制限はありますが(墓地の規則ごとに範囲は異なりますが兄弟夫婦や伯父叔母などは一般的にOKです)、ご相談の事例では、感情的な側面を抜きにして考えれば一緒に入ってもおかしくはないと思います。
お墓は入っている方の子孫や親族の方がいれば無くさずに誰かが承継していっていただきたいものだと思います。
合掌

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浄土真宗本願寺派 布教使 60歳 私はお寺に住んでいません。横浜市在住。...
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