学校に入ってからやりたいことが分からなくなってしまった。
大学に入って2年目です。授業を受けてきて段々と業界の闇や現実が見えてやりたいことがはっきりと言えなくなったり漠然とした不安に押し潰されそうになったりします。
それに加えて毎日仲良くない人達との実習と常に溜まるレポート、発表。
そんな日々を過ごしているといつしか朝が来なければいいのに、学校に行かなくても良くなればいいのに。学校へ行くまでの電車に飛び込んでしまえば何もかも楽になれるのに。そんな甘えのような考えまで出て来るようになってしまいました。
皆同じ境遇で頑張っているのに自分だけこんなに遅れてしまっている。なんでこんなことも出来ないんだろうと悲しくなります。どうしたらこんな煩悩が無くなるでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
楽しんで生きていこう
学校での勉強って人生のごくごく一部です。その道で生きていくなら別かもしれませんが、大体の人は学んできたことと違う道に進んでいるのではないでしょうか。
そんなに重く考える必要もないでしょう。楽しむことが一番ですよ。大学生活をエンジョイしつつやりたい仕事のための努力をしていったらいいと思います。
業界の闇というのがなんなのかわかりませんが、多かれ少なかれどの仕事にもあるのではないですか。大切なのはそういう部分に関わらないようにしつつ、自分の中の充実感のある楽しみの部分に意識を向けて生きていったらいいでしょう。明らかなブラック企業であったら勤めないほうがいいですが、そうでなければあなたが現場で変えていけるかもしれませんし、ご自分で仕事を立ち上げてもいいのではないですか。
また、恋愛なんかも生活に潤いを与えてくれると思います。人との出会いを大切にして、色々な人とお話する中で刺激を受けて生活していくのもいいですよ。
あまり自分を追い込まないで、肩の力を抜いて、楽しんで生きていきましょう^_^
今の想いから一旦離れる
拝読いたしました。
学校に入ってから、やりたいことが分からなくなったとのことですが、学校に行くまでは、やりたい事や夢があったのでしょう。
ただ学校で、現実を知り、闇に突き当たり、学べば学ぶほど、やりたいことが何なのか分からなくなってしまった。
これは、あなたがしっかりと勉強し、気づきを得たならばこその結果なのですが・・
勉強や学ぶ事って、自己を否定する作業だと私は思っています。
ですので新しい事を取り入れれば、苦痛が伴って当然です。
学校に行かなくていいようになればいいのに、と思っておられるのは楽しく学生生活を送れる自分が欲しいという煩悩。
皆と同じくなりたいというのも煩悩です。
悩めば悩むほど解決から遠ざかり、苦しみだけが増していく。
苦しみから逃れたいから、電車にだって飛び込んでいいと、そうなってしまいます。
悲しい事です。
あなたの安心できる場所ってどこですか?
冷たい線路の上ではないでしょう?
でも、学校も不安だし将来も不安だし。
安心できるところなんてないと思う。
そうお思いかも知れません。
本来のあなたは、何処へ行ってしまったのでしょう。
まわりくどいのでお答えしますが、あなたは何処にも行っていません。
やりたいことが分からない今も、やりたいことの現実がわからなかった過去も、すべてあなたです。
あなたは学び現実を知り、過去とは変わりましたが、全部それはあなたです。
せなさんは、常に変化している。
すなわち、本来のせなさんはどこにもありません。
だからこそ、あなたの安心できる場所を考えてほしいのです。
レポートや学校などに捉われず。
捉われること(煩悩)からいったん離れてみる。
それがあなたの今行う作業ではないでしょうか。
煩悩を100%消滅することは出来ずとも、一旦離れてみるのは、それよりも容易です。
現実に憤らず落胆せず、素直に自分に素直に。
そこから道が見えて来るかも知れないのですから。
悩むということは、大学生の特権であり、それも勉強です。
こんにちは。亀山純史と申します。
悩むということは、大学生の特権であり、それも勉強です。悩むことは、物事をしっかり考えている証拠。悩むことは、視野が広がっている証拠。しっかり考え、視野を広めていけば、今まで見えなかったことが見えてきます。
どのような業界においても、明と暗があるでしょう。すべてが明という業界はないはずです。そして、そのような業界の明暗に目を向けることは、決してマイナスなことではありません。また、レポートだって実習だって、手際よくやることが全てではないのです。私は普段は教員をしていますが、学生時代、なんでも手際よくやってきた先生は、勉強が出来ない生徒の気持ちを受け入れるのに時間がかかるものです。一方、自分も苦労した経験がある先生は、生徒の気持ちにスーッと入っていくことが出来るものです。ですから、今、苦労していることは、後になってから、必ずや生かされてくる経験です。
是非、残りの学生生活を有意義なものにしてほしいと思っています。
質問者からのお礼
邦元様
やらなければならないことに追われると余裕が無くなってついネガティブな方向へ行ってしまいます。きっとこの投稿をした時もそうだったのだろうと思います。少し落ち着いてきて今は客観視出来るようになり、友人との会話も授業にもきちんと向き合えるようになりました。業界の闇なんてない所の方が珍しいものですよね。大切なのはその闇に自分が惑わされないことなのだと知ることが出来ました。ありがとうございます。もっと楽観的に積極的に頑張っていきたいと思います。この度はご回答の方ありがとうございました。コメントとても励みになりました。
亀山純史様
今まで悩んだり手際が悪かったりする事が悪い事だと思っていました。くよくよといつまでも足踏みしていて、と自己嫌悪に陥ることも多々ありましたが亀山様のご回答を拝読して悩むことも成長において必要なことなのだと感じました。また、手際が悪いことに対しても負い目を感じていましたがそう言ってくださると決して悪いことではないんだと思うことができます。勿論、手際が良いことも素晴らしいことの一つですが私は私なりに丁寧にひとつずつ行っていきたいです。悩んで悩んで足掻いて生きていこうと思います。それが成長に繋がるのだったら沢山悩んでやる!とそんな覚悟でどっしりと構えていきます笑。この度はご回答ありがとうございました。素敵なご回答でした。
海老原 学善様
ずーんと心に響くようなご回答でした。今まではその事を大して知らなかったからこそ自分の理想論を押し付けていたように感じます。確かに勉強は過去の自分の理想論をひたすら否定するようでした。なんだか過去の自分までも否定している気がしてすごく辛かったです。自分で過去の自分を殺してしまったようで悲しかったです。こんなはずじゃなかった。過去の自分はこんなこと望んでいなかった、なんて現実と理想との狭間で板挟みになっていました。でもそれは私が何かを学べている証拠なんですね。そう思ったらこの苦痛も嫌いではなくなるような気がします。
私が安心出来るところは一週間考えても今は答えは出せませんでした。家も学校も誰かの目の前も線路の上もどこも正直なところ安心なんて出来ません。でも安心出来るところを作ることは今でも遅くないことだし可能なことだと感じました。
素直に、とても大切な感情ですよね。それなのに近頃は少し忘れていたのかもしれません。辛くないふりをしてずっと自分を騙しながら生きていました。素直に、大人になるにつれて素直に生きることは実は難しくなっていくのではないかなと感じます。素直に素直に、まずはこれが一番の目標です。
素敵なご回答ありがとうございました。
長文、乱文失礼致しました。どのご回答も心に響きました。すごく、すごく素敵なご回答でした。ありがとうございました。