悪いループ
私は昔からの癖で、自分が悪いことをしてしまった時に、他に楽しいことを考えると実際に悪いことが現実に起こってしまうって脳に刷り込まれています。
だから、悪い想像のループから抜け出すことはダメだって思ってしまいます。
仕事でミスした時も、後から大きいクレームになってしまうんじゃないか…
会社に、とんでもない迷惑をかけてしまうんじゃないか…
お客様に迷惑かけてしまったんじゃないか…
仕事辞めなきゃいけないんじゃないか…
ずっとそんなことを考えていると、苦しくて死にたくなります。
けど、やめれません。
やめたら、悪いことが現実に起こってしまうから。
けど、仕事でミスするたびに、びくびくして毎日生活することに疲れました。
けど、働かなきゃ生きていけません。
どうしたらいいでしょうか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
思い込みを捨ててみて下さい。
質問読ませていただきました!
人間というのは不思議なもので、とても鮮明に残った記憶が大きな部分を支配してしまいます。
たとえば、何度も時計を見るうちに、たまたま4時44分44秒だったとします。そんなことが3、4回ほどあると、「私が時計を見ると、何故かいつも4時44分44秒だ。」なんて思考になってしまいます。それ以外にも何百回、何千回、ひょっとしたら何万回も時計なんて見てるはずなのに、たった3、4回の印象的な出来事に押されて、そんな思考に陥ってしまうのです。
ちゃいむさんも、自分に起こった悪いことばかりが記憶に残ってしまっているのでしょう。
おそらく、ちゃいむさんは慎重な性格で、普段から色んな物事について「もし何か悪いことが起こったら・・・」と心配してしまうのではないでしょうか。そして、その通りになったら、「ほらやっぱり!!!」と記憶に刻み込んでしまうのでしょう。
しかし、それはただの思い込みです。普段気にもとめないだけで、悪い方向に考えていたのに実際は起こらなかった・・・なんてことは普通にあるはずです。ただ、それが当たり前すぎて記憶に残らない。
仏教では、自分の思い込みを捨てることが大切だと説きます。思い込みとは自分を中心に置くことです。しかし、世の中は自分を中心に回っていない、ただ在るように在るだけです。その流れの中に自分はただ在るだけなのです。
ですので、「私の悪い方向への思い込みをやめること」が、周りの色んなモノに作用して必然的にその悪い思考を現実にしてしまう!!なんてことはありません。
少し厳しい言い方をしますと、悪い方向への思考を変えるだけで、ただ在るように在るだけのこの世の中の流れを変えて、その悪い思考を現実にする力なんて、ちゃいむさんにも他の人にも備わっていないのです。
少し前に、テレビで芸能人の方が「私は雨男(女)です、って言う人を見ると、『あなたに天候を左右する能力が備わっているわけがない!!』と思ってしまう」と言っている方がいらっしゃいました。
なるほど、言い得て妙です。
思い込みを無事に捨てることが出来れば、必ず前向きに考えることが出来るでしょう。前向きな考えは前向きな結果を招きますし、後ろ向きな考えは後ろ向きな結果を生みます。
少しでも参考にしていただければありがたく思います。
質問者からのお礼
ありがとうございます!
参考にさせて頂きます!