夢中になって読んだ小説がまさかのバットエンドで胸が痛いです。
私は中2の頃からインターネットで素人が書いた小説を読むのが好きです。
3日前、「人生でこんなに面白いストーリーは読んだことないわ、作者天才かよ!!」て思うくらい面白い小説を見つけて最終話まで夢中になって読みました。他のと比べて、大河ドラマかよ!ってくらい長編だったので、物凄く感情移入しましたし、好きなキャラクターもいました。たまにストレス展開もありましたが、10話に2回は「まじ作者天才かよ!」って悶えてました。(あ、言い忘れてましたが恋愛です)
その3日間は凄く幸せでした。冬休みだったので一日中ずっとスマホと向き合っていました笑。
ついに、最終話でした。お風呂に入る前に全話読みたかったのでだいぶ夜遅くになってしまいました。主人公の運命はどうなるんだろう……という八方ふさがりでした。作者はどんでん返しが凄い上手くて、伏線も巧妙だったので、きっと主人公は救われるに違いないと信じていました。そして主人公はいつも主人公のことを土壇場助けてくれるキャラクターに助けられるんです。(嫌な奴ですが、主人公の為に動くいい奴で、つい最近はじめて感情を露わにしてそれはもう悶えに悶えました。ちなみに推しキャラでs(以下略))
でも主人公はその救いの手を払って、推しキャラを眠らせてしまい……。
主人公はもともと生まれながらにして生贄になる運命だったんですよね。そのまま主人公は大切な人たちを守るために生贄になるんです。せめてそこに推しキャラがいたらまだ良かったんですけど眠らせたまま主人公は生贄になっちゃったんです。
え?どんでん返しないの?うそでしょ?
まさかのバットエンドに頭が真っ白になり、昨日の夜は頭痛ど不安が止まりませんでした。
主人公を愛している人は沢山いましたし、主人公が生贄になったあと、周りの人たちがどうなってしまうのかが不安でした。でもエピローグも後日談もないんです。最後に更新されたのは確か4年前でした。
こうやって書いている今は平気なんですけど、テレビから流れる言葉や目に入る文字で小説の内容をいちいち思い起こしてしまったり、午前中はずっと泣いてて本当に疲れました。
自分でも馬鹿だなと思うんですけど、胃痛と頭痛がするし、食欲が全然ないです。親にも「架空の話なんだから」と相手にしてもらえません。
どうやったらこの心の痛みを直すことはできるでしょうか……。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
物語は終わらない
主人公は本心では、いったい誰を救いたかったのでしょうか。主人公にとって大切な人達…複数形?本当に???推しキャラの思いを知り、でも推しキャラに止めさせるわけにはいかない。誰のために?運命だった?運命とは、神の意思。神の未来設計図。神の敷いたレール。では神は誰のためにそんな運命にしたの?
そもそも世界は1つなの?並行した世界の話かもしれない。神はどの世界を救いたかったの?主人公を愛した人たちの将来を払ってまで救いたかったものは何?
あるところに1匹の兎がいました。ある日、兎は飢えた乞食と出逢うと、仲間の猿、キツネ、カワウソと食べ物を探してあげることにしました。カワウソは魚を、キツネは肉を、猿は木から果物を取ってきました。しかしウサギが取ってきた食べ物は…草でした。
ウサギは人間が草を食べないということを知ると、乞食にお願いして薪を集め、火を付けてもらいます。そして、ウサギは火に飛び込みました。その肉を食べさせてあげるために。
ウサギの行いは天の神々の琴線にふれました。ウサギの行いは完璧なものではないだろう。でも、なんと優しいのだろうか。その思いを無駄にしたくない。
ウサギは未来世で、お釈迦さまとして生まれました。
お釈迦さまは修行して悟りを開くと、世界中の人びとの救いを願って旅をし、教えを遺しました。
ウサギの自己犠牲が1人の聖人を生み、1人の聖人の願いと教えが今もなお、人びとによって語り継がれます。そしてあなたは此処に現れた。それと同じ。そう………
主人公が救いたかった人………主人公が救う運命だった人………それは、お前だあああぁぁぁーーーーーー!!!
彼によって救われたこの世界、その身心、一所懸命に生きねばなりませんよ。
※ウサギの話は多少デフォルメしてます
おはようございます。
どのような作品をお読みになったのかわかりませんが、私にも似たような経験がよくあります。最近だと遠藤周作の「深い河」かな。
さて私には漢詩(禅宗では「詩偈」という)を作る趣味がありますが、詩偈の作成では「結句」(一番最後の行)から作れ、と教えられます。自分の一番言いたい事を、一番最初に考え、最後のそれも最後の三文字に込めなさい、というのです。
小説などの文学作品も、それとほぼ同じ行程を経て作られていると思います。
つまり、作者が読者すなわちあなたに一番伝えたかった事は、あなたが「バッドエンド」と感じたその結末そのものだったということです。そこをわかってもらうために、作者は、苦労して読み心地の良い文章、巧みに仕込まれた伏線を使いながらあなたをそこまで導いた訳です。そうでなければ作者が作品を書いた意味がありません。
ですから、「なんだよ、バッドエンドかよひどいな」と思ってしまうかもしれませんが、そこで終わらず、もう少し掘り下げ、なぜ作者はこの結末にしたのか、何をあなたに伝えようとしたのか、深く考えてみる事だと思います。
そういうのが読書の楽しみなんじゃないのかなぁ。
昔「機動戦士Zガンダム」というアニメがありました。結末はバッドエンドに近いものでした。子供ながらに「これが現実ってやつか」(←いや現実じゃないけど)、と思いました。
それから20年後に「新訳、機動戦士Zガンダム」が作られました。それは前回と違ってハッピーエンドに近いものでした。
最初からこうすれば良かったのに〜、と思いましたが、当時の監督にはそれが精一杯だったのだと今では思うのです。
あなたの好きだった小説も、いつか新訳として違った結末を迎える時が来るといいですね。
いっそ、ご自分で作っちゃいますか?
質問者からのお礼
思ったよりも早くて思ったよりもめちゃくちゃ真剣に答えてくださってめっちゃびっくりしました!!思わず「すげー!!!」って叫んじゃいました笑笑。ありがとうございますm(_ _)m!
なんか昔手塚治虫のブッタって漫画にそんなシーン載ってました……素敵なうさぎちゃんや……泣。あ、ややデフォルメされてるんですね笑。
そうですね、そう考えると私は主人公が守ってくれた世界を大切に生きようと思います٩( 'ω' )و!!!
最期らへんは弱虫だったはずの主人公の思考がもはや悟りきって、色んな目にあっても最終的に敵ですら愛し許してしまう聖人の域の主人公の思考を推し量ることは難しいですが……。やはりこの場面を思い出すと胸が苦しいですが、いつも強くなりたいと言ってた主人公はきっと目的を果たせたと思います。あかん泣ける。
きっと神様は主人公の魂の成長の場を設けてくださったんでしょうね。これだけ大きな善行を積んだので、来世はきっと幸せになってるでしょうね……。幸せになってね……。
残された推しがほんと不憫で苦しくてならないので未来世で主人公と推しがくっついてフォーエバーハッピーでいてほしいなぁ……。いやくっつくとしか思えないっすね。DNAに刻まれたこの運命には逃れられないとしか思えまs(以下略)。
勝手に続編考えてたらなんか気が楽になりました。確かにそもそもどんでん返しが得意な作者が最後の最後でバットエンドなんて手抜きありえないですね。たぶん悶絶しすぎたらバットエンドの小説サイトがある平行世界に自分がぶっとんだのかもしれないし(←)、平行世界では推しが平和的解決で生け贄の忌まわしき因習を今代で終わらせているはずだと思いますね。そんで主人公が行きたかった海に家族皆で行ってちゃんと大学受験して大学行って推しに馬鹿にされながらも多分今まで以上に素敵な関係になってr(以下略)。
お坊さんだからもしかして「あまり架空のことに執着しちゃならんよ!」とか言われるかな……と思ってたんですけど、現実と妄想の境目が危うい(笑)自分に凄く心に染みる返答でした!もう頭痛も胃痛も感じません٩( 'ω' )و!
一生この苦しさから抜け出せず足繁く通っていた小説サイトに行く勇気すら湧かずもはや文字すら見ら気になれず人生の楽しみを失ってしまったどうしよう考えてたので……(今思うとちっと考え過ぎですね笑)
とても真剣に考えてくださってありがとうございました!!また利用したいと思います〜!