自分の欲望を抑えられない。
かなり重い話になります。
自分は妻子ある身なのですが、妻が知らない収入があり、それでギャンブルをしたり風俗に行ったりしてしまいます。
女性と二人きりで食事をしたり、自分の快楽のためなら同性と関係を持つこともありました。
家庭は自分がこうなる前からセックスレスでしたが、他には問題はありませんし、むしろ出来る妻だと思います。
子供達も真っ直ぐに成長してくれています。
自分の欲望を自分で抑えることができません。
中々他人には相談できない悩みなのですが、正直助けて欲しいです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
戒
「欲望に従うのは罪だ」とは仏教は言っていないんです。じゃあ何なんだよと言いますと、「欲望に従うのは愚かだ」というのがお釈迦さまの表現なんですね。どういうことか?簡単な話です。欲望に従ってたら意外と苦しかったでしょう?ということです。それは貴方が一番感じていらっしゃいますよね。
>心なきもの
不倫に狎(な)れ親しむ
四つのわざわい
生ずべし
災いと
心安からぬ眠りと
第三にそしりと
第四に地獄にゆくことなり
(『発句経』第三〇九偈)
なかなか自分で抑えるのは難しいものです。だからまたフラッと行きそうになったら、お坊さんがこう言っていたと思い出して下さい。「そんなことをしたら寝付きが悪くなるぞ!人にも悪く言われるし、バレたらエラいことになるし、ロクなことがねぇんだぞ!結局はやらない方が楽だってお釈迦さまが言ってるんだから、間違いなくやらない方が楽なんだぞ!バカなことは止めるんだ!やっちゃダメだやっちゃダメだやっちゃダメだ!」と。
渇き
お悩み拝見しました。
ご自分の欲望にとても素直でいらっしゃるようですね。
表では社会的に充分真っ当に生きていながら、裏では満たされない渇きを色々な方面で満たそうとしている、しかしそんな自分に嫌気がさしていらっしゃる、当然でしょう。
以前にも似たような事を書きましたが、欲望は中毒性があります。
喉が渇いている時に海水を飲むが如く、飲めば飲むほど渇いていきます。
まずはご自分が何に渇いているのか、それを本当に埋められるものは何なのかを自問してみてはどうでしょう?
喉が渇いている時は、海水ではなく真水を飲まなければ渇きは癒えません。
質問者からのお礼
回答ありがとうございます。
海水の例えは凄くわかりやすくてまさにその通りだと思いました。
心をうめられるもの、探してみます。
大慈様の仰る通り苦しかったです。
やらない方が楽、心に染みました。