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人生を肯定したい

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有り難し有り難し 10

小さい頃からの夢に敗れて、その時のパワハラでうつ病を得て4年。去年は1年の半分入院してました。魂の中核を抜かれたような、半分死んだような状態で生きています。

おまけに25年生きていて彼氏ひとつ作ったこともありません。当然結婚相手もいないし子供を作れない。親に申し訳ないです。それに仕事もしてないので親に甘えています。とても心苦しいです。
私だって結婚したいし彼氏が欲しい。けど今の私には無理です。

今まで何もしてこなかったし、何よりもこれが好きというものがありません。
そのくせ何かに秀でた人を見ると嫉妬に苛まれます。

醜く酷い人生です。惨めな命です。
しかしそれでも私はこの人生を肯定したい。
お坊さんは自らの人生を肯定していますか?それはどうやってしていますか?


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

否定も肯定もせず

つぐみ様

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

否定も肯定もせず、ご縁によるところであるとして、善き因縁(原因と条件)によりて、善き結果へと向けてできる限りに努めて参りたいものと考えております。

もちろん、仏教では悟りという結果へと向けて、仏道に精進するというものとなります。

「速やかに一切智性を得たいと望む賢い者たちは、そのために必要な因と条件を整えるために精進するべきである。」とカマラシーラ大師も修習次第にておっしゃられています。

人生も因縁によるところ、幸せの因縁を得ていけるように調えていかなければ幸せもやってこないのであります。

諦めてしまってはその因縁を調えることはできません。もちろん、無理や余計な頑張りは禁物ながら、まずどのような因縁が必要となるのかから、しっかりと見極めて、できることから一つ一つ精進して参りたいものとなります。

川口英俊 合掌

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有り難し
おきもち

Eishun Kawaguchi
最新の仏教論考はこちらでご覧頂くことができますが、公開、非公開は随時に判断...
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質問者からのお礼

ありがとうございました。否定も肯定もなく受け入れられるようになります。

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