hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

私がSNSから消えた理由

回答数回答 2
有り難し有り難し 44

時代の流れだったり、友達や知り合いとの兼ね合いだったりと、今を生きていれば、SNSが必要になるケースは多くて、無くてはならないものになっている人も少なくないだろう。

そういう私も、SNSを活発に利用している時期があった。

というか、やらなきゃならない気がしている時期があった。

でも、キャパをこえる人的情報量、抱え切れない人の数、嬉しいかな悲しいかな訳の分からぬ繋がり方、広がり方をする世界が、私には向かなかった…のか何なのか、ある日突然、アカウント、データの完全消去に踏み切ることとなった。

はや一年半ぐらい経つだろうか、特別、不自由さは感じていない。

むしろ、自由に感じる。

ただ、私がSNSから消えたのが、誰に何の説明もなくだったので、心配させてしまった人もいただろう、それは本当に申し訳ないと思う。

たくさんの「いいね!」をもらうことに幸せを感じる人や、フォロワーが増えることに喜びや生き甲斐を感じる人も少なくないだろう。

でも、私には、今自分の目の前にいる人たちと向き合うだけで精一杯というか、十分である。

これ以上、大事に出来ない。

価値観の違いかも知れない。私が、時代遅れなのかも知れない。

でも、そういう不器用な人がいることも事実で、自分らしさを失うより、SNSから消える、去ることを決意をしたことを小馬鹿にするようなことだけは、して欲しくない…かな。

私には昔、自殺するほどのイジメに苦しんできた経験がある。

昔と今では、イジメ方も違ったりしていて、特に今の時代だからこそのイジメ方、SNSを使ったイジメは、多分、想像を絶するものがあるのではないだろうか。

小さなことだが、私もたった1人だかブロックされたのに気付いた時は、結構、ショックだった。

何故か、孤独を感じた。仲間外れにされ、イジメられた過去を思い出した。

こんな些細なことに振り回されるぐらいなら、私にはSNSなど必要ない、そう思った。

皆に伝えてたいこと、とりわけ孤立を深めイジメを苦に自殺を考えている子どもたちに伝えたいことは、その世界が全てではないということ、生きていく世界は他にもあるということ。

気付くのは難しいかも知れない。

けど、大丈夫、あなたは決して1人ぼっちじゃない、必ず側に誰かいるから…。

お坊さまの中にも、SNSの世界に一喜一憂した経験のある方はいますか?


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

自分に都合良く利用するのが一番ね。

そうね。SNSで 比較して苦しくなる人もいるわね。経験するとわかるわよね〜。
私もやってますよ〜呟いていますけれど、それが心地いいのか、もぅ長いことやってます。それなりに繋がりも出来たり、広報発信も出来るから便利ね。ただ、人の投稿は見ないかなぁ〜あまり関心が無いから(^^;

使い方次第では、便利です。情報を得たりね◎
自分に都合良く利用するのが一番ね。
消えるのも自由イイね〜

{{count}}
有り難し
おきもち

はじめまして(*^^*) 中田みえです。 教善寺 住職として、母親として...
このお坊さんを応援する

ネット交流の世界は離れすぎくらいでちょうどいい

やっぱ距離感が大切ですね。
のめり込みすぎや、顔の突っ込みすぎは、自分も相手も最終的には息苦しくなります。
適度な距離感。ネット交流の世界は、これじゃあ離れすぎかなぁと感じるくらいの所がちょうどいいと思いますよ。

{{count}}
有り難し
おきもち

・曹洞宗/静岡県/50代 平成27年鳳林寺住職。平成28年hasunoh...
このお坊さんを応援する

質問者からのお礼

中田 三恵様、お返事ありがとうございます。

自分を見失うぐらいなら、止めた方がいい。

自分の身を守れる範囲で、SNSとうまく付き合えるなら尚いい。

心が萎縮していると、見える世界も狭くなりがち。

居心地が良いなら続けるといいことあるかも。

でも、居心地が悪いなら逃げる勇気を忘れないで。

「今」を避けて通ることは出来ないのだから、「今」と上手に付き合っていく道を見つけて生きていく。

皆が自由な生き方を尊重し合える世の中になるといいなぁ…と、しみじみ思う「今」の私でした。

光禪様、お久しぶりです。お返事ありがとうございます。

距離感=ゆとりが無いと、しんどくなる→続かない。

ゆっくりと心を込めてお手紙を書き、相手に届くのを待つ、そういうのが古いと言われてしまえば、すみませんという感じですけれども、ネット社会は何しろ速すぎる。

思い付きで書いて、一気に拡散させること等が出来てしまう、だからこそのトラブルもあるのに、スピード命、私の存在を認めて~命、誰か誰か、こっちを向いて~と必死になっているのではないかと、心配してしまいます。

ほどほどに。

結局、それが自分自身の身を守ることにも繋がるのかも知れませんね。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ