回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
「本当の話」は仏法を求めるあなたの中で出来上がる
こんばんは。亀山純史と申します。
「人は死んだらどうなるのか。」この問いに科学は答えを出していません。未来においても、科学が答えを出すことは不可能でしょう。なぜならば、死後の世界を実証することが出来る科学者はいないからです。つまり、死後の世界から生還出来る人は誰一人としていないからです。
それに対して、「人は死んだらどうなるか。」という問いに答えを用意しているのが、宗教です。キリスト教は神の存在を説き、天国と地獄を説きます。仏教では六道輪廻、そして極楽浄土への往生成仏を説きます。これら宗教の答えは科学とは異なります。それは「私たちがどう生きていったらいいのか」という問いに密接に関連しているからです。
私たちが近親者の死から立ち直っていくための術は、「これから私はどう生きていったらいいのか」というと問いに向き合っていくことなのです。そこに、あなたにとっての亡き人との「本当の話」が出来上がるのです。これは自分にとって都合のいい話をでっちあげることではありません。「どう生きていったらいいのか」という問いへの各宗教、宗派の教えに耳を傾けていくことであり、そこに見いだされる「自分はこれからどう生きていくべきか」という答えこそが、あなたにとっての「本当の話」になるのです。
以上が私からの回答です。今はいろいろな思いが心を駆け巡る時期だと思います。是非、このハスノハを利用していただければと思っています。
※「四十九日」について一言述べておくと、人は亡くなってから一週間おきに次にどの世界に生まれるのかという裁判が行われ、それが七週間行われるという考えによるものです。しかし、浄土真宗では、故人は臨終と同時に浄土に往生成仏すると説きますので、このような考えをしません。
質問者からのお礼
ありがとうございました