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心の持ち方

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有り難し有り難し 42

ご近所との事で悩んでいます。
我が家の斜め前に住んでいた家族が家を建てて1年余りで引っ越されました。
引っ越し理由が特定の近所との関係であったと後から聞いたのですが、その頃から同じ近所の主婦の方数名から我が家の庭先や家の前で悪口を言われる事が多くなりました。
(5年前妊娠中に家を建て引っ越して来たのですが)その頃私は出産後で引きこもりがちだった事もあり、挨拶程度でご近所とは特にまだ関わりもありませんでした。
しかし挨拶をしても顔を逸らされ始め、ベランダにいる時や水やりをしている時などに聞こえてくるのが、花なんて置くのは見栄だ、家の色や庭の形、外見や人格など、仕事を再開した時は働き方や保育園である事など、あらゆる事を指摘されとても落ち込みました。
何か言われるような、迷惑をかけているような理由があるのだろうかと数年考え、悩みました。
他にも、こちらでは書きづらいので書きませんが、暮らしにくいなと感じる事がちょこちょこあるのですが、その子供達がうちの子と同年齢なのと、ずっと住む事を考え一切のアクションをこちらからは起こしていません。
ですが本当に精神的に落ち込んだ事も多く、外に出る事はもちろん雨戸を開ける事も怖いと思うようになり、このままではいけない何とか改善したいと心のクリニックにも行きました。しかし当然ですが、環境が原因の場合は、薬を飲んでも解決には至らないと言われ今更ですが引っ越しを考えました。
しかしどこにでも色んな人がいるわけで、今後子供にもお金もかかる中で、それがベストな選択とも思えません。
特定の方々以外のご近所さんは、挨拶程度の関係にもかかわらず大変ねと声をかけて下さる方もいたり、涙が出るくらい救われる事もあります。
今は、姿を見ると動悸や頭の中がパニックになる時があり、パニックで自宅で車をぶつけて以来、その状態で子供を掻き分けて車の出し入れが怖く、今は早く家を出て、日が落ちてから帰ります。保育園送り迎え等は家族や母にお願いしてしまっている状態で、自分がすべき事なのにそれが最大の自己嫌悪になっています。
これまで沢山悩み、周囲は変えられずとも自分は人様に対しマイナスな感情を持たずに、ぶつけずに生きようとの思いに現在至りましたが、どうしても感情のやり場も無く、心の持ち方などアドバイスを頂きたく思います。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

お子さんはあなたの背中を見てますよ!

質問読ませていただきました。

ご近所付き合いは難しい場面が少なからずありますよね。
自分でご近所を選ぶ事なんて出来ませんし、我慢しなければならない部分もあるでしょう。
寺院という場所も良くも悪くも地域では目立ってしまいますし、色んなご近所トラブルに巻き込まれてしまうことも少なくありません。
白うさぎさんも色々な思いを抱きながら、後ろ向きにならずに何とか前を向いて進もうとされていらっしゃるのですね。心中お察しいたします。

さて世の中には、関係もないはずなのに何故か人の生活に干渉しようとしてきたり、根も葉もない噂話を広めたり、自分の気に入らない人を陥れようとする方がいらっしゃいますよね。
悲しいかな、「自分がそれをやられたらどんな気持ちになるか?」を考えられない心持ちに陥っておられるのでしょう。
その方達が生まれつきそういう心根の持ち主だとは思いません。これまでの経験や現状や環境が、その方をそういう場所に陥れてしまったのでしょう。知らず知らずのうちに怒りや憎しみや恨みや嫉妬といった心に支配され、それが言動にあらわれているのです。
そういった負の心から現れる言動は、必ず周りの人に色んな影響を与えます。そして、自分でも気づかないうちにいつの間にか周りから人が離れ、気づいたときには独りぼっちなんてことも珍しくありません。
そう考えると、その方々も自業自得とはいえ可哀想な方達です。

白うさぎさんは、そういった方々の負の心に染まらないようにしようと頑張られています。その生き方は見てる人はしっかり見ています。周りの声をかけてくれるご近所さん然り、ご両親やご主人しかり、そしてなによりお子さんがその背中を一番見て育っていきます。
だからといって、「みんなが見てるから完璧にやらなきゃ」と自分を追い込む必要はありません。自分が誰にも恥じることなく、負の心に染まることなく真っ直ぐと前を向いて生きる姿を見せていければそれでいいのです。昔からよく言われる「お天道様に恥じない生き方」を実践できればそれで十分なのです。その姿を見て、お子さんは真っ直ぐ優しい子に育っていってくれますよ!

何か少しでも参考にしてみて下さい。そして、ここでも書けないこともあるとのことでしたので、何かありましたらよければメールでご連絡下さいね。

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