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強迫性障害。特に不潔恐怖が酷いです。

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死者の、お見送りを、お手伝いなさる、お寺様方にお聞きしたいです。よろしくお願いいたします。

去年家族を二人亡くしました。とても辛かったです。
収骨をしている時の事です。フワッと、無数の灰が舞いました。

それを、見て何とも表現のしにくい気持ちになりました。
近い気持ちで言うと。恐い!嫌!心地の悪いがとても近いです。

家族の灰や遺骨なら、平気なのですが、火葬場は死者がお世話になる施設。
古い火葬場の為、たくさんの人たちがお世話になった所。

今日も私たち家族の前に、火葬があったかも?舞った灰をみて、収骨室の床に、
家族以外の、遺骨や、灰が、落ちているかも?
と、とたんに、恐怖を感じ。靴で踏んで、車の中へ、家の玄関へ、連れて帰ってしまう。そんなイメージが生まれ。

もう一年も過ぎようとしているのに、その恐怖から、抜けられません。
火葬が終わると、親族の肩に灰が乗っていました。私は怖くなり、上着をそっと脱ぎ揺すりました。

親族は、肩や靴の裏に、灰をつけたまま車へ乗り、それぞれの家へ帰って行きました。
それから怖くて、実家に上がれません。姉の家へもあがれません。

連れて帰った灰が、まだどこかにある気がするのです。家族のものなら気にならないのですが、知らない方だから、恐いのだと思います。
それから、お店へ寄りたくても、喪服の方を見かけると、そのお店を避けてしまいます。
喪服の人たちが、灰をそこに置き去りにして行くような。

お魚だって、お肉だって、グリルで焼いて、食べ終わったら、お魚の骨は捨てます。
触れます。床に落ちていても、テーブルに転がっていても抵抗なく拾えます。

人間!と言う同じ種類であるからの恐怖なのか?
灰が家にあるのはご遺体が、その場所に寝かされているのと何ら変わらない感覚に感じてしまうのです。

身動きがとりにくくなり、悩んでいます。
死者を送るお寺様方からの、お言葉て、受け止め方を変えるきっかけが、頂けるかもしれないと、相談いたしました。

私もいつか、お世話になる火葬場。そして灰となり骨となる身であること。
わかっていますが、不快感に近いものを感じ、嫌悪感を抱いてしまいます。

自分が嫌いです。死者の無念を想像してしまうから?私にも、よくわからないのです。
速度制限が来てしまい、お返事が遅れてしまう可能性もあります。すみません。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

畏敬の念

拝読させて頂きました。
私も以前は死者に対する強迫観念はありましたね。死者によって様々想像できないようなことをもたらされると感じることがありました。霊的な感覚もあったからかとは思います。

今はそれほどありません。

私達の身の回りにはよくよく見渡してみると人でも生き物でも死者ばかりです。今立っている場所どこの場所に行っても死体の上で生きています。
毎日頂いているもの食べているもの全てが巡り巡って死者から栄養として私達に与えられ続けています。
ですからそれは火葬場であろうが自宅であろうが公共の場であろうが自然豊かな場所であろうが、聖域であろうがどこでも平等に死者の上に今があるのです。

改めて見つめ直してみるとその死者の上で私達の生活が成り立っています。
そのことを見直して死者に対する敬意をもって生きることがとても大切かと思います。
畏敬の念とは恐れもありますし感謝の気持ちも含まれます。
改めて日々感謝のお気持ちをもって生活することで死者を身近に感じることができますし、ある意味親しみも湧いてきます。

そう思うといくばくか強迫観念は違ってくるのではないでしょうか。いかがでしょう。

じっくりと私達の身の回りを見つめ直してみて下さいね。

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有り難し
おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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質問者からのお礼

返信ありがとうございます。霊的な感覚で色々感じるもの、不思議な事をたくさん経験しており、そんなことも関係あるのかもしれません。

本当に回答ありがとうございます。
そうですね。地球上で、植物も、動物も、海の生物も、人間も、ずっとずっと大昔から、たくさんの命が生まれ  死に、生まれ  死に、をずっと、繰り返して地球は回り、命は、めぐってめぐっているんですよね。

私が亡くなった家族を大切に思うように、亡くなった誰かさんの事を、凄く大切に思っている人たちがいる。

誰かさんは、絶対に誰かさんの大切な人であるんですよね。
私の気持ちと変わらないはずなんですよね。

ありがとうございます。たくさん感じるものがありました。
本当にありがとうございます。

思いきって相談して本当によかったです。

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