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父親について

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有り難し有り難し 8

初めて質問させていただきます。

私は恵まれた環境で育ってきました。
何不自由なく育ててくれた両親にとても感謝しています。

学生時代に反抗期があり、反抗期というものは思春期が終われば自然とおさまるものと思っていましたが、恥ずかしながら結婚をして30代になったにも関わらず、まだ父親に対して腹が立ってしまいます。

私も結婚して家庭を持ったので自立して過ごしたいところなのですが、病気をしてから調子が悪くなったりした時などは実家を頼って帰宅することがあります。

父親は60代です。自分のことしか考えてない自己中心的な言動や、自分は悪くない相手が悪いんだという責任転嫁、なんでもかんでも母親(妻)にやってもらう依存心が目に付いて腹が立ってしまいます。

そんな私に母親は「こんないいお父さんはなかなかいない」「気に入らないなら帰りなさい」「これは親子の確執だ」と言います。私が言えば言うほど悪循環になってしまうだけです。

確かに父親はお酒も飲まない、ギャンブルもしない、女性関係もない、借金もしない、コツコツ働いて、物静かでいい父親なのかもしれません。

私は理想の父親像を持ちすぎなのでしょうか。
そういう性格の人だと一個人として付き合って流すところは流すべきなのでしょうか。
理解しあえる仲良し親子になる必要はないのでしょうか。

父親との付き合い方についてご教示いただければと思います。
長々とすみません。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

完璧な人間はいない

完璧な人間、完璧な父親はいませんからね。
お母さんのおっしゃるように、良いお父さんだと思います。
怒りの煩悩は誰にでもあります。
お父さんに対してむかつくのは、仕方ありません。
しかし、あはたには、お父さんに対して怒っていない時間、むかついていない時間はないのでしょうか?
感情は無常です。
怒っていないときに平和で、たまに怒って平和ではない、それが人生です。
動物は、天敵が来たら逃げ隠れしますが、天敵がいないときは昼寝しています。
一生天敵に遭わないなんて無理。
それと同じで、たまにむかつくことがあるのは仕方ないと思います。

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質問者からのお礼

子供じみた質問だったので、厳しいお言葉をいただくかもしれないと覚悟していましたが、丁寧でわかりやすく回答していただき有り難く思います。
モヤモヤしていていましたが、心が軽くなりました。
家族に限らず、過去現在未来の人間関係に当てはまることだと思いました。
お言葉を忘れずに過ごしていきたいと思います。ありがとうございました。

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