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癌闘病と夫の不倫

回答数回答 1
有り難し有り難し 13

夫が不倫で家を出ていったすぐあとに、
私の癌がみつかりました。

その後、夫から子供が心配だと
言われました。

怒りや苦しみ、悲しみを感じることを
手放していき、身近にある幸せを
感じながら日々を過ごしています。

起こった出来事に対して、
許せていけるほうが、自分にとっての
安らぎになると感じています。

周囲に、怒りがないのはおかしい。
もっとがんばれと説得されるの
ですが、感じることが苦痛なのです。
しかし、許せないと思う気持ち
防衛反応は手放し難く
苦痛になります。

許せないという気持ちを
どう手放していくとよいでしょうか。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

自分の所有物は何一つない

目の前にお菓子があるとします。
人間にとっては「私の」お菓子。
しかし、アリさんがそのお菓子をみつけたら、人間に遠慮なんかしないでお菓子を巣に運びます。
「私の夫」「私の身体」など、「私の」という概念は、人間が勝手に創作した観念なのです。

昨日の自分さえも記憶データにすぎない。
眠って起きたら新しい今日の私がダウンロードされただけ。
今の1秒間にどの程度の苦痛があるか、この1秒間を生きられるなら、次の1秒間もまた耐えられるかもしれない。
過去や未来に対する妄想残念ではなく、今の苦痛がどのレベルなのかを評価しましょう。
あなたの悩み苦しみが少しでも和らぎますように、お祈り申し上げます。

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