父の死について
私の父は3年半程前に自死しました。
長年病気をしながらもお酒、タバコがやめられず、アルコール依存や病気に苦しんだ結果、死を選んでしまったのだと思います。
まさか自分の父親をこんな形で亡くすとは思っておらず…
最後に病気で入院してた頃私は妊娠中。自宅安静だったこともあり一度もお見舞いにも行きませんでした。
退院した父親から報告の電話が来た際、「お父さんはもう頑張れないからな、お前は頑張れよ」と弱気になる父に「そんなこと言わず、孫の顔くらい見てってよ」とポンと言い返してしまいました。
そしたら、私の言葉通り孫の顔だけ見て半年、突然死んでしまいました。私の言葉が父を死なせたんだと言う思いが強く、眠る父を見る親族が「やっと楽そうな顔になった」と言う中、私にはどうしても苦しそうに見えて、父は何を思い、どんな気持ちで死んでいったんだろうと言う後悔のような気持ちでいっぱいです。
私はお酒を飲む父が嫌いで、酔っている父に娘を触らせたくなかった。だから父が娘を抱く写真は一枚しかありません。
こんな親不孝の娘、父はどんな想いで自ら死を選んでいったのでしょうか。
あの時の私の言葉の後悔、どうすれば楽になるのでしょうか。夜中に突然、なんで父は死んだのかな、私のせいかな…と考え、眠れなくなります。
そして、娘である自分もいつか同じ死に方をしてしまうんじゃないか、また母や兄弟たちが同じようにならないか、と恐怖でもあります。
自死した父は死後どうなるのでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
あなたのせいではありませんよ!
質問読ませていただきました。
お父様を望まぬ形で亡くされて、悲しむと共にとても後悔されておられるのですね。
心中お察しいたします。
さて、らんぷさんは「自分のせいで父は自殺した」と自分を責めておられるようですが、果たしてそうでしょうか?
質問を読ませていただく限りにおいては、退院した際の「お父さんはもう頑張れない」という電話で死を迎えるつもりだったように思われます。
しかし、らんぷさんの「孫の顔くらい見てって」という言葉で、少し生きる気力を取り戻したのではないでしょうか。「可愛い娘の頼みだ」「孫の顔を一目でいいから見れたら、心残り無く逝ける」そんな思いで、あとちょっと頑張ろうと思えたのでしょう。
そして、亡くなって眠っておられるお父様の顔を見たときの親族の方の感想、「やっと楽そうな顔になった」というのが、先入観なく第三者の目から見たお父様の顔だったのでしょう。
どうしてもらんぷさんは、「自分の言葉のせいで・・・」と思う気持ちが強く、先入観で見てしまったのだと思います。
しかし、全てを取り払った客観的な感想は「楽そうな顔」だったんですよ。
それらを総合して考えたとき、お父様はきっと満足して逝かれたのではないでしょうか。
らんぷさんから見ると、「もっともっと親孝行できた!!」と後悔する部分があるかもしれませんが、お父様から見れば「娘の生きて欲しいという気持ちもわかったし、孫の顔も見せてもらった。これでもう十分、ありがとう!」と思っていたからこそ、「楽そうな顔」で逝けたのでしょう。
もちろん、亡くなった方の心の真実を知る方法は今更ありません。
しかし、お話しを伺う限りにおいてはらんぷさんが全てを一人で背負い込み、苦しむ必要はないように思われます。お父様もきっとそんなことは望んでいないでしょう。
もしらんぷさんが「自分は親孝行なんて全然できなかった」と思われるのであれば、今からでも出来る親孝行があります。
それは、自分が「この人は信頼できる」と思えるご住職のお寺にお願いして、お父様の供養をお願いすることです。亡くなった親御さんに対しては、それが一番の親孝行となります。
何か少しでも参考にしていただき、少しでも自分を責める気持ちから抜け出してみて下さいね!
なお、お父さんの臨終の姿を見ておられるなら、周りの方はきっと違う生き方をされるでしょうから心配ありませんよ!
いつもあなたや皆さんを見守っていて下さいます
拝読させて頂きました。あなたの悲しみや後悔のお気持ちを読ませて頂きました。
お父様がお亡くなりになられたことは確かに悲しいことでしょう。あなたのお気持ちを心よりお察し申し上げます。
私もお父様が仏様のもとで心安らかになります様真心込めてご供養させて頂きます。
南無阿弥陀仏なむあみだぶつ
お父様がお亡くなりになられたのはあなたのせいではないと思います。お父様は病や苦しみと一生懸命に立ち向かいご自分の力を振り絞って生き抜かれたのではないでしょうか。
お父様が亡くなられたのはご病気が大きな原因かと思います。そしてご家族の皆さんと共にその人生を一生懸命に生き抜いていかれたのかと思います。
今はお父様は仏様のもとで一切の苦しみから解放されて心穏やかにおられるでしょう。親しい方々やご先祖様方と仲良く、共に笑顔であなたや生きるご家族の皆さんを優しく見守っていらしゃることでしょう。
既にお父様には何の憂いもありません、心穏やかに安らかにご成仏なさっておられるのです。
家族が亡くなることは辛いことです、ましてや親には何かしてあげたかった等々悔いが残るものです。その思いは尽きることはありません。そのお気持ちをそのままお父様に手を合わせてお伝えなさって下さい。
きっとお父様はあなたのそのお気持ちをそのまま受け止めて下さいます。そしてあなたに感謝なさると思いますよ。
お父様とのご縁や心の繋がりはこれからも深まっていくのです。
もしもあなたがその辛いお気持ちをお話なさりたいならば分かち合いの会に参加してみてくださいね。そこではあなたの思いをお話なさりそして多くの方々のお話も伺うことができます。思いを分かち合うことができます。
http://www.bouzsanga.org/share.html
http://www.inochinohi-kansai.com/wakachiai.html
https://hasunoha.jp/docs/kakekomilink
お父様はあなたやお孫さんをこれからもいつ如何なる時でも優しく見守り陰日向となってお導きなさって下さいます。
どうかこれからも合間合間にお子様やご家族の皆さんと真心込めてご供養なさって下さいね。
お父様はこれからいつもいつも笑顔であなたや皆さんを見守っていて下さいますからね。
質問者からのお礼
ご回答ありがとうございました。お二方のお言葉、読めば読むほど父からの言葉のように感じました。自分の気持ちが少し楽になったように思います。
どんな死に方をしても親が亡くなるということは後悔が残るものなのかもしれません。
もう少し楽な気持ちで父の死と向き合い、心からの気持ちで手を合わせたいと思います。
ありがとうございました。