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恨みを断ち切るにはどうしたらいいですか

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恨みを断ち切るにはどうしたらいいですか。

父には私が父に対して作った食べ物や私物を捨てられたりしました。兄は何かあるたびに皆の前で私の悪口を言っていました。母は世間体が大切で、例えば私が病気になった時も恥ずかしいと病院に行くことを許してくれず(こっそり一人で行っていました)兄のように周りに私の悪口ばかり言っていました。はっきりと「あんたは育て方を間違えた」と言われました。

そして、母も知っていた私の幼少期からの夢は大学生の時に兄と母の手によってもう叶わなくなりました。

そこから恨みが消えなくなりました。

当時も今も家族と争う勇気が足りなかった自分のせいだとわかっています。こうなった結果を人のせいにするなと。
人を恨んで生きるのは不必要なパワーがいることや、精神面でも悪い事はよくわかっています。でもいつまでたっても恨みと悲しみが消えないのです。大好きな友人やパートナーと楽しく幸せに過ごしている時や仕事中・通勤中でもいきなり過去がフラッシュバックして苦しくなり、幸せだった気持ちが一気にどん底に落ちます。夢のこともですが、芋ずるのように家族にされた今までの事も思い出してしまって涙が出てきます。

恨みを断ち切りたくていろんな本を読みました。
なかなか消えません。もう辛いです。
何かアドバイスをいただけないでしょうか。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

時々思い出すのは仕方ない

時々思い出してしまうのは、仕方ないと思います。
持病の発作が出た、というような感じで、受け入れるしかありません。
重要なのは、何度も何度も同じことをリプレイして思い返さないことです。
思い出してしまったときは、「記憶データだ」と心の中で確認して、それで終わりにしましょう。
あなたの人生はこれからです。
古い記憶がなくなることはないと思いますが、
新しい記憶をどんどん積み上げていきましょう。

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質問者からのお礼

素敵なアドバイスありがとうございました。
断ち切ることばかり考えていたので「受け入れる」という言葉が心にすとんときました。
事実は消えないので、受け入れて生きていくしかないですね。上手に共存できればと思います。人生はこれからという言葉、とても嬉しかったです。楽しい記憶をたくさん作っていきたいです。
お礼が遅くなりましたが、本当にありがとうございます。

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