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光を見て目指す過程で肉体と精神が離れるような経験をしました

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有り難し有り難し 21

私は美しいものや色彩水の流れなどが好きなので、それを背景に写真を撮ったりその絵を描いたりしながら世界を旅することを目標としている者です。

その為には自分も作品内に写るので、整った顔にしたくて整形代を貯めてきました。
ただ自己肯定感を大きく人生を豊かにする為、ギリギリですがワーキングホリデーを体験するのも良いのではないかと迷っています。

死別してからのこの5年間、彼と共に養生しながら動ける時に色々なことにチャレンジしてきました。

ですが美貌をキャンバスに綺麗な景色とともに残す旅をするのもワーキングホリデーも期限までの時間が残り僅か。
更に整形したいと決めてから何年足踏みしているのだと我慢の限界を迎え、
今月頭から1ヶ月程無理をして風俗とメンズエステと援助○○を掛け持ち中です。

結果来月頑張れば再来月には整形でき、旅の準備は整います。

しかし昨日ついにまた彼が亡くなった時くらい精神的におかしくなりました。
精神と肉体が離れ自分の魂だけどこかに浮遊して意識もなくなる感覚に襲われました。
友達がくれたLINEの文章をも読解するのが困難な程知能が低下し、自分が存在している気もしなくて...。
例えるなら本当に空気のような何か別の浮遊している物体になっている感覚でした。

過呼吸になり目が虚ろで感情もなくなり文字も読めず、色々と理解ができませんでした。
その前後は動悸、過呼吸、脳や手足のしびれがありました。

私は一体どうなってしまったのでしょうか。

この状態になっても自分を押し殺し資金を貯めたいと思うのは、
彼が亡くなっても自分の力で自分のやりたいことをやり美貌を保ち欲と好奇心と自尊心を満たしながら余生を過ごしたいという欲を満たす為でしょうか。
自分でもわかりません。

自分は禅定ができていないから智慧にまで影響が出ているのかなと感じます。
なので一旦無になる必要があると感じます。
けれど旅とワーキングホリデー両方を叶えたいので時間がなく、今無になることを許せません。

本当は彼と愛を大切に支え合いながら陽だまりのような日々を過ごして死ぬのが理想ですが、
覚悟を決めて今の自分の位置を確認し効率を選んだ結果精神がおかしくなりました。

彼はいつも側にいる。わかっています。
けれどどうすれば私の人生を私が納得して心穏やかに切り開いていけるのでしょうか。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

いったん立ち止まりましょうか

ご相談拝読しました。

体験された不思議な感覚は単純に考えて心身が疲弊しているからではないでしょうか?

ご自身でもお分かりの通り目的のための手段に無理がある様に思います。

そもそもの目的はその道以外に考えられないのか。手段は適切か。目的も手段も考えの上では成り立ったとしても現実の身と心に適っているのか。落ち着いて考えてみましょう。

>自己肯定感を大きく人生を豊かにする為

というのが気になります。何か非常に苦しく感じるのです。

自分には何か足りないと思っていて、その足りない何かを埋めるために刺激を…より強い刺激を…と、まるでのどの渇きを海水で潤そうとするような状態になってしまってはいないでしょうか。

禅定や智慧や無とおっしゃますが、それらの捉え方は本当に適切なものでしょうか。ご自身の思いの中で仏教知識を振り回しても迷いは晴れません。仏教は自分の思いを破るものだからです。

せっかくお金を貯めるために頑張ったのですから、精神的休養を兼ねて旅に出るのもいいのかもしれません。整形をやめるのなら風俗等の無理をしなくともワーキングホリデーには臨めるのではないでしょうか。
ワーキングホリデーも体力的に難しいのであればあきらめて、一旦心身ともに休養してから負担の大きくない職に就き、その休暇に旅に出るのでもいいでしょう。

「自分がこれをしなければ救われない、こういう自分にならなければ救われない」

という観念が破られない限りはのどの渇きは消えません。仏教本来の学びはあなたにその道を教えてくださるものと思います。

疲れたのなら立ち止まって、休養を経てから独学ではない学びをオススメします。

「やりたいこと」は「やらなければいけないこと」ではありません。あなたは頑張り屋さんですが、ちょっと頑張り過ぎましたね。

頑張るのが楽しくなく苦しいならば、その頑張りは見直してみるべきでしょう。

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有り難し
おきもち

はじめまして。北海道の片田舎の農村のお寺で住職をしております。 人生...
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いたわり養って下さい

拝読させて頂きました。

あなたがご自分の希望や目標を持たれて頑張っていらっしゃることを読ませて頂きました。それは良きことかとは思います。
とはいえかなり苦しいことのように感じます。頑張っていることがかえってあなたを追い込んで苦しめていることになっているように感じます。

できるならば見た目や美貌にとらわれずにありのままの自分で良いのではないでしょうか。

本当の美しさは見た目や美貌ではありません。張り子のようなものではありません。大切なのは中身です。
内面や本性の美しさです。

私は幼少期によく幽体離脱していました。今はあまりありませんけれども毎晩のように体から離れてあちこち様々なところに行きました。
その時には限りなく透明な綺麗な自分であったと思います。
あまり深く考えることでもありませんけれど、所詮肉体は一部分でしかありませんし、いずれは置いていくものです。ですからそればかりにとらわれてしまいますと本来の自分や理想とする自分や目標とする自分からどんどん離れてしまうように感じます。

あなたにとって本当に大事なことは何でしょうか?あなたが本当に目標とすることや目指していくことは何でしょうか?

自分を心身ともに無理をすることではなくて、いたわり養っていくことが大事なことではないでしょうか?

いかがでしょうか?ゆっくりと休んでみて見つめなおしてみて下さいね。

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有り難し
おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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「自分・人生に絶望しています」問答一覧

普通の家庭への羨望、前向きにがんばれない

あまり一般的とは言えない家庭で育ちました。 親は共働きですが父親が働いたお金をすべてギャンブルに注ぎ込むため、生活費や学費がなくなり子どもの私や姉が高校に入学すると同時にバイトを始め母と一緒に生活費を工面する生活でした。高校卒業時に全部自分で責任を背負うことを決め家を出て、大学に進学しました。そして海外の大学院に進学し今に至ります。 現在私は30歳になり、海外で自分がずっとやりたかった仕事ができています。 それは子どもの頃からの地獄のようなアルバイトの生活とこれからの奨学金の返済義務を犠牲にやっとこの場所に立てているのです。なのにただ何もかも用意された環境で育ち、困ったことがあればすぐに頼れる実家や家族がいて、お金の心配をする必要なく日々を前向きに過ごせている周りの友だちが羨ましくて仕方ありません。 その上「逆境こそがんばらなきゃ!貧困を努力で乗り越えた人たちはたくさんいるよ!」「もっと賢い方法でお金を稼ぎなよ」と子どもの頃から何不自由なく育った人たちに言われても、素直に受け取れません。 周りからがんばれと言われても、そもそも子どもの頃から全部自分で稼いできた人が存在すること、親に頼れない家庭が存在することを知らない人ばかりで実際私の立場は誰にもわかってもらえないことと、周りとのスタート地点の大きな差をただただ思い知らされて心が折れそうです。 「確かにあの時もっとかんばれたんじゃないか?あの時少し怠けていたんじゃないか?」など自分の技量不足や努力不足も疑い始めました。でもこれでも立ち止まらず、立ち止まれずに心と体をぐちゃぐちゃに壊しながらも今まで一生懸命やってきました。 これからももっともっと前向きにがんばってお金を稼がなければなりません。それなのに私は今も周りの生まれた環境を羨み、比較して、なぜ私は今までもこれからもこんなに苦しまなければならないのかと絶望してしまいこれ以上がんばれないままでいます。 周りとの生まれの違いを気にせずに、どうやったら前向きにがんばれるでしょうか?

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習い事を辞めるか悩んでます

10年以上同じ習い事をしています。 ですが4年前不登校になったことにより途中行けなくなり、ここ数年いやいや行ってはいますが毎回のように親ともめてしまいます。 行く日が不定期なので日にちが覚えられず、言われてもメモすることを忘れる事もありそれで"行きたくない""行きなさい"の口論を毎回してしまいます。 でも、なんだかんだ行きたくなく泣いても行ってました それはだいたい行かなかったら何千円払えよと言われてたからです。 そのような言葉が出るのは払ってもらってる以上当たり前ですし行かない・覚えられない私が悪いので仕方ないことなのですが、毎回このくだりをやっていると疲れてきちゃってほんとに体調悪くていけない時もあるのに行かされてどんどん完璧を求められてるんじゃないかと感じ始めちゃって、なんで完璧な人間じゃなきゃ続けちゃいけないの?なんで完璧な人間じゃなきゃ挑戦しちゃいけないの?と悲しくなっちゃって… 今日その習い事ホントに無理で休んじゃって… 家族も怒っちゃって謝っても話しかけないでも言われてしまって… もうこの感情どうしようもなくて、悪いのは私だけど話を聞いてもらえないし私の頑張ってる(行ってる時)は見てくれないと感じてしまっています… だからこんな数年完璧を求められて泣くなら辞めようかなって思っちゃって… でも、いやいや行ってると行ったのですが行くのが嫌なだけで習い事自体は好きで10年以上も同じ先生に習っていることもあり辞めにくく…一時な気持ちの悩みもあると思いますし、やっぱこんなに引きずるならパって辞めたほうが良いものなのですかね…親には申し訳ないんですけどこんな私でもやっぱ続けててもいいのですかね…

有り難し有り難し 2
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福祉施設で働いていましたが責任の重圧から辞めてしまい、今はまったく違うアルバイトをしていますが、要領が悪くバカにされているように感じます。 うわべだけはうまく行くのですが、深く人と関わることになると避けてしまいます。 以前の職場では雑談が苦手で人の顔色ばかり気にして自分の意見がないイエスマンでした。 福祉の相談員をしていたときも資格をいくつか取り自分なりに頑張ったのですが、仕事を一生懸命しても人とフランクに関わらず、ういてしまっていた気がします。 なのに相談員の仕事をしていたのは向いていなかったのかな、とも感じています。「ありがとう」と言われることはありましたが… その反面、私はできるはず、人に尊重されるはず、という身勝手な思いもあって自分にダメ出しをしてしまいます。 まず他の人のことを思いやれる人に幸運はやってくると思うのですが、自分の利ばかり考えてしまい、汚い人間だなとも思います。 この生きづらさは私の生育歴によるものだと思い、アダルトチルドレン のセミナーやカウンセリングも受け、変わりたいと切望しています。 後輩や孫がいるような年齢でそんなことを言っている自分が情けないです。 経済的な面からも次の仕事をきちんと探さなければならないのですが、今の自分ではどこに行ってもうまくいかないだろうと思い、不安でしかたありません。 年齢を重ねてしまった焦りもあるし、私の人生は失敗だった、と情けなく感じています。 家もわけあって叔父叔母などの親族といろいろあり心安らげません。 交際中の彼がおり、叱咤激励してくれますし、ありがたいとも思っています。けれども迷惑をかけそうですし、こんな自分では見合わないとも感じています。 わたしの生きている意味もわからず、いなくなってもいいかな…とさえ思います。 けれども生きなくてはいけない。 どうしたら明るくのびのびと人と関わり、仕事や人間関係がうまくいき、晴れやかに生きることができるのでしょうか。

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絶望から立ち直る術を知りたい

昨年10年以上付かず離れずお付き合いしていた方とお互い再婚同士で結婚しました。 子供も成人し、これから一緒に住む家を購入しようとした矢先、夫が突然行方不明になりました。お互いの夢を詰め込んだ家は住宅ローンが中途半端なまま連帯保証人の私に請求がきています。1人でローンを組み直すにも収入が足りず弁護士さんに売却の方向で話を進めて頂いている状態です。 行方不明のまま数ヶ月経っており、安否も分かりません。 結婚を熱望していた彼が何故いなくなったのか。いなくなってから分かったのは私にたくさんの嘘をついていた事。変わっている人だとは認識していましたが、個性だと思い納得するようにしていました。優しく良いところもあったからこそ長く続いていたと思いますが、10年近く自宅アパートに入れてもらえなかった事や、引越し予定だった自室には鍵を付けたいなど理解できない事も多く、最後にこのような多くの人を巻き込んだ裏切りをされ、再婚を心から喜んでくれていた両親を傷つけ、恨みや怒りというよりただただ困惑して心の整理がつかず鬱状態から抜け出せません。 自宅が思うように売却出来ない場合には自己破産することになります。これまで結婚後や老後の為に貯めていた貯金はほとんどなくなり、社会的信用も失います。年齢的にも若い訳ではないので、絶望感に苛まれており毎日何のために働いているのか、何のために生きているのか分かりません。 心配してくれる周りからは、好きな事や趣味で気晴ししたらとも言われますが、インテリアに関する事が趣味だった為、虚しくて苦しくなります。 老後1人で生きていくのが不安だったから決断した再婚が、自分を窮地に陥れる事になってしまった私の間違った判断力、スピリチュアルな事に傾倒してしまいそうなこころの弱さ、ただでさえ精神的に繊細でストレスを抱えやすい私が今後女1人で強く生きていく為に、どういった心待ちでいれば良いかお教えください。

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病む人は嫌がられ…私のこと?

 いつもお世話になっております。朝からネットで法話を聴いて いました。 「老いた人は邪魔にされ、病む人は嫌がられ。これが人生。 仏教の教えに通じる」 とお坊さんが言っていました。  老いることは止められない。病むこともどうしようもない。  私は発達障害があり、体にも影響が出てしまうので、ヘルプ マークを付けています。満員電車など、「座らせていただけませんか」 とお願いすることも多々あります。  私の主治医の先生や支援者さんは、 「差別的、排除的な考えを持つ人は、世の中でも一部だよ」 「障害、病気だからみんなから攻撃されるという考え方は、 とても損」 と言います。  私が尊敬するくられ先生も、 「人は、不健康な人を見ると恐怖を感じるように進化してきた」 と言っていました。  しかし、 「障害を負っている人たち。確かに、周りの人は違和感を抱く。 でも、勉強している人や知っている人は、理解してくれる」 と続けました。  くられ先生は、毒物学や生化学に詳しい科学ライターの先生です。  しかし、お坊さんはその法話で、 「檀家の90歳のおばあさんは、いつも笑顔で『おかげさま』『ありが とう』が口癖の人。そのため、町内でも人気」 と言っていました。  私も、席を譲ってくださった方には、飴玉を勧めるように しています。断られてしまいますが、お礼の気持ちです。  私は、周りの人を怖がらせている、不快にさせているの でしょうか?どうすれば、病んでいても老いていても、邪魔にされない 嫌がられない存在でいられるでしょうか?

有り難し有り難し 17
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温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ