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熱意や情熱だけじゃ生きていけないのかな。回答受付中

回答数回答 2
有り難し有り難し 5

変わらず、懲りずに、諦めずに
育成に関わり続けています。

もう自分のエゴで続けてるのかな。

自分の努力の方向性が間違ってるのかな。

他人にはわからない自分の守る大切なものがあるから、報われない努力を続けてるのかな。

人の成長に関わる事が自分の役割りだって勝手に思いこんでるのかな。

周からも人に時間を費やすのは無駄じゃないって言われたけど、そんな人達だって、誰かに育てられ、誰一人、一人で育った人はいないのに。
自立や独立、成功するとそれを忘れてしまうのかな。

自分の役割にこびりついて、誰かにバトンタッチした方がいいのかな。

少しでもいいから、自分が何か、誰かに必要とされてると実感が出来たなら、もう少し頑張れるのかな。

もう独りよがりなのかな。

誰かに上手く使われてるだけなのかな。

自分は才能のある人間だとはこれっぽっちも思ってもいない。そんな自分だから結果も必然なのかな。

挑戦しかしてないです。
だけと報われない。
情だけで世の中は生きていけない。
人生もそろそろ折り返し。
もう縋りつくのをやめて諦めようと
思うけど、怖くて怖くてそれが出来ない。
アクセルとブレーキを同時に踏みながら、しぶとく生きているだけ。

相談出来る人がいなくて、つらくなるといつもここにきてしまう。

視野を変えれば生き甲斐はたくさんあるし
目の前に幸せもたくさんある。

ずっと変わらない自分。

それが全ての原因なのかな。

秋だからなのかな。

この場がある事に感謝します。
ほんとうにありがとうございます。

2025年9月17日 20:30

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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

あなたは素晴らしい

変わらず、懲りずに、諦めずに、人の育成に関わり続けるあなたは素晴らしい。
自分の守る大切なものがあるあなたは素晴らしい。
人の成長に関わる事が自分の役割りであると認識しているあなたは素晴らしい。
挑戦しかしていないあなたは素晴らしい。
アクセルとブレーキを同時に踏みながら、しぶとく生きているあなたは素晴らしい。
ずっと変わらないあなたは素晴らしい。
自分を卑下する必要など、まったくないです。
成果はすぐに出ないかもしれない。
巣立った人たちからは表立って感謝されないかもしれない。
それでも、熱意と情熱を持って生き続けるあなたは誰よりも素晴らしい。
そんなあなたに釈尊の言葉を贈ります。
「独り歩み、怠ることのない聖者は、非難と賞賛とに心を動かさず、音声に驚かない獅子のように、網にとらえられない風のように、水に汚されない蓮のように、他人に導かれることなく、他人を導く人、──諸々の賢者は、かれを(聖者)であると知る。」

2025年9月17日 22:43
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有り難し
おきもち

社会人生活を長年送った後、曹洞宗の僧侶となりました。仏教の教えの一つ一つが、かつての私自身の場合がそうだったように、相談者の皆さんの生き辛さの解消につながるものと信じています。愛知県内にご住職のいないお寺がありましたら、ぜひご紹介ください。

それも縁の中にあってこそ

 こんばんは。ご相談拝読しました。
 ここまで「変わらず、懲りずに、諦めずに」人の成長に関わり続けてこられた。その姿には、孤独の中にあってもなお誠実さを失わない強さを感じます。
 まず、結果というものについて。「情熱があれば報われる」というのは美しい言葉ですが、実際には結果は因縁によるもので、あなたという「因」だけで決まるものではありません。環境や周囲の縁が整ってこそ花は咲きます。ですから、これまでの努力が無駄だったわけではないのです。お金のためだけではなく、誠意をもって人に関わってきたこと自体が、すでに尊い因なのです。
 ただ、「情熱があれば!」と信じる気持ちにも段階があります。若い頃はただ情熱を注ぐこと自体に意味がありますが、人生の折り返しに差しかかった今は、「今の自分に相応しい環境はどこか」を考える時期に来ているのではないでしょうか。アクセルとブレーキを同時に踏むような感覚は、その転換期のしるしとも読めます。
 では「手放す」ことはどうでしょうか。手放すとは、因を作ることをやめることではありません。むしろ「同じ因に執着し続けない」ことです。環境や縁を変えて、新しい因を作り続ける。諦めることと工夫することは違うのです。今までの経験と学びは、あなたのものです。
 具体的に言えば、「場を変える」のも一手です。必ずしも転職だけを意味しません。地域の活動や学びの場など、会社の外で人の成長に関わる場に一歩踏み出してみることも含まれます。新しい縁が加われば、あなたの因は違う花を咲かせます。結果を急ぐより、縁を広げることに重きを置いてみてください。
 あなたが「才能がない」と言い切るその言葉も、実は誠実さの裏返しでしょう。才能の有無よりも、しぶとく生きている今の姿こそ、他者にとって支えとなるはずです。この場にこうして書き残せること自体、あなたが人に関わる力の証です。
 秋は感傷を呼びやすい季節です。どうか軽やかに「秋のせい、かもな」と笑い流しながら、また次の因をつくり続けてください。

2025年9月17日 23:01
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有り難し
おきもち

一般大学(一般的でもないが…)から大正大学の史学コースへ。そののちお寺。坊さんに限らず、二足のわらじを履くことで、話に幅が出るはずだと考えて、はき続けています。子育てとか家族論とか考えつつ、でも仏教って個人のものだなぁと感じたりします。

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