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単なる「8050問題」ではない

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有り難し有り難し 11

こちらhasunohaには何度か書かせていただいた通り

私はここにいないことになっています

また両親は私=精神障害者という現実を受け入れられないまま隠し続けています

両親は団塊世代であり

私は団塊ジュニア世代

まさに今社会問題となっている「8050問題」に差し掛かりつつある状態です

では「8050問題」とは何なのか?

簡潔に言えば80の老いた年金生活の親と50の引きこもりの無職の子が同居し生活苦の中でさらに孤立を深めていくという社会問題

私と言えば精神疾患は長く患っているけれども

精神障害者認定を受けて障害者年金を受給し始めて只今3年目になります

そうせざるを得ないと思ったのはやはり年金生活を送る両親の負担軽減の為

私が今思っていることは

私は単なる「引きこもり」じゃない!ということ

障害者年金の中から税金や生活費を支払いながら病気と闘っている最中である!ということ

私は決して隠れているのではなく

引きこもりたくて引きこもっているのではなく

両親が私の存在を隠したがるから仕方なく息を潜めて生きているだけのこと

だから私は「引きこもり」じゃない!

「うちは深刻な8050問題に直面している!」という両親の考え方は筋違いというもの

自分たちが娘を「引きこもらせている」という事実を忘れてしまっているのではないか?と思うのです

「現実逃避」「障害者偏見」がたまたま「8050問題」とシンクロしてしまった状態が今の私の真の家族の問題ではないでしょうか?

中高年の引きこもりは確かに大きな社会問題となっていることでしょう

それは分かります

何とかしなければならない問題だと私も思います

でも私の家族の問題とは少し違うのではないでしょうか?

私は家族親族の冠婚葬祭に参加したこともありません

たった1人の兄の結婚式にも参列できませんでしたし

祖父母や親戚のお葬式にも参列できませんでした

精神障害者の私を近親者には会わせたくない

恥ずかしい

みっともない

世間体が保てない

自分たちは完璧で理想的な家族と思われたい

「8050問題」のニュースや新聞記事を視ながら嘆く親の姿を見ていると

何だか問題が摩り替えられているような気がしてしまうのですが…

それでも私は「8050問題」の「引きこもり」だと思われますか?


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

積極的につながり持って

拝読させて頂きました。
あなたはこの場所でも様々な思いを表明なさっておられます。そしてあなたにはしっかりと意志や主張があります。
ですから引きこもっていらっしゃるとは思いません。
報道や社会はどうしてもおおまかに一括りにしてしまう傾向にありますし、違いを同じようにまとめてしまいます。
ですからそれぞれの家庭やそれぞれの個人によってだいぶ状況も状態も違いがあると思います。
ですから受け取る側も周りの人もそれぞれに受け止めていくことが必要とも感じます。

私達は一人一人様々な思いもありますし、それぞれに問題を抱えて生きております。

そのことを周りの人達も地域も社会も共有していくことが大事です。

誰しも独りでは問題を解決していくことはできませんからね。

できればご両親様や近所の人達やご親戚の方方も含めてお互いの思いや状況を確認して共有なさりながら地域や社会や行政のサポートを積極的に受けて頂くことが大事だと思います。

年齢が80才でも人によってはだいぶ状況は違いますからね。

ですからあなた自身が様々な思いをこれからも情報発信なさってみても良いかと思います。

そして積極的に様々な方々とつながりを持っていって下さいね。

あなたが沢山の方々とつながりながらお互いを尊重して共有なさり助け合って生き抜いていかれますようにと心よりお祈りさせて頂きます。

再度拝読させて頂きました。あなたの声を様々なところや形で発信なさって下さいね。この場所であなたの声は私達に届いています。少なくともあなたは引きこもりではありませんし、孤独ではありませんからね。

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有り難し
おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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質問者からのお礼

Kousyo Kuuyo Azuma様、お返事ありがとうございます。

自分の世界の中で何か勉強等していたら気が紛れるのですが、その世界から離れると気が滅入ることばかり。

時々生きていることが面倒臭くなります。

単なる引きこもりではない、と親に言ってみたりもしますが、全く取り合う気配もなく、引きこもりだと思い込んでいます。

悲壮感たっぷりの両親の姿を見ていると、私が生き続けている限り、この親の苦悩は消えることはないのではないか?と思えてきます。

出口の無い迷路の中にいるようですが、出口は探さないと本当に無くなってしまいそうなので、諦めず探してみます。

ありがとうございました!

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