父に隠し子がいました
戸籍謄本を取り寄せたところ、父に隠し子がいると判明しました。15年前に認知したようです。これまで全く気が付きませんでした。
母もこの事を知らないような気がします。
でも今までの家族が壊れてしまいそうで誰にも確認することができません。
今思うと父はよく外泊をしていた記憶があります。他の女性の所にいて、さらに子供までつくっていたと思うと悔しいです。母が可哀想で悲しいです。相手の女性にも強い憎しみを感じます。
父にはもう会いたくないと思ってしまいます。
一方で、何不自由なく大切に育ててくれた感謝と、楽しい思い出もあるので、父を許して今まで通りに接してあげてもいいのではないかという気持ちもあります。
私の頭の中はぐちゃぐちゃになって情緒が不安定です。
相手の女性はどんな人なのか?今でも会っているのか?養育費は払っているのか?死ぬまで秘密にしておくつもりだったのか…?いつもこんなことを考えてしまいます。毎日とても辛いです。
私はどうするべきなのでしょうか。
父への恨みが消えない
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
人間は十一面観音のように接する人すべてに慈しみあれ
あなたにはお友達が沢山いて、色んな人とのかかわりの中であなたの態度はAさんとBさんとZさんといる時とでは態度が変わります。
あなたのお父さんもお母さんに会っている時と、あなたに会っている時と、職場で同僚に接している時、友達、後輩、先輩とでは態度が変わります。
人は沢山の顔があります。
お父さんが、その謎の人たち?と会っている時は、あなたの知っているお父さんとはちょっと違う顔で接していることでしょう。でも態度や接し方が人によって変わっていっても、葉っぱが沢山あっても幹は一つであるように、あなたにとってのおとうさんはドーンと🌳存在自体は変わらないのです。
「あなたとお父さんとの関係」は一つでしかないという事。
「あなたはあなたで愛されている」という事です。
あなたのお父さんへのイメージがかわってひっかいてやりたくても「お父さんとあなたの事実上の親子関係は変わらない」という事です。
お父さんは体が一つですので、体一つ時間のある中、お互いが時間を共有して存在できるところでお父さんなりに注げる愛情を注いできた。
愛情の多いと少ないとに関わらず、それがその人の関わり方。お父さんなりのあなたに接するあり方なのです。
あなたとしては自分のお父さんを半分持っていかれてしまったかのような悲しく、せつない気分かもしれません。それでもお父さんはあなたにとっては事実上のお父さんという関係は変わりません。
反対に、生みの親・育ての親が二人いるという人もいます。その場合は、自分が色濃くかかわってくれた人の方が「親になる」と言います。
共通しているのは「私にとっては誰が親」であるのか。私と親との関わりがあったことはあったわけだし、その事実は条件付けが変わっても、変わらないということです。
本当は、その子はお父さんとの関わりが少なかった分、お父さんが本当はもっと欲しかったことでありましょう。お父さんとお母さんとの接し方も一つ。
お母さんがその事実を知らないのでしたら、それはおかあさんとお父さんとの関係がビジョンが変わっていくという事。お母さんがそれを知っていて受け入れているのなら、それはそれ。
結婚とか親子という言葉をはずしてみると、人は関係している人間が沢山いるという事だけなのかもしれません。あなたはあなたで今日接する現実のあなたと血のつながりのあるお父さんと「いい関係」でありますように。
質問者からのお礼
お答えいただきありがとうございます。
おっしゃる通り私にとって父はひとりだけ。大好きだった分今はとても辛いですが、少し前向きに捉えられるようになりました。
父に会えるようになるにはまだ時間が掛かりそうですが、いつかまた前のような関係に戻りたいです。
相手の女性に対する憎しみはなかなか消えません。ですが父に対する感情の変化とともに、こちらも消えてくれればいいなと思います。